ハンドメイドバイシクル展2024
美山は雪が舞う寒い朝です。
皆様、お元気でしょうか?
今日は親方は日帰り東京出張で朝の6時前から出かけて行きました。お店は前野店長がいつも通り開けてくれています。京都市内は雪も無く天気も良さそうです。
年が明けてから、今年のハンドメイドバイシクル展に向けてスタッフそれぞれで集中する作業が続いていましたが、ようやくそれぞれ何とか形になり一瞬の静けさを味わっているところです。あとは今週末の本番を待つのみです。
2024のカタログもなんとかまとまりました。
新車の解説のほかに、アトリエ長自身の新車制作の記事、旅の記事では去年の与論島への旅をベースに「旅のプランの立て方」について親方が原稿を書いてます。ハンドメイドバイシクル展で配布しますね。店頭ではハンドメイドバイシクル展が終わってから、お休み明けの24日以降に無料でお渡しできます。
是非、次の自転車をグランボアでご検討いただく参考にしてください。
2024ハンドメイバイシクル展
開催期間:2024年1月20日(土)〜21日(日)
開催時間:20日(土)10:00~16:50/21日(日)9:30~16:30
会場:科学技術館 催物場(1~5号館)
入場無料
会場にはフルオーダーの見本車2台とセミオーダーの完成車を1台を持っていく予定です。
物販も可能ですので何かリクエストがあれば17日中にメールかお電話でお知らせください。
可能な限りお答えしたいと思います。
皆様のご来場心からお待ち申し上げます。
ハンドメイドバイシクル展 お礼
東京から京都に戻ってから、京都は思わぬ大雪です。
特に24日の夕方から降り出した雪は今まで経験したことないほどで、見る見るうちに降り積もり、お店の近所の路上でも何台も車が立ち往生する事態を引き起こしとても大変でした。
皆さまは大丈夫でしたか?
さて、ハンドメイドバイシクル展ではたくさんの方にグランボアの最新作の自転車たちをご覧いただけてとても有意義な週末となりました。会場まで足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました!
この展示会はコロナの最中もオンラインで開催したり、昨年は通常通り開催され、親方とアトリエ長が出展に出向いたりしていましたが、私にとっては3年ぶりの東京。久しぶりの懐かしい方々に直にお会いできてとても嬉しいひと時でした。たとえマスク越しであっても直接お会いしてお話しするのは本当に大切ですね。直接会うことによって、長いと感じていた3年という月日が気持ちの中ではグッと縮められる気がします。
運営される側も毎年大変なご苦労があったと思います。本当にご苦労様でした。そして、ありがとうございました。
昨年から物販も可となりましたのでいろいろ持っていきましたよ。
この写真は親方の先輩にあたるUさんが撮影してくださっもの。私の写真はこの一枚しか手元なかったので嬉しいです。ありがとうございました!
そして、今回は前野店長も接客担当です。
入り口から一番遠いブースでしたが、2日間とも間断なくお立ち寄りいただきました。
さて、今回の出展車両はこちらの3台。
いずれもオーナー様がいて、ご注文でお作りしたものになります。ですが、偶然にもすべての自転車が42B仕様で、グランボアの亀甲泥除け、GB650MLの仕様となりました。ハンドルもすべてランドナーバー。それでも3台ともとても個性的で、フルオーダーの醍醐味を感じていただけたのではないかなと思っています。
まずはこちら。
前野店長のオーダーで、アトリエ長が初めてフルオーダーフレームの製作に取り組んだ一台です。
前野店長の自転車ですのでもちろんブルべで使用することが大前提。
セミカスタムフレームのように各寸法が決まっているわけではありませんので、使用するパイプから吟味し、話し合いながら各寸法を決め、CADで設計し、完成車に仕上げなくてはなりません。
彼らのこれまでの経験と、小さな挑戦がミックスされた一台となりました。
こちらはアイズバイシクルが開業して間もないころからのお客様からのご注文です。メーカー車を含めると、もう、何台の自転車をお納めさせていただいたことやら。親方フレームの自転車もとても気に入っていただけてこれで2台目となります。それに、今回の出展に際し、わざわざ京都から東京まで応援に来てくださいました!
Aさん、ありがとうございました!
毎回、いろいろなコンセプトの下、自転車をお作りするわけですが、今回のコンセプトは「手持ちの部品で作る一台」。まさしく今の時代にピッタリ!?
以下は今回のカタログ用に親方が書いた一文です。
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現代のロードバイク・マウンテンバイクは、すべてがパーツメーカーによって企画構成され、素晴らしい性能を発揮するように作られた「コンポーネント」によって組み上げられています。しかし反面、それらはそのコンポーネントという縛られたパーツ構成の中でしか使用する事ができなくなってしまっています。かつての自転車部品はそれぞれが独立していて、たとえメーカーが異なっていたとしても、組み合わせて楽しむ事ができました。ところが今は、一つの部品が壊れた場合、同じもので補修するしかなく、そのパーツが型式遅れになっていれば、すべてを入れ替えなければならないようになってしまいました。
もう今や、使い捨ての時代ではありません。SDGsが叫ばれている現代において、趣味として自転車を楽しむ私たちも時代に即した行動をとらなければなりません。もちろん地球環境を大切にするために、既に自転車を選択される方はたくさんおられます。だからこそ、もう一歩踏み込んだ考えの元、私たちサイクリストは永く自転車を楽しむための新しいフォーマットを求める事が必要なのだと思います。
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自転車に限らず、今の多くのものは「丈夫で長持ち」よりも、「定期的に買い替える」ことを暗に求められているように感じている方は少なくないと思います。半世紀以上も愛され続けてきたランドナーは、その計算された経済活動と流行の波に翻弄されながらも、淘汰される寸前のところでそれらとうまく折り合いをつけながら今も踏ん張っています。
今回お作りしたAさんの自転車は、そんな使い捨て時代に抗うひとつの道を示した一台だと思います。
そして、最後の一台はステンレスフレーム+クロモリメッキフォークで組み上げた、大変豪華でグランボアの新しいチャレンジに満ちたランドナーです。
620mmと大きなフレームにスラムの電動メカセット。ステンレス製のキャリア一式。
一見、先にご紹介したSDGsの自転車に反するかのように見えるかもしれませんが、鍍金をご所望するお客様に新しくご提案できるひとつになるかと考えています。研磨やメッキの作業工程で出る廃液が環境に悪いとされているのは周知の事実で、自転車部品がシルバーから黒に代わってしまいつつあるのも、生産国である台湾での規制が厳しくなり、研磨メッキ屋の多くが廃業に追い込まれてしまったことにあります。だからと言ってカーボンが環境にいいのかは大いに疑問が残るところではありますが、グランボアではステンレスという素材は今後の一つの選択肢になりうると考えています。
アトリエ長が製作したステンレスキャリア。パニアバッグ仕様です。
タイヤはこの春から発売予定のエキストラレジェプリュ(Extra Leger Plus)の試作品。
ブレーキの台座やフレームエンド、ワイヤーリードなどの小さなダボ、特徴的なシートステーの蓋のパーツまでも、クロモリとは異なりステンレス製です。
ここまでくると、このダイレクトマウントのツーピースタイプ”ONEbyESU”のチェーンホィールもピカピカに磨きたいところ。。。
はい、もちろん、すでにいったんばらして磨きに出しました。
そして、再度組み上げて、この自転車はアメリカのお客様へお届けの予定です。
いつも、素敵なオーダーに恵まれて有難いです。
ありがとうございます。
通販セール、新カタログ
こんにちは、前野です。
昨日開催したアイズバイシクル店頭クリスマスセールは寒い中たくさんの方にご来店いただきました。
愛宕山が初冠雪するような寒い朝でしたが、ご贔屓にしていただいている方からはじめましての方まで足をお運びいただき誠にありがとうございました。
本日12月19日(月)から25日(日)までグランボアのオンラインストアでクリスマスセールを開催します。掲載中の完成車から、タイヤ、サドル、バッグなど掲載中の商品全て割引の対象になります。
グランボアのタイヤを購入していただくと送料無料サービスはセール期間中も適用されます。今年一年頑張った愛車のタイヤをリフレッシュして新年を迎えませんか?
【通販セール】
12月19日(月)~12月25日(日)
オンラインストア掲載中の商品すべて表示価格から1割引きとします。
★ただし、ご予約品やお取り寄せ品、修理などの作業工賃は対象外です。
そして、グランボア2023カタログが店頭セール前日に刷り上がりました。部数は限られていますがアイズバイシクル店頭での配布及び、グランボアオンラインストアでお買い物いただいた方にお渡ししています。
冒頭は親方と専務の出水~天草ツーリングの紹介、今年開催したコンセントレーションおにゅう峠とタンデム学会の紹介、ブルべにJBT、オーダー作例の紹介など製品紹介以外にも充実した内容となっています。
遠方の方でカタログのみをご希望の場合は年明けに増刷して専用の申し込みページを用意します。そちらからお申込みいただけるようになりますのでもう少々お待ちください。
1月21、22日に東京の科学技術館で開催のハンドメイドバイシクル展の会場でも配布を行う予定です。
現在出展車両準備の為奔走しています。こちらもどうぞよろしくお願い致します。
ハンドメイドバイシクル展
日にち:2023年1月21日(土)~22日(日)
時間:21日10:00~16:50/22日9:30~16:30
会場:科学技術館 1階催物場(東京都千代田区北の丸公園2-1)
秋のイベント盛り沢山
今日は10月下旬から11月のイベントについて紹介します。
まずは10月30日の岐阜羽島サイクルフリーマーケット
【岐阜羽島サイクルフリーマーケット】
日時:10月30日(日)AM10:00〜16:00
※ 雨天中止(少雨決行)
場所:岐阜県羽島市福寿町千代田3-54 BLOCK47
概要:一般出店者ならびにショップ出店者によるフリーマーケット(+メーカー試乗会)
第一回目開催の新しいイベントです。中部地方にありそうでなかった自転車のフリーマーケット。
フリーマーケットではグランボアタイヤなどの販売の他、グランボアTypeERランドナーの試乗車を持っていく予定です。
会場ではグランボアのセミオーダーランドナーに試乗していただけます。またグランボアがジャパンバイクテクニーク参加の為に製作したステンレスフレームのスペシャルランドナーとebikeランドナーも展示します。
また、当日は同じBLOCK47のPOP UPスペース内で「第1回 私たちの自転車展」も開催しています。(こちらは2022年10月29日(土)・30日(日)の2日間開催)
サイクリストこだわりの自転車が展示されるようですので、こちらも楽しみですね。
フリーマーケット出店の為アイズバイスクルは臨時休業になります。ご注意ください。
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11月3日(木)文化の日は滋賀県と福井県の県境、おにゅう峠にみんなで集まりませんか?
今回開催するコンセントレーションはとても自由なイベントです。12~13時におにゅう峠集合。
そこまでのルートは参加される皆様の自由です。朽木の道の駅周辺を起点にして周回ルートを組むのもいいですし、湖西線の駅や小浜周辺の駅まで輪行して走り出すのもOK。
峠に着いたら他の参加者の方と道中の出来事や自転車について語り合いましょう。
峠には車じゃなくて自転車で来てください!
【コンセントレーションおにゅう峠】
日にち:11月3日(木)文化の日(アイズバイシクル臨時休業です)
集合時間:12時から13時くらい(13時集合写真撮影)
場所:おにゅう峠(滋賀、福井の県境)
参加申し込み、参加費:不要です
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同日に前野と走るおにゅう峠雲海サイクリング参加募集中です。
京都市内をコンセントレーションおにゅう峠当日の未明に出発して、おにゅう峠名物の雲海と紅葉のコラボレーションを見に行こうという企画です。おにゅう峠まで約50㎞を暗闇の中走ることになりますが、朝陽に照らされる色づいた山々と雲海の景色は格別です。
ルートと記載の注意事項等参照の上お申し込みください。コンセントレーションおにゅう峠は参加申し込み不要ですが、雲海サイクリングは少人数のグループで走るサイクリングなので人数把握の為事前に参加申し込みをお願いします。
前回紹介した300kmブルべのようなペースの速いサイクリングをする企画ではありませんが、コースの特性上ハードな道のりになります。その点ご理解いただいた上でご参加ください。普段から峠道を走られている方であれば楽しく走っていただけるはずです。ちなみに雲海が見れるかは天候次第ですのであしからず。
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11月はまだまだイベントがあります。
・シクロジャンブル:11月20日(日) 服部緑地公園
・タンデム学会:11月23日(水) 背割堤発着予定
こちらも詳細が決まり次第お知らせいたします!
上記イベントの関係で10月30日、11月3日、23日は臨時休業の予定です。
朝晩と昼間の寒暖差が大きくなってきました。風邪をひかないようにお過ごしください。
皆様にお会いできるのを楽しみにしています!
サイクルモードを終えて
先週末、東京のビッグサイトで開催されたサイクルモード、今回はグランボアのビンテージ部門の「ギャラリーグランボア」が出展させていただきました。ご来場いただいた方々、お手伝いいただいた方々、本当にありがとうございました。久しぶりの大きなイベントでワクワクドキドキでしたが、無事に終えることができてホッとしています。今年はこれからいろいろイベントが再開できそうですね!
さて、サイクルモードでは選りすぐりの10台を展示しましたが、そのうちの9台が京都のお店に戻ってきています。
なかなかお目にかかれない素晴らしいものばかりでご来場いただいてご覧いただけた方は楽しんでいただけたんではないでしょうか。アイズバイシクルでもここのところビンテージの自転車は違う場所で保管していましたので、こんなたくさん貴重な自転車が店内に並んでいるのは久しぶりです。
・1967年製ルネエルス/530mm/オールメッキ
・1977年製ルネエルス/525mm/エルスブルー
・1973年製デローザ/500mm
・1962年製プジョー/550mm
・クリスタルカラーのロッシン/530mm
・超軽量デモンターブルTOEI/530mm
・JUY543仕様のグランボア/540mm
・その他いろいろ
興味のある方はぜひ見に来てくださいネ。
それと、久しぶりにオンラインストアでの「おすすめコーナー」にも商品をピックアップしています。良い機会ですのでビンテージパーツをメインにセレクトしていますよ。おすすめコーナーは5%引きですので是非ご利用ください。