アイズの独り言>

7日目

 

朝からあいにくの雨。幸い宿は厚岸駅のすぐ前です。釧路まではJR花咲線で戻ることに。

宿で輪行の準備をして出発です。

パニアバッグに詰めた荷物は背中のザックに収納してます。

 

この専務お手製のパニアバッグはパラシュート生地で出来ていて、小さくたたんでフロントバッグのバックポケット位置に括り付けることができます。このパニアバッグはとっても軽量且つ丈夫です。

 

外は強い風と雨。駅員さんに許可をもらって駅の待合で輪行です。

 

輪行袋に詰めて列車を待つこと30分、1両編成のワンマンで釧路駅まで一っ飛です。

ルパン三世仕様の特別車両でした。モンキーパンチさんは浜中町の出身だそうです。

 

ということで今回の北海道ツーリングは終了しました。早めに釧路のホテルにチェックインして釧路市内を散歩しながら観光して、北海道最後の晩御飯に行った地元の回転ずしに感動しました。

 

 

輪行についてちょっと

 

今回の北海道は宿泊先での洗濯を考え3日分の着替えを持っての移動でした。9月末の北海道は京都と比べて10°程気温が低く、京都の10月末の感じで、とっても快適でした。ツーリングのための服装も1ヶ月ほどずらしたものを用意して行きましたが、パニアバッグの容量との兼ね合いで厳選のチョイスでした。

 

輪行袋とフロントバッグそれにパニアバッグと、空港ではカートがあるのでそう問題ではないですが、列車ではすべて持って駅の階段の上り降りをしなければなりません。そこに改札での切符出し入れがありますので手がもう一本ほしいところです。私はジル・ベルトゥーのパニアを太めのベルトで一つにまとめて運びました。右肩に輪行袋、左肩にフロントバッグで右手でパニアバッグを持ちました。

 

専務はパニアの荷物はザックに収納して輪行袋とフロントバッグを左右に持ちます。

 

自転車の分解・組み立てを行う場所も選びます。ふつうは駅の隅で、駅利用者の通行の邪魔にならない壁があるところです。

 

飛行機での輪行もいっしょなのですが・・

釧路空港には専用スペースが用意されています。飛行機での預け入れはタイヤの空気を抜く必要があるのでポンプが備えつけてありました。ただ備え付けのポンプはフレンチバルブには対応していませんでした。残念。

 

飛行場での預け入れの際も輪行袋の預け入れは保安検査を含めてちょつと手間がかかります。一般の預入れ荷物に比べるとかなり大きのでX線の検査機械をくぐらせるのはかなり難しいです。輪行袋をあけて中身を確認してもらうのが一番です。輪行に使う工具は輪行袋に一緒に入れておく必要があります。機内に持ち込むフロントバッグに入れておくと没収されてしまいます。チェンに差す油は預け入れ荷物でも持ち込めません。いろいろと時間がかかりますのでチェックインはかなり早めに済ませることをお勧めします。

着いた空港での輪行袋の受け取りも、預け入れ荷物が出てくるターンテーブルの近くになります。ターンテーブルが流れ出してほとんどの荷物が出終わったころに隅のドアが開いて係員の人が運んできてくれます。

以前のピーチではなかなか輪行袋をもって出かけるのは難しかったのですが、現在は料金もはっきりとして1台につき3500円/フライトで事前に予約できます。

今回は厚岸駅で輪行してからは京都まで輪行袋に入れたままでした。JR釧路駅からはタクシーでホテルへ移動して、そのままフロントに預けました。飛行場まではあらかじめバス会社へ問い合わせて輪行袋を空港バスに乗せられることを確認して、ホテルのすぐそばにある空港バス乗り場まで担いで移動しました。

 

自転車を楽しむ人が増え、輪行もドンドンやりやすくなっています。二人合わせて119歳と9か月です。歳相応ののんびり楽しめるツーリングでこれからもドンドン輪行していきます。さて次はどこに行きましょうかね。

 

Fin

 

親方

 

5日目の朝。春国岱を散歩

エゾシカの群れが朝食中です。

海辺にはオジロワシ。国後は見えません。

 

さて本日は太平洋側へ出て、西に向かって海沿いを走る予定です。

 

JR花咲線に沿って走る道道142号からJRの別当賀野駅の近くで

まっすぐ南に延びるダートへと入っていきます。

ダートの先にあるのはフレシマ湿原

海に向かって開けた広々とした湿地です。

 

ピストンで上り返して道道へと戻ります。

とにかく車が少ない。その分どの車もかなりのスピードで走っていきます。

道端をキツネが歩いています。

さすがに食事できるところが見当たらず、宿で用意していただいたおにぎりで昼食です。

まさにシーサイドラインです。

昆布を干していました。

ずっと先に霧多布の岬が見えてきました。

左のほうに霧多布大橋が確認できます。

宿について早速に散歩。霧多布湿原の琵琶瀬木道をちょっと歩きました。

カモの群れが飛んでゆきます。

 

本日のコース。

宿から最初の休憩地点の道の駅までGPSログを入れ忘れていました。

 

6日目

 

朝の海辺を散歩していると昆布漁の船が

 

 

シーサイドラインのつづきで道道123号線を行きます。

まずはパニアバッグを宿に預かっていただいて霧多布の岬まで

朝食の際に同宿の方からの情報で展望台の下の海岸にラッコがいるとのこと。

海を覗いてみると、

親子らしきラッコの姿が波間に浮かんでいます。

 

宿まで戻ってパニアをつけて走りだします。

霧多布の湿原が一望の琵琶瀬展望台

 

次に立ち寄った涙岬

 

太平洋を望む崖の上で2羽のオジロワシが飛んでいます。

 

お次の寄り道は原生花園あやめヶ原です。もちろんあやめは咲いていないのですが

ここにもエゾシカの親子がのんびりと食事をしています。

先端の展望台の手前に道産子が放牧されています。

展望台から東の海岸線を望む。

 

厚岸大橋を渡って厚岸到着です。

親方

4日目は早朝4時半起床で4時間のカヌーツアーです。塘路湖からスタートするこのツアーは4時間かけてゆっくりと釧路川を下ってゆきます。途中にはエゾシカもタンチョウもオジロワシも見られます。

 

9時半ごろにはツアーを終えて今度は自転車です。宿の車で自転車を運んでいただきました。

新釧路川左岸の堤防道で釧路市街地へ。きれいな舗装路です。

釧路駅で輪行して根室へ移動します。

花咲線のまっすぐな線路。

幸せの黄色いポストのある根室駅。

夕暮れの温根沼の漁港。海の向こうに知床のシルエット。

カヌーの終点から釧路駅まで15km、根室駅から春国岱のお宿まで12km、本日の走行距離は27kmでした。

 

親方

2021.10.20

多和平展望台

3日目も天気良く標茶町の多和平という展望の名所を目指すことになりました。「360°の地平線」をうたっています。距離はそこそこあるもの200mほどの上りを登りきれば最後は釧路川に沿って下るだけと考えました。

 

トウモロコシの収穫の終わった畑の一角にタンチョウがたくさん集まっています。

 

道中の木々に小鳥の群れが・・・

コゲラです。

 

北海道らしい川の流れ

 

トウモロコシ畑

 

またもや鶴の群れです。

 

ダートの農道をのぼっていきます。

 

牧場の丘の上から牛がこちらを見ています。

 

展望台が見えてきました。向こうに見えるは摩周の山々。

 

多和平展望台

 

多和平展望台から釧路湿原の遠望。周囲はひろびろとした牧場です。

 

雄阿寒岳もまじかに望めます。

 

展望台直下の牧場には羊が

 

多和平の下りで放牧から帰宅する牛の群れに遭遇

 

宿に到着したのはちょうど日が沈んだ頃でした。

 

ちょっと距離があります。

親方

しばらくぶりのツーリング。専務と行くのは3度目の北海道です。最初の富良野・美瑛はアップダウンの連続、2度目の津軽・江差では海岸線の強い向かい風でヘロヘロになっていました。そこで今度のプランは極力坂道を排し距離も短くして寄り道の多い、身体いたわりコースとしました。基本は釧路湿原の周回と根室・釧路間の海岸線を走ると決定です。

初日は関空からの便が午後1半頃に釧路空港につくので、空港近くに宿を決め10km程を走って足慣らしです。

ほぼ上りゼロです。

 

 

釧路阿寒自転車道路

 

 

二日目は釧路湿原の西側をゆっくりのんびりと行こうと云うことで、当初は29kmの里程で途中で寄り道三昧を決め込んでいましたが、昼食や寄り道の場所を考えていて湿原の中を走る道に気が付きました。グーグルマップで新釧路川右岸堤防と表示されたその道は釧路湿原大橋のたもとから温根内のビジターセンター入口まで11kmにわたってつづくダートです。湿原の中の完全にフラットな道で車は進入禁止です。宿のすぐ脇から釧路市内に通じる釧路阿寒自転車道路を使ってまずは新釧路川まで出ます。そこで昼食を済ませて、新釧路川の堤防沿いにまっすぐ北上すれば入口です。

 

後方に釧路市内が遠望できます。

正面には釧路湿原に向かって真っすぐなダートが伸びています。

 

しばらく行くと湿原の杭のテッペンに青い鳥。カワセミです。

鳥の撮影に嵌っている専務はベストショットを狙います。

彼女の撮った写真を見ると

小魚を咥えています。

 

しばらく進むと道が大きく曲がって雄阿寒岳・雌阿寒岳が左右に近づいてきます。

 

今度は大きな白い鳥が、、、タンチョウ鶴です。

こちらに気が付いて飛び立ちます。

 

人間を気にしていないキタキツネもいます。

 

今度はエゾシカの群れです。

堤防のなだらかな斜面でのんびりと食事してます。

ほとんど無視されています。

 

もうちょっとで温根内ビジターセンターですが、700×28Cだった私はここでパンク。

 

道中出くわしたのはカゴ付き自転車に乗って片手で携帯撮影していた人が一人だけでした。あとは野生の生き物だけです。

 

新釧路川右岸堤防はお薦めのダートです。

親方

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