アイズの独り言>

例の変則台風以来少し暑さが和らいでいる京都です。

今日からお盆休みの方も多いでしょうね。皆様どこに行かれるのでしょうか?

私たちは先日、昨年の12月に80歳を迎えた父と一緒に大台ケ原ツーリングに出かけてきましたよ。もちろん、麓から上り始めたわけではありません。伯母峰峠の駐車場まで車で上がり、そこから自転車で走り始めました。目指す大台ケ原ビジターセンター(1570m)まではおおよそ16km。勾配もところどころ10%を超えるところもありましたが、ずっと2車線で舗装路です。何より標高おおよそ1000mからスタートですので気温も比較的低く、ヒートアップすることなく楽しめました。大台ケ原から1695m日出ヶ岳山頂までは森の中をハイキング。週末ともなれば行列が出来るほど人気のスポットですが、盛夏の平日は人気も少なく、絶景を存分に楽しめました。

 

標高990m地点、伯母峰峠駐車場からスタート。

 

 

SRAM eTapを搭載したIRIBIグランボアのロードレーサーが愛車。年齢を重ねるにつれ少しづつ乗車ポジションが変わってきましたが急勾配も自転車から降りることなく走破しました。何といっても大台ケ原のヒルクライムレースに過去10回近く出場していますので私たちよりコースには馴染みがあります。

 

途中、きれいな声で鳴いていたのは「ホオジロ」。

 

 

大台ケ原山頂着。

観光バスもやってくる人気の観光地も平日は人気もまばらで食堂もお休み。カップヌードルやレトルトカレーなどでお腹を満たしました。

 

 

 

そして、日出ヶ岳まで森の中をハイキング。

ずっと木陰で気持ち良い。

 

 

 

そして、頂上付近の展望台では周りの山々の向こうに海が広がっています!

空が澄んでいれば富士山まで見えるんですって。。この日もとっても良いお天気でしたが、中部から東日本にかかる雨雲で富士山までは見えませんでした。中々条件が揃わないと難しいですね。でも、すばらしい景色でした。

 

 

 

そして、山頂付近にはゴジュウカラ。他にもヒガラにも出会えました。新米バードウォッチャーには嬉しい出会いでした。

 

つちやはるみ

毎日毎日信じられない暑い日が続きましたが、昨日今日は台風の影響か少しましな京都です。

皆様、お元気にお過ごしでしょうか。。

私たちは先日のお休みの日にこの暑さをなんとか凌ごうとツーリングに出かけてまいりました。

 

1962年に北陸トンネルが開通するとともに廃線となった北陸本線旧線、敦賀-今庄間です。

 

 

「杉津(すいづ)越え」は当時「日本一の鉄道難所」といわれていたそうで、大小さまざまなサイズの隧道が当時のまま国の有形文化財として残されています。

街灯も素敵。出口が見えていると少々暗くても大丈夫。

 

ですが、先が見えないとちょっと怖いのは私だけでしょうか。。。

親方は嬉々として行ってしまいます。

 

特にこちらのトンネルは中央あたりに冷気の溜りが白い靄となって見えてます。実際、中は冷蔵庫のようにヒンヤリ。。。

上からは水滴が絶えずポタポタ。

ヒャーーー。

不気味~~。。

暗いところ苦手な方には肝試しでもありますよ!

ホント、夏のツーリングにピッタリですね。

 

 

 

 

 

 

全ての隋道を走破した峠では上りと下りの汽車がそれぞれをやり過ごすための行き止まりの隋道も残されています。

更には少し先では北陸新幹線のトンネル工事も始まっていました。いよいよ次の時代が来ているのですね。

 

 

 

山間部では珍しい真直ぐな道が続いています。

1000ぶんの25の勾配は2.5パーセント。鉄道にとっては大変な勾配だったようですが、自転車にとっては程よい傾斜。ご機嫌に走れました。

 

 

 

 

***

今庄駅。

帰りは日本海沿いを帰るか、輪行するか決めてなかったのですが、シッカリ満足したので輪行して帰ることにしました。ですが、次の電車まで1時間半もあります。。。

 

 

駅前の北国街道は平日だからかひっそりしていましたが、唯一1軒開いていたお蕎麦屋さんでおろし蕎麦をいただきました。そのお蕎麦の美味しかったこと。普通なら食べる前の写真なのでしょうが、あえて食後の写真です。実物は是非現地で味わってくださいね。

まだ時間があったので親方が検索で見つけたカフェにもお邪魔してきました。なかなか斬新なメニューですがこちらもとても美味しかったです。

 

 

*

さあ、そろそろ時間も頃合です。

この後車をデポした敦賀まで戻り、今度は車で敦賀温泉リラポートで温泉に浸り、帰宅。

短いツーリングコースですが、リフレッシュできてかなり満足度の高いプランでしたよ。

おススメです。

 

つちやはるみ

あっという間に1週間たってしまいました。先日、臨時休業をいただき社員旅行で信州へ行ってきました。せっかくですのでルートをご紹介させていただきます!

***
早朝5時、夜明けとともに京都を出発。ハイエースで走ること6時間弱、前日入りしていた親方・はるみさんとの待ち合わせは、小布施IC近くの高山村という長野県北部の町。ここから1泊2日のツーリングが始まります。先のブログにもあったように野田店長の送別ツーリングでもありました。前日、スタッフたくみ君、チョコ君と3人で、急いで作った旅のしおり。
衣装、同じでした。

 

お昼11時を過ぎたころに走り始めました。長野県は涼しいと思っていたのに、暑い・・・そして走り始めて10分もたっていないのに、きつい勾配に気持ちが負けそうになります。だってまだ周りは畑、山道に入ってないんですよ。。
わたしは蛇行運転中。

 

湯沢林道に入ったところで、勾配がちょっと楽になりました。初日のコースは水場がないと聞いていたので、水場を発見してここぞとばかりに汲みました。

ちなみに水場は林道に入ってわりとすぐのところに2か所だけでした。トイレもありません。

 

舗装がなくなりました。ですがゴキゲンで走っていられそうなダートが続きます。

 

 

 

野田店長がタイヤの空気を抜いています。
タイヤがはねると走りにくいので、ダートを走るときは舗装路を走るときよりも多少空気圧を低めにしておくのだそうです。

 

 

閻魔橋まで走ってお昼ごはんを食べました。ここで林道の5分の2くらいでしょうか。
この橋から、きれいな渓谷が臨めましたよ!

 

 

橋から先の記憶は、ひたすらコレです。


押して、押して、押して、なんと4時間も、ひたすら歩きました。ところどころ乗ることができましたが、すぐに深い砂利にタイヤを取られてしまいます。

 

 

 

 

そして、いつのまにかタイヤサイドが。。。

パンクする前に発見できたのでタイヤブートで応急処置をしました。この日のタイヤはなんと全員エキストラレジェ。最新のエキュルイユがほとんどですが、今回のサイドカットはいつから使い始めたか不明の30Cだけでした。

 

 

そんなダートで、やぶ蚊にまとわりつかれたりもして・・・

めちゃバテているのがお分かりいただけますでしょうか。
誰も虫よけスプレーなど持ってきていませんでしたが、野田店長の常備薬の台湾製タイガーバームがよく効きました。耳の裏や首、足元にタイガーバームを塗ったあとは、噛まれずに済みました。夏の林道では、虫除け対策も必要ですね。1週間たってもここで噛まれた痕は赤いままで痒いです。

 

 

 

万座道路と合流したら、目指す峠までもうすぐ!

日暮れ、雨雲と追いつけ追い越せで、何度か霧雨にあいましたが、これはなかなか夏らしくて気持ちよかったです。

 

 

午後6時、地の果てみたいなところに着きました。


毛無峠という名前のとおり、なんにもないところです。この峠は「行き止まり」で有名だそうです。

 

 

 

毛無峠からは下り調子。どこからともなく硫黄臭が漂います。においはするのに、温泉街が見えてこないな、まだかなまだかなと思うころにようやく温泉街が現れました。午後7時に万座温泉へ到着。宿泊する宿に到着したとたん、雨がざっと降りました。
ラッキーでした。
 

***
2日目は9時スタート。夜ごはんも朝ごはんもバイキングを食べて満腹で出発。目指すは国道最高地点の渋峠です。
ジグザグ道を登ったあと、渋峠へ至る道の景色が最高でした!

 


 

 

 

白根山の噴火の影響でしょうか。噴煙が出ています。
すでに標高1800mの万座温泉からだと、渋峠までの登りはそんなにきつく感じませんでした。

 

 

日本国道最高地点。11時ごろに到着!

 

いったんぐっと下り、、、

 

また登ります。渋峠までの登りより、こっちの登りのほうがきついです。

 

 

 

休憩中。うん、やっぱりかわいい。。

葉っぱリングのことです。
はるみさんの自転車は、やっと製品化が出来た葉っぱリングを、なんとダブル仕様で!チョコの自転車のようにシングルで使用すると、もちろんスッキリまとまりますが、ダブル仕様にもできたらいいのにな~(欲しいな~)と考えていたところ、親方が出発前にはるみさんのER700にインストール!この葉っぱリング(そして、もう一つこの自転車のおもしろいところ)については、後日もう少し詳しくお伝えできるかと思いますのでお待ちくださいね!

 

さて、ふたつめの山田峠に到着したのはおなかが空いてくる時間帯。笠岳の山小屋は開いていませんでした。

またぐんぐん下ります。途中、眼下に見える山田牧場がとてもかわいかったです。

 

13時を過ぎたころ到着した山田牧場でお昼ご飯。こちらのお店で大盛りのタコライスをいただきました。店主の方にとても親切にしていただきました。とてもおいしかったです!

この先は、ぜんぜん写真がありません。下りは一瞬で、あっ!という間もなくゴール地点(=スタート地点)へ到着しました。
全行程はこちらです。

車は、事前にYOU游ランドにお願いして2日間留めさせていただきました。

 

あぁしんどかった!でもまた行きたいな。
毛無峠にて!
 

なっぱ

こんにちは、チョコです。6月2~3日に開催されたオダックス近畿主催のBRM602和歌山600km紀伊半島一周Reverseに参加してきました。

 

コースは海南市をスタートして紀ノ川沿いに東進して高見山を越えて伊勢に入り、紀伊半島の海岸線を時計回りに走って海南に戻るコースです。何故ブルべのタイトルに「リバース」と付いているのかというと、このコースはもともと泉佐野発着で反時計回りに紀伊半島を一周するブルべだったのです。それが今年はオリジナルと反対まわりに走るので紀伊半島一周リバースなのです。

さて、僕は600㎞を走るのが2年ぶり。昨年は600㎞のBRMには参加しておらず、唯一挑戦したSR600四国山脈は道路事情でDNF。今年に入ってからは200,300㎞のブルべは完走していますが4月の400㎞は約半分を走ったところで熱中症DNF。4月下旬の時点では600㎞を完走するのが難しい状態でした。4月の400㎞DNFの後、5月は自転車に乗る時間を増やしてとにかく身体を長時間、長距離のサイクリングに対応できるように走りました。5月下旬、ブルべまであと数日の時点で非常に調子がよく体調万全、当日の天気予報快晴、自転車良し、600㎞を走り切るにはこれ以上にないベストコンディションが整いました。「これでDNFしましたなんて言えない…」と自分にプレッシャーをかけながら今回のブルべに挑んだのでした。


スタート時刻は午前4:30なので海南には前日の夕方に到着。20時ごろ就寝し、2:30に起床。ブルベ前はなかなか眠れないこともあるのですが、今回はぐっすりと眠れました。
前日のうちに用意した朝食を済ませ、ブルベ中に不要な荷物をコインロッカーへ預けるために海南駅に立ち寄ってからスタート地点のマリーナシティ和歌山へ向かいます。

 


受付開始時刻の3:30を少し過ぎたくらいに到着したのですが既に40人近い参加者が集まっていました。ブルベカードを受け取り車検を済ませている間にも続々と反射ベストを羽織った参加者が集まり、最終的に出走者の合計は121人。スタート前のブリーフィングは粛々と行われる普段のブルベと異なり、イベントのような雰囲気がありました。


4:30にマリーナシティ和歌山をスタート。大きな登りがないので同じくらいのペースのライダーが自然と集まり集団になります。しかし、あくまでもこれは公道を走るブルベ。交通の妨げになるような大集団になるのは極力避けるようにします。PC1まで20kmほどの地点でガラス片を踏んで前輪がパンク。幸いにもパンクに気づいたのが交差点の信号待ちで、そばにコンビニがあったので駐車場の隅を借りてパンクを直します。このとき、まだ序盤で他の参加者がどんどん通り過ぎていくのを見て焦ってしまい、タイヤから取り外した穴の開いたチューブを予備チューブと入れ替えずにそのまま戻し、空気を入れて二度手間に… チューブ交換二回分の時間をかけてパンクから復帰し7:21、60.5km地点PC1ファミリーマート五條病院前に到着。走りながら食べられる羊羹とどら焼きを購入してすぐに出発します。


吉野に入ると林業関係の看板やトラックが増え、製材所の近くは木材のいい香りがしました。


高見山に近づくと勾配が増し、自然とそれまで一緒に走っていたグループがばらけていきます。200kmのブルベなら力任せに登り切っても問題ありませんが、ゴールはまだ500km先。脚にダメージを残さないことを最優先にして回すペダリングで自転車を進ませます。フロント43T、リア11S:11-42Tの構成は軽装で舗装路を走るには低すぎるギア比と思われるかもしれませんが、登りで重いギアを無理に踏んで脚を痛めることがないので長距離走で活きてきます。


くるくる回しながら登っているうちに本コース最高地点の高見トンネルに到着。予想以上に調子が良くトンネルまでの上りでもほとんど消耗しなかったので幸先良くスタートが切れた気がしました。調子が悪い時は120㎞前後で腰のあたりが痛くなったり、体をストレッチしたくなるのですが100㎞を超えてもまだまだフレッシュな状態でした。


高見トンネルを抜けるとダウンヒルです。トンネルから700m進んだ駐車場が通過チェックになっているので脚を止めて下って9:47、114.4km地点通過チェック1高見山に到着。ここでは通常のPCと異なり、スタッフの方に通過確認のスタンプをもらいます。ここでは和やかに談笑したりストレッチをしてリラックスしている方もいたのですがここは長居せずにすぐに出発しました。


高見山のダウンヒルをこなして11:42、163.5km地点PC2ファミリーマート勢和多気店を通過し、下り基調のまま伊勢へ。伊勢神宮近くで他の参加者が赤福の店舗でカキ氷を食べるために寄り道していたので僕もついつい腰を下ろしてしまいそうになりましたが、我慢して先へ進みます。気温が高い時間帯だったので無理にペースを維持することはせず13:30、200.0km地点PC3ローソン鳥羽一丁目店でカロリー補給をかねてアイスを食べました。


南伊勢町、紀北町のあたりは海岸線のアップダウンと美しいリアス式海岸の景色を楽しみながら走ります。ゆるい登りと港町の景色が交互にやってくるイメージでょうか。


17:05、273.9km地点PC4大紀町錦店でまたまたアイス補給。なんとこれ1個で380kcalあります。火照った体のクールダウンとカロリー補給が出来て一石二鳥。マイナスポイントは食べるのに時間がかかるところでしょうか。


尾鷲の市街地を抜けたところで日没を迎えました。尾鷲の市街地を抜けるとしばらくコンビニがない区間が続くのでPCに指定されていないコンビニに止まって一息ついて少し余分に補給食を買いました。


20:52、338.8㎞地点PC5勝三屋に到着。ここではスタッフの方に通過証明のサインをもらうだけではなく、事前に申請していた人は食事、風呂、仮眠、ドロップバッグ(預け荷物)のサービスを受けることが出来ます。自分は眠気に襲われる時間帯がもっと先なのでここでは仮眠はせず少しだけスタッフの方と談笑して出発しました。


PC5勝三屋出発前に夜間走行用の装備に切り替え。昼間は反射ベスト、半袖ジャージ、ビブショーツだったところにニッカーを追加することで夜の冷気に立ち向かえます。この後さらに反射ベストの下にレインジャケットを羽織って夜間装備の完成です。(スタッフのKKさん写真撮影ありがとうございました!


384.1㎞地点通過チェック2ローソン紀宝町飯盛店までもう少しというところで現れた世界遺産鬼が城。この看板の先の鬼が城トンネルが自転車通行禁止になっているので迂回のトンネルを通ります。迂回路の入り口を見過ごしていったん歩道で停止。


0時半ごろ新宮の中心地を過ぎたあたりで眠気のピークを迎えベンチで30分仮眠しました。コーヒーやカフェイン入り飲料で抗うよりも寝てしまったほうがすっきりと走れます。仮眠の効果は抜群ですっきりとした状態で走行を再開できました。眠気を感じずに走ることが出来たらいいのですが、僕の場合は深夜0~3時のどこかで眠気に襲われることが多いです。また、外気温が最も低くなる日の出前も適切なウェアを着ていないと寒さで眠くなることがあります。


2:54、通過チェック3ファミリーマート串本町桟橋店で補給後、通過チェックの樫野崎灯台へ向かいます。熊野から串本まで兼ね平坦だったので紀伊大島に渡ってからの登りは走り応えがありました。3回ほどアップダウンをこなして3:44通過チェック4樫野崎灯台に到着。フロントキャリアの左側に装備している着脱可能なバッテリーライトで自転車を照らして撮影しました。走行中はダイナモライトの灯りでほとんどまかなえるのですが、路面が悪い場合や停車時などにバッテリーライトがあると便利です。今回の場合はフロントライト2灯以上装備が義務づけられているので規定をクリアする意味もあります。

灯台に到着して写真を撮り終わるのとほぼ同時に後ろから一人参加者が到着しました。串本あたりから近くにもう一人走っていることがわかっていたのでPCや登りの途中で何度か会話が出来ました。自分は登りはかなりゆっくりと走っていたのでのぼりで追い抜かれてPCで追いつき、僕が先に出発してしばらくすると追いつかれるのを繰り返していました。走行中はほとんど一人ですがたまに他の参加者に会うと前へ進むモチベーションになります。


紀伊大島から串本に戻る途中で朝焼けを見ることが出来ました。夜間走行中は大紀町の辺りで見た海面を照らす月に感動したのですが、串本で見た朝焼けも思わず声が出るほど美しかったです。自然が見せてくれる景色はブルベ中の楽しみです。


6:24、494.8㎞地点PC6ローソン日置川町店に到着。串本からの42号線は海岸線の景色が美しく、小刻みなアップダウンが続きますが楽しく走れました。今まで走った600㎞ブルべでは2日目の朝は眠気と疲労で出涸らし状態でフラフラになっていることが多かったのですが、1日目のペース配分が上手くいったのか自転車に乗っているのが楽しくて仕方がないほど余力がありました。日が昇ってくると共に気温もぐんぐん上がり、夜間装備のレインジャケットとニッカーは6時ごろに脱いで軽装に。純粋に走ることに特化するならビブショーツとレーサージャージの組み合わせが体の動きを邪魔しないので一番楽です。今回使用したルイゾンボベのサンブリュー48ビブショーツはパッドに適度な厚みとコシがあり、革サドルと合わせると長時間のサイクリングも快適です。
食事はゆっくりとりたかったのですがこのあたりから完走タイムが気になり始め、走行中でも簡単に補給が出来るゼリーのみ補給を済ませ、停車時間を切り詰めました。


田辺市に入るとだんだん街の雰囲気も海南や和歌山のそれに近いものになってきて紀伊半島一周の終わりが近いことを感じます。


9:11、561.4㎞地点PC7ローソン紀伊内原駅前店で最後の補給食を購入し先を急ぎます。ここまで70㎞近く前日よりも高い負荷で走っているので突然脚が悲鳴を上げないか不安でしたが最後まで維持できそうです。最後の難関水越トンネルまで標高差200m近くを一気に上ります。勾配がきついので前日であれば軽いギアを回して登るところですが、ゴールが近いので少し重めのギアの割合を増やして登りきりました。PC6の時点では10:30ゴールを目標にしてペースを上げたのですが、信号が増えたことやGPSに表示されていた距離が実際と異なっていたのでこのあたりで当初のゴール目標にしていた10:30は過ぎ、11:00にゴールできるかどうかが自分の中で次の目標になりました。


醤油の湯浅、斜面のミカン畑がきれいな有田を通過して海南市に入ると国道を迂回して海岸線の道でゴールに近づいていきます。あまりにも景色がいいので思わずサドルから降りてパシャリ!ゴールタイムが気になりますが写真を撮らずにいられないのは根がツーリストだからでしょうか。


海沿いの道から国道に戻って小さな丘をトンネルで抜けてフィニッシュに指定された601.1㎞地点セブンイレブン海南下津町店に到着。レジ近くにある飲料を購入してレシートをゲット!500km地点で目論んだ29時間台ゴールはなりませんでしたが11:00フィニッシュで完走時間は30時間30分とキリの良い(? 数字になりました。ゴール後は気が抜けて足が重くなり、アイスを食べたりしてコンビニに少々長居。ここでブルベは終わったのですが、ゴールの受付まで13kmほど走らなければならないのです。なんてこった…


ゴール受付のマリーナシティ和歌山までのルートも主催者側が設定しているのでそれに従って走ります。ミカン畑の中を登り、海南の市街地が一望できる場所を通り交通量の多い国道を極力使わない気持ちの良いサイクリングルートでした。受付に到着してブルべカードと通過証明のレシート、通過チェック4で撮影した樫野崎灯台の写真を提出。レシートが全部揃っているか確認する時間はいつもドキドキします。無事に通過時刻の確認と通過証明の写真チェックが済み、晴れて600㎞完走認定です。写真はオダックス近畿オリジナルのピンバッジ。距離ごとに色が異なり集める楽しみがあります。ゴール受付で参加者を待っているスタッフの方は一様に眠たげな表情。何せ前日の深夜3時頃からスタッフ業務を行っているのですから無理もありません。走っている参加者より過酷だと思います… スタッフの皆さまお世話になりました。


600kmを共に走ったtypeER。新しいタイヤ650×38Bエキュルイユは240gと圧倒的な軽さです。登りだけでなく漕ぎ出し、加速が楽になるので信号の停車が多くなる市街地走行でも体力を温存してくれました。他のエキストラレジェタイヤと同じ非常にしなやかなケージングを使っているのでエアボリュームと相まって極上の乗り心地です。しなやかで太いタイヤは路面への食いつきがよく、安心して自転車を傾けられるので下りのコーナリングが楽しいですよ。
装備面での工夫としては携行しているボトル2本のうち1本は飲み物で満たし、もう1本は粉末飲料のスティックと塩飴を入れる容器として使っています。今回のコースは飲み水の補給が困難な場所がないことと、ダブルボトルで30℃近い気温の中を走ると2本目のボトルを飲み始めるころには中身が温まり味が変わってくることがあるので携行しているボトル1本のみを水で満たし、もう一本は補給食入れ兼予備ボトルとしました。また、当然ですが飲むことがないボトルの水を抜くだけで約700g軽くなります。補給が難しい山奥を走るコースは保険として2本とも水で満たしますが、今回のような海沿いで補給が容易な場合はボトル1本をこまめに給水し、常に新鮮な水を飲んでいた方がモチベーション高く走行を続けられます。疲れているときに口にした飲み物が腐っていたらそれだけで元気が無くなりますね…


イデアル90は昨年9月から使い始めて4000km程乗りましたが型崩れすることなく身体にフィットし、600kmを走り終えた後もお尻に痛みや股ズレが起きませんでした。サドルとの接点に痛みが出始めると速度の維持、最悪の場合は走行の継続が困難になることもあるので、540gという重量的なデメリットは無視できるほど気に入っています。

 

さて、次のブルべはBRM915米原600㎞、BRM1005中部1000㎞の出走を考えています。前回レポートした400㎞で認定をとれなかったのでSR獲得まであと一歩のところですが、次に走るブルべで今年度のSR獲得を決めたいところです。あと昨年DNFしたSR600四国山脈のリベンジもしたいところですね。今回の600㎞の感触なら1000㎞も安定して走れる気がしています。1000㎞は2回夜を超すのが大変そうですが今回と同様に体力を温存する走りが出来れば決して難しいことではないと考えています。SR600四国山脈は昨年コースの前半部分を走った感じでは登りで失ったタイムを下りで取り返すのが難しい道が多く含まれているので1000㎞以上に計画的に粘り強く走る必要がありそうです。

記事冒頭のルートラボは走行データの間引きを行っているのでより詳細な走行ログはSTRAVAからご覧いただけます。

まえの

先月21日に開催されたブルベ、BRM421近江八幡400㎞に参加しました。

こちらが走行ログなのですが全部で216km… 参加したのは400kmブルベのはずなのに…

コースは近江八幡駅近くをスタートして琵琶湖大橋を渡り鯖街道で小浜へ。舞鶴、宮津を通って城崎温泉まで行き、出石、福知山、亀岡、京都市内を抜け、最後に山中越えをして近江八幡へゴールします。上記の走行ログと下のルートをあわせて今回のコースになります。

唯一標高500mに達しているのが鯖街道の花折トンネル。細かいアップダウンは多いですが、400kmで獲得標高は4000mに満たないことから比較的易しいコースだと思います。

まず、結果から申し上げると今回の400kmは完走できませんでした。走ったのはログのとおり、近江八幡から豊岡までの216km。当日の天気は快晴、山岳コースでもなければ、補給困難箇所もないコースなのに完走出来ませんでした。ブルベから少し時間もたったので落ち着いて当時の状況を振り返ろうと思います。

 

スタート地点は近江八幡駅近くの公園で、最寄駅から近江八幡駅までは輪行で向かいます。フロントシングル仕様のtypeERでの輪行も慣れたもので、最近は分解、組み立てどちらも10分ほどで完了します。特にブルベのスタート地点に向かう時や、時間に追われている時に前後ガードを外してロードバイクと同様に素早く輪行できる構造に助けられています。

 

天気は朝から快晴。昼間の最高気温は30度近くまで上がる予報で、昼間と夜間の気温差に対応することが完走のポイントになると考えました。幅広い気温に対応できるよう半袖ジャージ、ビブショーツ、薄手のメリノウールインナーをベースにして重ね着で対応する作戦です。

スタート地点の公園で主催者からブルベカードを受け取り、ブリーフィング、車検をこなして8:00スタート。今回のブルベはコース上にシークレット(出走者には事前に知らされない抜き打ちチェックポイント)が設定されています。シークレットでのチェックが受けられないと仮にゴールまで400㎞走り切っても認定がもらえないので気が抜けません。

 

スタートしてまずは琵琶湖大橋のほうへ向かいます。風向きも味方してあっという間に琵琶湖大橋を渡り、花折トンネルに向かって標高を上げていきます。

 

登りでは頑張りすぎないように意識するのですが、前に人がいると無意識のうちに脚に力が入ってしまいます。本コースの最高標高地点は花折トンネル。鯖街道は何度も通った道なので余裕をもってクリアできました。花折トンネルから朽木までは下り基調なのでエネルギーの消耗を抑えつつ距離を稼ぎます。朽木には鯖寿司の店舗が複数あるので、お昼前でしたが鯖寿司を楽しんだ参加者もいたようです。

 

朽木を過ぎると水坂峠を越えて小浜へ下ります。ここも普段走るときはトンネルを使って通り過ぎてしまうところなのですが、旧道のゆったりとした雰囲気が良かったです。

 

鯖街道熊野宿や瓜破の滝など寄り道したくなる場所がちらほら。特にこの日は暑かったので、瓜破の滝へ行って水で冷やされた葛饅頭を食べたら最高でしょう。しかし今日はなるべく早く城崎温泉に到着して温泉に入り、後半戦に備えるというプランがあったので寄り道は我慢。寄り道のことを考えているうちにPC1に到着。昼どきだったのでサンドイッチを食べておにぎり1個をフロントバッグに入れ出発しました。

小浜から舞鶴までは国道27号線と広域農道を通ります。広域農道は細かいアップダウンが続き、日陰が少ないので体力を消耗しました。ダブルボトルで水分補給の面では不足していないはずなのですが、身体が暑さになれていない為か両足の太股に痙攣の兆候を感じ始めました。脚に負荷をかけすぎないように気を使いながら舞鶴市街に到着。シークレットは舞鶴市街地手前のバイパス高架下にありました。自転車進入禁止のバイパスなので道路標識を見落とさなければ間違いなくシークレットでサインをもらうことが出来るのですが、うっかり通過してしまわないよう気をつけたいところです。舞鶴港では自衛隊の船舶と赤レンガ倉庫を横目にペダルを回します。

 

舞鶴市外を抜けた後、再びアップダウンをこなすのですが懸念していた太股に異変が。ほとんど前触れなく太股の内側にある筋肉が痙攣し激痛に襲われました。ブルベ中に脹脛を攣ったことはあったのですが、太股の筋肉は初めてだったので痛みで脚が止まりました。一旦自転車から降りてストレッチ。とはいっても伸ばそうとしても痛みが襲ってくるので休ませるしかありません。短い登りの間に数回痛みに襲われ自転車を降りました。今までブルベ中に脚を攣るのは走り込みが足りていないか大量に発汗した時。しかも今回は攣ったことがない太股だったので一番の原因は走りこみが不足して弱っていたのでしょう。この日は気温が高かったので塩分が不足したことも一つの要因だと思いますが、結局身体が整っていなければ長距離は走れません。
足は痛みますがペダルを踏まなければ進むことが出来ないので完走する術を考えます。ここまで停車時間込みの平均速度が23kmhを超えていて、制限時間まで余裕があります。日差しが強い時間帯は無理をして今のペースを維持するよりも、力を抜いて体力の消耗を抑え、夜間走行に備えるほうが得策だと考え時間のことは気にせずペースを落とすことにしました。

下の写真は天橋立を抜けた後に止まったPC3で撮影したものですが、ヘルメットのあご紐に塩が… 冬場のブルベでも発汗が多いと起きることがありますが、この日は相当な量の汗をかいていました。脚の攣りと食欲不振の原因は基礎体力の不足と、ミネラル不足、強い日差しなど複合的な要因から起きたのだと思います。

 

天橋立の入り口近くで記念撮影。ここでは多くの参加者が脚をとめて束の間の観光気分です。脚を頻繁に攣って気持ちの面でも余裕が失われていたのですが、近くにいた参加者の方と会話をしてリラックスできました。

 

レンタサイクルや観光客が多いので急いで走らず、のんびりと木陰の中を抜けていきます。天橋立を抜ける頃が暑さのピークでした。天橋立通過後、チェックポイントに設定されたスーパーで休憩。ここではアイスを食べてゼリー飲料を走行中の補給食として購入しました。今振り返ればこのあたりから食欲も無くなっていたのだと思います。

 

PC3城崎温泉に到着する頃には日差しも弱まって少し肌寒くなってきました。17:30頃、城崎温泉のチェックポイントに到着。チェックポイントのコンビニに入って補給食を選ぶのですが何を見ても食欲がわきません。次のチェックポイントまで距離があるので早めの夕飯を摂りたいところでしたが、温泉街を歩く浴衣姿の人達を羨ましく思いながらも、これからの夜間走行について考えます。

 

地蔵湯前の橋から夕暮れ時の温泉街を眺めます。余裕があれば温泉に入るつもりで来たのですが、この時は走り続けられるか否かで頭の中は一杯でした。30分ほどコンビニに滞在した後、城崎温泉を出発して円山川沿いに走り、豊岡方面へ南下していきます。

結局、豊岡の市街地に最接近した場所でDNFすることを決めてコースを離脱しました。この時は脚の不調と食欲不振でどうしても走り続けるイメージが湧かなかったのです。豊岡駅から輪行して3時間半ほどで京都に到着。帰宅したのは23:00頃、予定よりずいぶん速い帰宅になってしまいました…

今年は1月に300km、3月に200kmを完走していて400kmのピンバッジもここに並べたかったのですが夢叶わず。長距離を安定して走るには習慣的に自転車に乗り、体を慣らしておく必要があると痛感しました。今年4月の総走行距離はBRM421近江八幡400出走前で昨年の半分ほど。これではどんなにいい自転車に乗っていても満足のいく走りは出来ないでしょう…
今回のDNFは事前の走り込みが足りていなかったのと、暑さに耐えるための体力が不足していたのが原因だと思うので精進していく所存です。

 

さて、次のブルベは6月2日のBRM602和歌山600kmを予定しています。和歌山市発着で紀伊半島を一周するコースです。大きな登りは序盤の高見山のみでその後はひたすら海岸線のアップダウンを走ることになります。なかなか手ごわいコースですが、今月は時間の許す限り自転車に乗って準備していきたいと思います。5月はどこを走っても新緑が綺麗で風を切って走るのが気持ち良いですね。今回のブルベはDNFという結果でしたが、自転車に乗って走るのは本当に楽しいと思うのです。来月は完走の報告が出来るように頑張ります!

まえの

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