アイズの独り言>

開催まであと1週間を切りました!
どんなふうに展示する?ハイエース一台に収まるの!?とバタバタしながらも全員でサイクルモードに向けて準備に取り組んでいます。
この週末、アイズバイシクルは通常営業です。来週の土日はサイクルモードで親方不在。また、11月3日の祝日はアイズラリーでお店はお休みとなります。ですので、親方へのご相談ごとなどある方はぜひ”今日”お越しくださいね。

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今日はこちらの自転車の紹介です。

【Goeland Randonneur 650B 1962】
かつてパリ2区に工房を構えていたGoeland(ゴエラン)、今はもう、その工房もありません。
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アイズの工房へやってきたときはこんな状態でした。
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一見すると完成された自転車のように見えます。ですが、通常車体に入る工房のロゴが見当たりません。。普通でしたら一体どこの工房の自転車か判りません。

クランクとヘッドパーツには珍しいTAクリテリウムがついています。
1962年ごろ発売され、かつ発売期間の短かった当時最先端最高級の部品です。

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オリジナルと思われる個々のパーツ構成、工房の特徴を色濃く残すフレームの造り、完成車としてのまとめ方。

そういった細かな、だけど雄弁なその自転車本体から得られる情報から、親方はこの名前をなくした自転車がゴエランのものだと鑑定し、おおよその年式も特定します。今までにレストアして蓄積してきた知識や経験、資料がそれを可能にしているのです。

 

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これは、親方が見せてくれたゴエランのカタログです。

おそらくこの自転車の部品構成からこの自転車の製作年は1960年代初頭あたりで、その後再塗装され、リアキャリアも後から取付けたのでしょう、と話をしてもらいました。

 

こうして自分の手元に来るまでに、この自転車の持ち主がどんなふうに乗っていたのかを想像すると、ぐんと自転車の背景に奥行きが広がります。これがヴィンテージ自転車の楽しみのひとつなんですね。
さて、この自転車がどのようにレストアされたかというと、、、





当時の資料や、年式の合うオリジナル塗装を残した別のゴエランのフレームから手書きのダウンチューブのロゴマークを再現しました。
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後付けされていたリアキャリアもまた当時の資料を基にアイズの工房で一から製作。
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また、フロントバック用のバックサポーターはステム側金具のみがオリジナルのまま残っていました。ですので、欠品していたバック側金具ももちろんそれに合わせて再現しています。

 
あと、 この自転車は当時のままに戻すだけではなく、新しいオーナーの使い方に合わせて仕様変更したところもございます。

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新しいオーナーのコンセプトは「ヴィンテージパーツで作る長距離快走ランドナー」。

ゴエランでは標準仕様としてスティラップ付でマハックのブレーキが使われていましたが、直付け仕様にフレームを加工することで、実走指向の強い個性的な一台となっています。

 

そうそう。このゴエランというのはフランス語で「カモメ」という意味だそうです。自転車にも愛嬌のあるカモメが付いていますよ。ぜひ見にきてくださいね!

なっぱ (2021年退職)

当店の最も得意、かつお奨めできるブランドがフランスの「ルネ・エルス」です。すべてのランドナーのお手本といってよい名車中の名車。

 

【Rene HERSE Mixte CAMPING 1950’】

1950年代製造の婦人用キャンピング車をご用意しました。

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当店にやってきたときはかなり錆が出ている状態でしたが、塗装状態は良かったのでリペイントではなくタッチアップで補修することとしました。可能な限り当時の雰囲気をそのままに、貴重なオリジナルの手書きロゴや線引きを生かすレストアとしています。

 

 

 

変速機は1950年代にツーリング用に最も多く使用されたヘリコイド式ディレイラー「シクロランドナー」です。単純な構造ですが、実はセッティングはとても大変です。日本では重厚感のある650×42B仕様のランドナーの変速機というイメージですが、こうして700Cで使ってもスッキリします。

 

 

 

オリジナルのチェーンホィールの仕様はフロントシングルでしたが、本格的ご婦人用キャンピング車ということで当店にてフロントダブルに変更いたしました。そしてこの自転車に合うよう選んだ変速機はこれまた希少なシクロのリジド(ロッド式)です。

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ブレーキはエルスのオリジナルカンチ。リア用カンチアーチは出っ張りの少ないミキスト用のスモールタイプが使われています。

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リムは50年代のマビック・クリテリウムが使われておりましたが、再生不可能なほど変形しており交換しています。グランボアのビンテージ特別仕様リム「パピヨンビンテージ」で本格的ツーリングにもお使いいただけます。RH286_4

 

 

 

出来あがりの詳細はサイクルモードの会場でお確かめください。

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本日キムラのバッテリーライト再入荷いたしました。それと、IRIBEさんのボトルゲージも今なら両方ともありますよ。お待たせいたしました!(専務より)

親方

来週末に幕張メッセで開催される「CYCLE MODE International2016」の準備で大忙しのサイクルグランボア。これまで出展してきたツーリング車メインの内容とは違い、今回は新しい企画の「ヴィンテージコーナー」での出展になります。展示する内容、レイアウト、段取りなど決めなくてはならない事がまだまだたくさんあるのですが、ドキドキ、ワクワク、バタバタしながら進めていますよ。

グランボアが得意とするフランス、イタリアの名車を中心に、今のところ7台、すべて工房内でそれぞれに応じたレストアを施したものを持参する予定です。お客様にはそれらを通してヴィンテージ自転車だけでなく、グランボアのレストアもご覧いただければと思っています。そして、特に今回面白いのは、この「ヴィンテージコーナー」ではお客様はその場で展示品をお買上いただく事ができるんです。すごいですね。。。どれも一点物ばかりですので争奪戦にならなければいいのですが。。。

 

折角なので、アイズのブログを愛読してくださっている皆様には「予告」として今日からこのブログでできるだけ紹介していきますね。皆様にもワクワクドキドキが拡がりますように!あ、出展するまでに興味のある方はどうぞ直接ご連絡くださいませ。「欲しい!」と思ってくださる事が何より最高の評価ですから。

 

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【MARASTONI Promenade 1960’】

レストア前。

塗装の痛みはもちろん、各所に錆が見られ、使い込まれているパーツだけでなく、欠品しているパーツもありました。

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チェーンケースの蓋は紛失しており、ケースがあるのにチェーンが丸見えの状態。

それが、

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フレームとチェーンカバーは再鍍金後オリジナルカラーで再塗装して新車時の輝きをとり戻しました。更に各パーツ類はすべて分解し、再鍍金後組み直しています。ホィールは実用に耐えられるよう、新品のリム(NISI)とスポークを使用して組み替え、タイヤサイズは650Aでしたので、グランボアルナール32A に交換しました。入手時に欠品していたチェーンカバーの蓋は、親方が何度もイタリアとやり取りして入手した物で一番近いサイズのものをゴム製のスペーサを使用して固定することで再生しました。

 

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泥除けのステーが印象的な大変雰囲気の良い自転車に仕上がりました。このような自転車で街を散歩してみたいものです。

(大介店長より)

 

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こちらのマラストーニは毎年秋に開催されるポリージャポンのレストア部門で、今年の第一位を受賞いたしました!国内でもトップクラスのエンスーたちが集うポリーで最高の評価を頂いたマラストーニ、ぜひ見に来てくださいね。

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つちやはるみ

11月がすごい事になっています。。。

自分たちの企画イベントに加えて、今年は東京サイクルモード出展が決まりました!新しく加わった若いスタッフをフル動員してランドナーのアピールに力を入れていきますよ!

こちらに11月のイベントの一覧をご用意しましたので是非ご覧ください。

 

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まずは、走るイベント。

 

◎秋のアイズラリー
日時 11月3日(木・祝) 9時スタート
秋の丹波路、三春峠を含む50キロほどのコースです。輪行を取り入れて、少しいつもより遠出のコースを計画しました。

毎年恒例アイズラリー!馴染みのある方々と丸一日ツーリングを楽しむ日です。
今年のコースは「輪行ツーリング」です。コースの一部に輪行を含みますので、みなさま輪行用具をお持ちいただきご参加くださいね。

 

 

◎朝サイクリング
今回は宝ヶ池サイクルフェスタで試乗会となります。
グランボアのランドナーに興味のある方は以下のホームページにアクセスして、試乗申し込みしてください。
日時 11月13日(日) 9時 ~16時
場所 京都市北区宝ヶ池 自動車教習所
詳細 サイクルフェスタ ホームページ

お店集合でのサイクリングは11月はお休みです。
次回は12月の第二日曜日。朝、寒いなぁ、眠いなぁ、と言っている体がだんだん起きていくのはきっと気持ちいいはず。ぜひお楽しみに!

 

 

◎タンデムラリー
日時:11月23日(水・祝) 10時スタート 9時30分にはお集まりください。
コースは前回と同じです。季節を変えて概ね平坦な京都の里山を ゆっくり、寄り道しながら走ります。

6月に初めて開催して、とても楽しかったタンデムラリーです!
ふたり乗り自転車タンデムが揃って走る姿は圧巻。そしてとっても優雅です。タンデムをお持ちでない方も、ソロでご参加いただけます。ぜひ遊びにきてくださいね。

 

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去年のアイズラリーはちょうど紅葉の真っ只中でした。今年はどんな一日になるでしょうか。。

 

★いずれも参加をご希望の方は、事前にお申し込みください。

 

 

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そして、魅せるイベント。

◎ サイクルモード 幕張メッセ
久しぶりに関東でのサイクルモードです!
今回は、ツーリング車ではなく、ヴィンテージ車メインの展示です。アイズバイシクルの知識と技術の集大成、レストアを直にご覧いただければと思います。
同時にブースでは物販も行いますよ!お財布パンパンにしてご来場ください。

日時  11月4日(金)~6日(日)
場所 幕張メッセ 1~4ホール
詳細 サイクルモード ホームページ

つちやはるみ

まずは、土曜日。
今週末、サイクルグランボアは久しぶりに東京へ行きます!
 

【京王閣競輪場サイクルフリーマーケット】
日時:10月8日(土) 10~14時まで
場所:京王閣競輪場

なんと実際の競輪場でフリマが行われます。
今年の新商品、650AB用チューブL’aileや、40穴のリム、輪行ヘッド、じわじわと広まりつつあるルイゾンボベのウェアなどを持って行きますので、ぜひ会いにきてくださいね。
 
 
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そして、日曜日はこちらです。

【10月の朝サイクリング】
日時:10月9日(日) 9:00~12:00
集合場所:アイズバイシクル
持ち物:替えチューブ、パンク修理キット、工具、泥拭き用ウエス(いらないタオル)
★詳細はこちら
★参加をご希望の方は、前日までにご連絡ください。
 

10月の朝サイクリングはダート(未舗装路)を含むコースです。ダート部分はとても短いですが、自転車を押して歩いたり、倒木を乗り越えたりするような箇所があります。なので、自転車を降りても歩きやすい靴でお越しください。服装も、小石や小枝でケガをしないよう長袖・長ズボン・ニッカなどをおすすめします。
初めてダートを走りに来られる方にはちょっとびっくりするようなところへ入っていくかもしれません。初めてのダートだからちょっと不安、、でも行ってみたいなぁという方大歓迎です!この日は私なっぱも朝サイについて行く予定ですので、ゆっくりペースで楽しみましょう。
試走に行ってくれたチョコ君が撮ってきてくれた写真からは、しっとりとした朝の山の気配が感じられました。楽しみです。

 
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午後からはアイズバイシクルでメンテナンスのコツなどを学んでいただけたらと思います。どなたでもご自由にご参加ください。朝サイにご参加された方は、ダートを走ってドロドロになった愛車をきれいにして帰りましょう。ぜひ泥拭き用のいらないタオルを持って自由にご参加ください。

 
 
もちろん、アイズバイシクルはこの土日も通常営業していますので、メンテナンスのご相談やお買い物はいつもどおりしていただけますよ。
お待ちしてます!

なっぱ (2021年退職)

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