アイズの独り言>

2020.11.23

SR600紀伊山地

こんにちは、スタッフの前野です。
オダックス近畿主催のパーマネントブルべSR600紀伊山地を走ってきました。
SR600のコースは600㎞獲得標高10,000m以上の挑戦的な山岳コース。3年前に初めてSR600に挑戦したSR600四国山脈では天候や道路事情、見通しの甘さからコースの半分も走らないうちにDNFとなりました。→ SR600四国山脈

今回選んだのは泉佐野発着のSR600紀伊山地。600㎞で獲得標高は約11000mとSR600としては優しめのコースです。
葛城山、吉野山、玉置山、護摩壇山、高野山等々コースに含まれる山道は名の知れたところばかり。関西の屋根大台ケ原が幸いにも(?)コースには含まれていませんが、いずれにしても登りと下りをいかにスムーズにこなして計画通りに走るかが今回の完走のカギでした。


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1日目
PC1りんくうタウン駅 0km 11/10 5:00

初日は5:00~20:00を走行時間、20:00~翌朝4:00までを宿での休憩に充てる計画です。まずはりんくうタウン駅で時刻証明となる入場券をゲットして走り始めます。

 

夜明け前の市街地を抜けて葛城山へ。

 

 

葛城山の登りは序盤は優しめ、後半がかなり厳しい勾配です。京都だと花背峠に近い印象でしょうか。葛城山の登坂中に夜明けを迎えました。

 

PC2 和泉葛城山 23.6㎞ 11/10 6:47

ほぼ予定通りの時刻に葛城山頂上に到着。

葛城山から紀ノ川方面へ下るのですがこの区間が激坂。果樹園の中を通る20%以上はあろうかという急坂をソロソロと下りました。晴天だからよかったものの雨が降っていたら大変。

 

 

PC3 丹⽣都⽐売神社 48.4㎞ 11/10 8:10

神社まで一登りしてPC3到着。坂は多めだけれど順調です。ちなみにこの神社の名前読めますか?
正解は「にうつひめ神社」です。

 

PC4モンベル五條店 78.7km 11/10 9:29

紀ノ川沿いを吉野方面へ。平坦区間なので登りで失った時間を稼ぎます。でも風向きは味方してくれてるとは言い難いです。

 

道なりにそのまま川上村方面へ向かいたいところですがコースは吉野山へ。

 

99.4km PC5 コウヤマキの群落 11/10 10:44

吉野山の下りでPCに設定されている看板を発見。このあたりも紅葉が綺麗でした。

 

 

吉野山を下った後は169号線で大台ケ原方面へ。今年の夏に走った道なのでこのあたりは勝手知ったる場所。雄大な景色が紅葉に彩られてフォトタイムの連続。写真を撮るのに忙しくなかなか進めません。

ちょうど昼時だったので道の駅杉の湯川上でカレーライス大盛を注文。30分ほど休憩しました。今回は3日に分けて600㎞を走る計画。ファーストランでタイムを狙うわけではないので計画に対して遅れていないか気を付ければ大丈夫。お昼の時点で時間に余裕があることが分かってきたので焦らず急がずサイクリングを楽しみます。

 

大台ケ原分岐手前のループ橋。道が紅葉に吸い込まれていくよう。

 

大台ケ原への分岐通過後、和佐又トンネルを抜けると長い下り基調に。上北山村も絶景ポイントの連続。下りの途中で止まるのが惜しいですが、素通りしてしまうのはそれ以上に惜しいので自転車を停めて写真を撮ります。
まとまった登りは丸山千枚田へ向かう登りくらいでそれ以外は細かいアップダウンを含んだ下り坂。予定より3時間近く早く新宮の宿に到着できそうです。

 

下北山村の集落でおやつ休憩。ピーナッツチョコを食べました。ちなみに今回の補給食はほとんどクリーム玄米ブラン。カロリーメイトよりもしっとりしていて味の種類も豊富でおいしいです。朝昼夕の3食を普通に食べて、走行中におなかがすいてきたらクリーム玄米ブランを食べていました。

飲み物は750mlボトルを2本差してきましたが序盤の吉野山までは中身を入れず、その後は1本だけお茶を入れて使っていました。お茶をメインにしておくとボトル周りがべとつかず、たまに飲むスポーツドリンクやコーラがとてもおいしく感じられます。

 

 

188.4km PC6 七色ダム 11/10 15:30

七色ダムに到着したのは15:10頃。時間帯通行止めで15:00~15:30の間が通れなかったので日向で靴を脱いで休憩できました。じつはダムに着いたとき、写真の看板の位置を勘違いしていて素通りしそうになったのですが、時間帯通行止めのおかげで行き過ぎる前に気が付くことができました。

 

207.4km PC7丸山千枚田 11/10 16:37

夕暮れの綺麗な時間に丸山千枚田に到着。ここに来る間も棚田は何か所かありましたがここ丸山千枚田は圧巻です。大小1300枚以上の棚田と中央に鎮座する巨岩。巨岩の存在がこの景色をより特別なものにしているように感じました。ちなみにこの中央の巨岩は御神体とかでは無いようです。見事な岩だったのでてっきり祭られていると思いました。

 

日没を迎えて新宮市街に到着。丸山千枚田付近では1台も車に会わなかったので交通量の多さに驚きます。今日は平日、お仕事帰りの車ですね。

 

PC8 熊野速玉大社 231.5km 11/10 17:57

初日最後のPCをクリア。宿はここから1㎞程のところにあるビジネスホテルを予約したのでさっさとチェックイン。計画では20時までを走行時間に充てたので2時間余分に休むことができます。食事して風呂に入って荷物を整えてあれこれやっていると夜の時間はあっという間。21時ごろ眠りにつきました。

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2日目

新宮のビジネスホテルで約10時間の休憩後、午前4時にスタート。

2日目は4:00~20:00を走行、20:00~翌4:00を宿での休憩に充てます。初日よりも厳しく長い登りが多いので時間が余ることはなさそうです。

夜の間、自転車はフロント前で預かっていただけました。暖かい屋内で支度ができるのでありがたいです。

 

PC9 熊野那智大社 253.4㎞ 11/11 5:00

少し寒いけど着込んでいれば大丈夫。そんな気温の中走り出して約1時間で熊野那智大社に到着。那智大滝の音も聞こえてきますが全く見えませんでした。明るい時間に登ったら紅葉と那智大社、大滝のコラボが見られたはず。

 

那智大社通過後も海沿いの市街地の明かりと朝焼けの空を眺めながら登り続けます。

 

初日の丸山千枚田は圧巻でしたが、普通の景色の中にも見事な棚田や山村風景を見ることができるのも紀伊半島の魅力です。

 

色川の集落で自動販売機を発見。このコース、コンビニは少ないのですが自動販売機は頻繁に見かけたので真夏を除けば1ボトルで十分走れます。

 

色川から熊野川までの区間は所々路面が荒れています。でもSR600を走る前に未舗装林道を沢山走ったのでこの程度じゃまだまだ。とは言え落石、落ち枝などのトラブルにつながる要素はたくさんあるので慎重に。車通りも少なく携帯も圏外の場所が多いので安全第一。
酷道区間を抜けて集落に出る直前にイノシシと鉢合わせたときは焦りました。
向こうが逃げてくれてよかった…

 

熊野川沿いに出ると気温が上がって暑くなってきたので夜間装備から昼間装備に切り替え。レインジャケット、ビーニー、ニッカー、ネックウォーマー、冬用グローブを外してスッキリ。停車した橋の上は日光が良く当たって気持ちがいいです。
ああ、この熊野川沿いに平地を流せば熊野本宮大社に着くのですがコースは北進して玉置山を登れと言っています。

 

玉置山はふもとの分岐から約800mアップ。こちらも中腹あたりの紅葉が綺麗でした。

天気も良く、登っている間は汗が吹き出してきます。登りに時間を喰われて昨日に比べると進捗が良くありません。早く登り切って距離を稼ぎたい!

 

玉置山のラスト2㎞、この玉置神社分岐から先がなかなかパンチのある坂でした。今回のブルべで一番きつかったのは玉置山でしょうか。

 

PC10 大峰奥駈道 石碑 334km 11/11 10:51

玉置神社駐車場への分岐を通り過ぎて少し下ったところに石碑はありました。石碑で写真を撮った後は玉置神社約2㎞の看板まで折り返します。

 

PC10の石碑から引き返す途中、行きでスルーした玉置神社駐車場への分岐を500mほど進んで玉置神社に寄り道しました。

神社の入り口まで登ると開けた駐車場になっているのですが周囲の山々を見渡せて写真のようにいい景色!駐車場には管理小屋と自動販売機、軽食を出す売店がありました。玉置神社も参拝しようと思ったのですが境内の広さに驚き。折角でしたが宿になるべく早く着きたいので本殿に行くのは諦めてコーラを飲んで出発しました。

しかし、こんなに景色がいいのだからPC10は石碑じゃなくて玉置神社でもよかったのでは…

 

これから下っていく十津川村が見えます。狭くてコーナーの多い山岳路なのですが大型の観光バスが器用に上っていきました。玉置神社参拝ツアーでしょうか。

 

PC11 熊野本宮大社 362㎞ 11/12 12:12

玉置山から1時間少々で熊野本宮大社に到着。十津川村から熊野本宮大社まではカーブの少ないバイパス道路を通るので楽に距離を稼げます。普段なら無機質な高規格道路は自転車で走って楽しいとは思えないのですが、この日走ってきたのは山間部の狭路ばかり。久々のスムーズな路面を殆ど漕がずに、滑空するように下り基調の道を楽しみました。

 

ちょうどお昼時なので熊野本宮大社すぐそばの定食屋さんで昼食。唐揚げ定食大盛!

御飯が運ばれてくるまでの間に次のPCの位置を確認したり、キューシート、コマ図の整理をします。一応計画通り20時までには宿につけそうですが、できることなら護摩壇山で日没を迎えたいもの。
この時点で宿まで約100㎞。最後に龍神スカイラインを登るので昨日のように余裕を持って宿に着くのは難しそうです。
定食を食べ終えて12:50頃再スタート。お腹いっぱい、眠くなりそう。

 

PC12 近露王子跡 384.7km 11/11 14:04

一山超えてPC12に到着。ログを見ると玉置山と高野龍神スカイラインに挟まれて目立ちませんが500mくらいまで登ってます。登りは頑張っても見返りが少ないので淡々とペダルを回し、平坦と下りで時間を取り返します。

 

16:20頃、龍神温泉を通過。ちょうど2日目の200㎞地点なのでここに宿を取ってもよかったのですが本日の宿はまだ40㎞先の野迫川村。「龍神温泉にしとけばよかったな~」とぼやきながら先へ進みます。陽も傾いて日没は目前。

走って実感しましたがSR600紀伊山地を60時間のランドヌール部門で宿泊しながら完走するなら初日は新宮、二日目は龍神温泉に宿泊するのがバランスがよさそうです。初日230㎞、2日目200㎞、3日目170㎞になるので疲労がたまってくる2日目3日目の距離が短くなります。それと2日目に玉置山と護摩壇山をまとめて登らなくて済みます。
陽の長い季節なら4:00~19:00くらいを走行時間に充てて、殆どライトを使うことなくSR600を完走することも可能でしょう。来年は陽の長い季節の明るい時間帯だけでSR600 完走なんてのもやってみたいです。夜間走行が無くて2泊も宿で過ごすと普通のツーリングみたいですね。でも夏は気温が高いので考えているほど実際は甘くなさそう。

 

高野龍神スカイラインのピーク、ごまさんスカイタワーまであと10㎞。だいぶ暗くなってきました。ひたすら登ります。

 

登り勾配が厳しくなっていたところで綺麗な空が見えました。
この昼から夜に切り替わる数分の間だけ見える青い空が好きです。山の中で日没を迎えると心細さを感じますが、このグラデーション掛かったブルーを見ると一日中走っていてよかったと思えます。

 

標高900mを通過。1230mまで登るのでまだ先は長いですが、暗闇で景色に変化がないのでこういう看板があるだけでうれしいです。龍神スカイライン入り口までは数台の車とすれ違ったのですが暗くなってから車の往来はゼロ。

 

PC13 護摩壇山 450.4km 11/11 18:36

龍神温泉通過から約2時間、ごまさんスカイタワーに到着。さすがに標高が高いので、登りで温まった体が冷えないうちに夜間装備に着替えました。夏に走りに来たときはこんな暗闇の中登ることになるなんて思いもしませんでした。

ちなみに、明るい時間のごまさんスカイタワー駐車場からは周囲の尾根を見渡すことができます。
こちらは夏の写真ですが絶景でした!

龍神スカイラインを北上して林道の分岐を曲がれば野迫川村への下りに入ります。尾根を走る龍神スカイラインは風が強く、気温も低かったので長居したい場所ではありませんでした。
野迫川村へは曲がりくねった山道を降りていくのですが鹿、タヌキ、ウサギ等の野生動物が横切るのはもちろん、落石が散らばっていたりしてこの日一番緊張しながら走りました。龍神スカイラインですら日没後に車と出会うのは稀なのでここでトラブルを起こしたくありません。

19:25この日の宿、ホテルのせがわに到着。手前のキャンプ場、そしてホテルの灯りが見えたときはホッとしました。

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3日目

19:30~6:00の約10時間半ホテルに滞在した後、薄明かりの中再スタート。

当初の計画は3日目も4:00スタートをだったのですが、紅葉が綺麗な時期なのに暗闇の中通過してしまうには勿体ない。それにホテルのせがわの居心地がよかったのも朝の出発を2時間遅らせた理由です。昨晩、寒空の下走った後に入ったホテルの暖かいロビーと大浴場の湯舟は天国のようでした。

 

PC14 熊野参詣道小辺路 470.5㎞ 11/12 6:05

ホテルのせがわから走り出して数分でPC14に到着。

 

谷間にある野迫川村から出るにはどの道を通っても坂道を登らなくてはなりません。朝からがっつり登らされますが、目に飛び込んでくるのは綺麗に色づいた紅葉に覆われた山々。そしてカモシカに出合いました!



 

PC15 高野山金剛峰寺 495.2㎞ 11/12 7:42

登り坂を終えて野迫川村脱出後、高野龍神スカイラインで高野町へ。

金剛峰寺チェック後、少し進んだところにあるファミリーマートで朝食。食事をしながらこの後のタイムスケジュールを考えます。今日は出発時刻を2時間遅らせましたが「この後、海南までは下り基調。和歌山、泉佐野間は大きな登り(最後のPC17は激坂の上にあります!)は無いから信号と風向き次第では12時台のゴールも出来そう…」と、ちょっとだけ甘い計算をしていました。
この時の頭の中のイメージは、高野山から海南までジェットコースターみたいに一気に下って後は平坦を踏んでゴールまで行ける。実際は細かい起伏や風向き、信号などがあるのでそんな簡単に走れるわけがないのですが。

大門前で記念撮影。ここからしばらく楽しいワインディングの下りです。

かつらぎ町、紀美野町を抜けて海南市へ。地図だとあまり目立たない場所かもしれませんが、走りやすい道でした。このあたりまで来るとサイクリストもちらほら。

 

海南市から和歌山市へ。今朝、山奥の野迫川村にいたのが嘘のような景色の変わり振りです。
交通量が多くなるので無理せず安全に。

 

PC16 和歌山マリーナシティホテル 549.3㎞ 11/12 10:10

ここからゴールまで約55㎞、これならりんくうタウン12時台着の認定時間55時間代でゴールが出来そうです。いや、この時は余裕で12時台にりんくうタウンゴールだと思っていました。

 

さあさあ、PC17が見えてきました。どこかって?あの向こうに見える丘の上のホテルがPC17です!
いやぁ、えげつない場所をPCにしたものです。

 

PC17 休暇村紀州加太 574.1km 11/12 11:33

国道沿いにある休暇村紀州加太の看板から距離約800mで標高100mアップします。これで坂道は泉佐野近くの橋を除けば正真正銘の最後。3日間良く登りました。

 

加太出発後、阪南と泉南は信号の多さに悩まされました。もう信号インターバルトレーニング状態。青になったら加速してスピードにのせたところで次の信号が黄色になって減速。赤信号に捕まると1分以上喰われて更にゼロ発進なので時間もエネルギーも効率の悪いことこの上なし。500mおきくらいでそれが続いたので気が付けば時刻は12時を回り、ゴールは13時過ぎもあり得る状態に。
和泉チェンの本社がルート沿いにあったので余裕があれば記念撮影でもしたかったのですが、写真を撮る時間も惜しかったので漕ぎ続けました。


ようやく関空連絡橋とりんくうタウンのビル群が見えてゴールを確信。ギリギリ13時前ゴールで55時間代のタイムで申請できそうです。

 

PC1/ゴール セブンイレブンりんくう松原店 602.7㎞ 11/12 12:59

ゴール到着後、自転車を立てかけてヘルメットを外し、マスクを着けてセブンイレブンの店内へ。
平静を装いながら急いでレジのすぐ近くにあったミンティアを持って会計へ!
貰ったレシートの時刻は12:59!ギリギリ13時前にゴールすることができました。
今回のSR600紀伊山地のタイムは55時間59分。

もし13時を回っても制限時間内の完走に違いはないのですが、今回は55時間計画ということでプランを立てていたので最後で辻褄を合わせたかったのです。

 

ちなみ今回のブルべカードはこんな感じです。それぞれのPCの記入欄に日付、時刻を記入していきます。

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今回のSR600チャレンジの事の発端は、最近よく一緒に走りに行っていたバイトの井越君にツーリングコースとしてこのコースを勧めたことにあります。学生生活の残りの時間を有効に使ったらどうかと、このSR600紀伊山地を走ってみることを勧めたのです。
実は昨年、PBPへ行く前に走り込みを目的でSR600紀伊山地にエントリーしていたのですが、都合がつかずに出走を延期。延期状態のまま1年以上ほったらかしにしていました。
今年はコロナ禍ということもあって前半はブルべ自体が中止となり、9月ごろからようやく開催を再開。個人的な休みの関係などもあって今年のブルべ出走はもういいかなと半ば諦めムードだったのですが、どうにも我慢できませんでした。ブルべの代わりに未舗装林道を走りに行ったり、サイクリング自体は割と頻繁にしていたのですが何かが足りなかったのです。日帰りの150㎞じゃ何かが足りない。そんな時にSR600の話を井越君にして、改めてコースを確認しているとこれは面白そうだ。それに11月なら紅葉も綺麗だろう。そういえばエントリーして出走権はあるから日程だけクリアできれば走りに行ける!そこから主催者に再出走日時を連絡して会社から休みも頂き、今回の出走にこぎつけました。
そうです、人に勧めていたはずが自分に火をつけてしまいました。

これが決まったのが出走の約1か月前。エントリーしたブルべと同じ距離を出走までの1か月の間に走っておけば体力的に余裕を持って臨めるというのが自分の経験の中であったので、出走を決めた10月から約1か月間走りに行く機会と距離を増やして準備を進めました。
走行計画では3年前のSR600四国山脈での失敗があるので今回は時間を削る走りはせず、あらかじめ立てた計画をこなす方向で完走を目指しました。タイムスケジュールはスマホのカレンダーで管理し休憩の度に確認。計画があるので走行中に時間に関する余計な心配をすることが無くなるので精神的に安定します。
それと今回は宿を2泊予約してから出走したのも大きかったです。二泊で20時間半休憩できたので睡魔に襲われることもなく、安定して走り続けることができました。約56時間のうち20時間半ホテルに滞在したので屋外での活動時間は35時間ほど。これは普通の600㎞ブルべをややゆっくり完走する時と同じくらいの時間です。SR600の制限時間は2017年に現在の60時間制限に改められ、このようなゆとりのある走行プランが立てられるようになりました。以前は50時間にコースの獲得標高に応じた制限時間が追加されていたので、従来のルールだと紀伊山地のコースは52時間くらいが制限時間になるでしょうか。ともあれ、今回は完走することが出来たので次回は旧制限時間内での完走、ゆくゆくは宿を取らないファーストランスタイルでの完走も目指していこうかと思います。

思いがけず今回のレポートは長くなってしまいましたが最後までお付き合い頂きありがとうございました。
ランドナーでのブルべ出走を計画されている方、ブルべを見据えた自転車の製作を計画されている方、どうぞお気軽にご相談ください。自転車のことだけでなく装備や走り方等、お力になれれば嬉しいです。

まえの

2020.10.26

秋の小旅行

こんにちは、スタッフの前野です。

今年はブルべに殆ど参加することなく10月を迎えました。昨年はPBP参加のために毎月何処かへ出かけていましたが、今年は新型コロナウィルスの影響でイベントに参加せず一人で走ることが多くなりました。 
京都北山を走るのはもちろん楽しいのですが、知らない土地へツーリングに行きたい…。
自分の中のツーリング欲が高まっていました。

コロナを取り巻く状況が少し落ち着いたように感じたので、1泊2日の小旅行に出かけてきました。もちろん感染症対策は怠らず。
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行先は兵庫県の奥地にある瀞川氷ノ山林道。4年前の11月に京都から一人で走りに行った林道です。
日本海に面する兵庫県香美町と養父市にまたがり、関西では最長規模約50㎞の総延長と未舗装路では珍しい約1.2㎞の見通しのいいロングストレートがある林道です。

同行してくれたのはアイズバイシクルにアルバイトとして来てくれている井越君と、彼と同じサイクリングクラブのOBであるI君。I君と僕は集合地点であるJR八鹿駅まで自走し、輪行でやってくる井越君と合流します。

午前3:30に京都を出発して約130㎞、9:40分頃にJR八鹿駅に着きました。そしてその数分後、井越君の乗った電車が到着。

彼は20代前半ながら昭和のサイクリストの佇まい。ニューサイクリング誌を読み漁り、当時のサイクリストの服装の研究に余念がありません。

八鹿駅の駅舎は歴史を感じる趣ある造りになっています。このガラス窓なかなか見ない形ですね。

 

走り出す支度を整えて午前10時すぎ八鹿駅を出発!
市街地を離れると飲食店やコンビニは殆どないので、街中で明日の食料も買い出しを済ませます。

 

養父市関宮から香美町村岡までは国道9号線で峠(トンネル)を越えます。登りの途中にループ橋があるのは珍しいですね。

八鹿駅から約30㎞、13時半頃に瀞川氷ノ山林道の入り口に到着。途中で昼食を摂ったり道の駅ハチ北に寄っていたのでのんびりペース。僕とI君は朝が早かったのでこの時点でまあまあ消耗していました。

若干の眠気と疲労感があるものの、4年越しの再訪と前回は到達できなかったダートのロングストレート区間にわくわくが止まりません。

 

林道起点からしばらくは舗装路が続きます。ダートはまだかまだかと舗装路を登り続けていると県道に合流。少し走ればダートが始まると思っていたので拍子抜けしました。

林道起点から始まる北端の区間は全舗装で、89号線との交差以南からダートが始まります。なのでダート区間を走るのが目的なら北端の林道起点には行かずに道の駅ハチ北から89号線で林道にアクセスした方が楽しいと思います。

北端の林道起点から89号線までの区間はひたすら登りで展望もあまりないので、もし再訪するなら北端の区間はカットします!

89号線との交差から少し登るとダートが始まりました。待ちに待ったダートに歓喜の声が上がります。砂利の上を泳ぐような感覚が堪りません。

少し走って空気圧を調整。プシュッ!プシュッ!とバルブを数回押して空気圧を下げます。

下げすぎるとリム打ちパンクのリスクが上がるので注意!

 

ダートと舗装の登りを繰り返して最初の展望ポイント、はちまき展望台に到着。
これから向かう林道南側は灰色の厚い雲に覆われていました。

 

林道を南下するにつれて霧に包まれ幻想的な雰囲気に。
ロングストレートまでの区間は砂利の粒が大きく、登り勾配が厳しいので脚を削られます。楽しいけど苦しい!

この林道は太いタイヤと砂利の上を駆け上がるテクニック、パワーがものを言います。650×32Bや700×30Cでも走れないことはないですがしんどいかも。

 

念願叶ってロングストレートに到着!これが見たかった…!
この区間は砂利が少なく、路面も締まっているのでとても走りやすいです。北側からは緩く下って登り返します。登り返しは斜度が厳しく、粒の大きい砂利に覆われているので気を抜いているとあっという間に失速します。

楽しくスピードを出せるのは一瞬。

 

 

名物のロングストレート区間の後も基本的に登り基調。疲労が蓄積して思うように前へ進めません。砂利道の勾配がきつくなると漕ぐのをあきらめて押し歩きすることも。

林道の途中で休憩。霧に包まれて景色は見えませんが普段味わえないシンドイけど楽しい感覚。 
辛いけど楽しい!辛いけど楽しい!


最初は大喜びで走っていた砂利道も後半になってくると苦行の道に… 今度は舗装路が現れると歓喜の声があがります。

霧の間から見える景色が開けてきました。ハチ北スキー場が近づいてきた証です。

スキー場の施設が見えてくれば後はもう少し。舗装路を一気に下って日没前に東鉢伏の宿に到着することが出来ました。

 

今回のように霧の中や予定よりも走行時間が伸びて日没を迎えてしまうような場合でも、バッテリー残量を気にすることなく使えるSONのダイナモシステムが心強いです。
こんな林道でも車やバイクが走ってくることがあるので、フォグランプ代わりに常時点灯させておくと安心です。
僕が使っているのは定番モデルSON28ハブダイナモとEDELUXヘッドライト。ライトの方はより明るくワイドな配光になったEDELUX2にバージョンアップして販売されています。
 

 

1日目は京都から八鹿駅まで130㎞と下のルートを走って全行程186㎞。疲れた……。
余裕をもって林道を楽しむなら輪行しましょう!
 

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2日目

翌日はメンバー全員疲労困憊。予定していた瀞川氷ノ山林道南半分の走破を諦めて最短ルートで砥峰高原を目指します。

I君は調子が優れないので養父駅から輪行で帰ることに。井越君と2人で砥峰高原を目指します。

養父市出合から大屋まで舗装林道で峠越え。

県道6号線で砥峰高原の入り口まで南下します。冨士野トンネルまでは長い登り坂。

冨士野トンネル入り口で小休止。前日がハードだったので二人とも疲れ気味。

 

今回のツーリングに使用した自転車はいつもと同じくコンクールマシン2017の際に制作された親方製フレームの1本。メインコンポーネントはSRAMフォース1、1×11スピードのフロントシングルです。

今までと違うのは先日発売されたサンクフィーユ・ナローワイド40T。この自転車では約2年間サンクフィーユ・ナローワイド試作版42Tを使っていたので少しだけ小さくなっています。

リアスプロケットが従来のまま11速11-42Tなので最小ギア比は1以下。舗装路でギア比1以下になると歩くのと同じかそれ以下の速度になってしまうので必要性を感じないギア比ですが、今回のような砂利道の厳しい登り坂などではトラクションを維持しながらクランクを回すことができるので効果的です。砂利道を走らないのであればフロントはサンクフィーユナローワイド40T、リア11-40Tの方が使いやすいでしょう。
ちなみに変速機はSRAMフォース1ですがチェーンとスプロケットはシマノXT(M8000 系)を使っています。変速はとてもスムーズ、消耗部品のコストも抑えられます。

走りの要となるタイヤは650×42B。舗装路、ダートどちらも走る場合は2.5BARくらい。舗装路に重きを置くなら少し高めに、未舗装路をスムーズに走りたいならもう少し低めに。
外ではエアゲージを使うことはないので、状況に応じてちょうどよく感じられるように空気を抜きます。空気圧を大まかに把握しておくならタイヤゲージが便利です。ちょうどいいと感じられた空気圧で走った日にタイヤゲージで空気圧を測定してメモに残せば気持ちのいい空気圧の再現は簡単になります。

 
 

さて、砥峰高原への登りも自転車乗りに優しくありません。終盤は花背、百井峠並みの勾配が続きます。

急勾配の坂道を上っていると木々の間からひらけた景色が見えてきました。

 

すすきが眩しい砥峰高原に到着!砥峰高原はすすきが見ごろで素晴らしい景色でした。
高原を少しだけ散歩して帰りの電車の時間が気になるので早めに出発しました。電車を逃すと次がなかなかありません…

 

砥峰高原から神河町方面へは豪快なダウンヒル。下りの途中に見えた長谷ダムが立派でした。下りながら見える景色も爽快。写真に残したい景色は下り途中のような止まれない、止まりたくない時に突然現れたりしますね。

 

砥峰高原から下りきると長谷から川沿いの道を北上して生野駅で輪行して帰路につきました。

 
そうそう、輪行の時にサッと広げられるグランボアサコッシュが便利です。
僕はスマホや飲み物、軽食など輪行時にすぐに取り出したいものをまとめるのに使っています。
サコッシュは今回使用している輪行袋オーストリッチSL-100と同素材で出来ていて、超軽量ながら安心感のある丈夫なレオナWリップ65ナイロンが使われています。輪行以外にも買い出しをして一時的に荷物が増えた場合や、着替えの仕分けなど用途は様々。一枚持っているといろいろ使えますよ。

 

 

2日目は充実の80㎞。距離にしてみると短いですが内容の濃い80㎞でした。
旅の〆は生野駅からのんびり普通電車の旅。3時間半かけて京都まで帰りました。

 
今回のツーリングの主な目的は瀞川氷ノ山林道のロングストレートを走ることでした。二日目に通った舗装林道や砥峰高原など自分の知らない兵庫県を知ることができた楽しいツーリングでした。
特に瀞川氷ノ山林道周辺には他にも面白そうな道があります。また来年行こうと思います。
 

 
11月は久々のブルべでSR600紀伊山地の世界遺産を走る予定です。
紅葉の紀伊山地を楽しもうと思います!

まえの

2020.09.11

RIDE & HIKE

「ツーリングに行きたい!」

春からずっとまともなツーリングに出かけておらず、とうとう親方のフラストレーションが爆発しました。というとちょっと大げさかもしれませんが、あの台風10号の翌日だというのに、まだ暑いというのに、もう少し待てば紅葉が始まるというのに、我慢できずに徳島は剣山まで1泊2日で出かけてまいりました。

もう、ずっと旅に出たいと思っていたのです。

 

【1日目ルート】

道の駅貞光ゆうゆう館(標高50m)→国道438(貞光川沿)→ラ・フォーレつるぎ山(標高1500m)

 

 

 

台風一過。だけど暑い!この日の天気は晴れ。最高気温は33.5℃。この日も京都から徳島まで移動して午後からのスタートです。

水分はもちろん、首には保冷剤を巻き、塩飴やエナジードリンクも忘れずに。この間の高山村のことがあるので周到に暑さ対策をして臨みました。

往路はずっと貞光川沿いを緩やかに登っていきます。距離は40km弱ですが、なんといっても目指すお宿は標高1500m。出発地が標高50m地点なので1450mアップです。久しぶりのツーリングなのでなまった体を確認しつつゆっくり上がっていきました。

 

 

序盤から川は谷深くを流れ、山は連なり、景色はとてもダイナミックです。

 

 

そして、行けども行けども人家がその山々に張り付くように点在していて驚かされました。毎日の生活はどうされているんだろう、そんな素朴な疑問が頭から離れません。車が入れる道が通っていれば何とかなるのかな。

 

 

 

と、もやもやしていると謎を明かすかのように現れたモノレールの駅。

ここから使える交通手段はこのモノレールだけとのこと。

へぇ。すごい。日本にもこんな所があったんだ。

戻ってきてから少し調べてみたところ、このモノレールはすでに動かすことはできないようですが、今もこの十家地区にはお一人の方が生活されているようです。徒歩でここから1時間、山道を歩いて辿り着く我が家。

おぉ、美山での生活なんて便利そのものですね!

 

 

 

 

 

そして、この日はルート上にたくさん見所がありました。

つるぎ町一宇の「土釜」。

土釜ってなんだろ、と思って道を少し外れて観光してきました。流れる水の勢いで岩が削られて猛々しくも美しい滝を形成していました。この日は台風の影響もあってか水量もあり迫力満点でしたよ。きっと紅葉の頃はさぞかし人気のスポットなんでしょうね。

 

 

 

滝といえば、この日は本当にたくさんの滝!

ルート上には数えればきりがないくらい様々な滝が出現していて、いくつも息をのむような美しい姿を見せてもらえました。

きっとその多くは日頃は姿を消している「幻の滝」で、台風後のこの日に限り、しかも自転車のスピードだから目に留まる、そんな景色だったのかもしれません。

 

 

 

 

あちこち寄り道しつつ、休憩しつつ、ゆっくり上り、お宿まで2キロ手前のスキー場にたどり着いた頃には影も随分長くなっていました。

ここからお宿までは勾配もきつくありません。

今回のお宿はラフォーレ剣山。夫婦池の畔に立つ町営のお宿でお手頃です。

 

 

 

 

 

*****

【2日目】自転車→ハイキング→自転車

ラ・フォーレつるぎ山→自転車→剣山観光登山リフト起点の見ノ越駅(標高1420m)→リフト→西島駅(標高1750m)→歩き→剣山山頂(標高1995m)→歩き→西島駅→リフト→見ノ越駅→自転車→国道438(穴吹川沿)→中尾山高原→国道438(穴吹川沿)→国道492(穴吹川沿)→美馬→道の駅藍ランドうだつ→吉野川沿自転車道→道の駅貞光ゆうゆう館

 

 

 

 

朝9時始発の剣山観光登山リフトに乗るべく8時30分頃スタート。天気は少しどんよりしていますが、暑くなく、寒くなく、気持ちの良い朝です。

 

 

 

 

始発の見ノ越駅から西島駅まで約20分。

こんな剥き身のリフトに乗るのはホント久しぶりでちょっとドキドキしましたが、鳥のさえずりや、景色や気温の変化が直接伝わり、何とも言えない気持ちの良い時間でした。

振り返ると自転車で走ってきた道がずーっと見えています。

 

 

目指すは剣山頂、矢印のところ。

うーん、いやな雲が近くにあります。。。

 

 

 

雲はありましたが、幸いなことに周りの景色はしっかりと見えました。

これから下る道が見えています。

 

 

うーん、あれって小豆島?

 

 

 

 

夏の剣山はキレンゲショウマの群生が見られるとのことで有名なようですが、この日はすでに花は終わっていました。でもまだ夏色の草木の葉は美しくみずみずしい。夏と秋の間のこの数日は、きっと一般的にはオフシーズンなのでしょうね。でも、私的には大満足。

自然の移ろいにオフなんて無い。いっつも完全に圧倒されてしまう。

 

 

山頂付近はきれいに板が張られていて整備が行き届いています。

足元はハイキング用の靴に履き替えていますので歩くのも快適です。

ところが、山頂に立った途端に雨が降り出し、山頂近くのヒュッテで30分ほど雨宿りする事となりました。ただ、これから先の道中を考えるとゆっくりもしていられません。雨雲の動きを見ながらまだ雨が降る中下山を開始しました。

 

 

御塔石(おとうせき)

この石の下にある大劔神社のご神体で、その形は剣に似ていることから山の名前の由来にもなっているとのことです。

神社には先客が雨宿りされていて立ち寄らず。また今度お参りしよう。

 

 

 

 

帰りのリフトに乗る頃には雨が上がり、次の雨雲が到着するまで2-3時間は持ちそうです。

さぁ、一気に下るぞ!

さっきまで立っていた山の頂がもうあんなに遠い。

 

 

 

雲のかけらの向こうに人家の屋根。

昨日とは違うルートで下ってきているのですが、やはりこの地域の特徴なのか、人家が山にへばりつくように点在しています。まだまだ知らないことがたくさん身近にありそうです。

 

 

 

リフト乗り場からの65キロほどの内、後半の30キロくらいは概ね平坦路です。雨にあたらないようにと昼食もとらずに下ってきたので結構しんどかった。やっとこさ辿り着いた美馬の「道の駅藍ランドうだつ」で遅めの昼食を食べたのは2時を回っていました。。

「うだつ」のある家々が今も見れる美馬の町。

 

美馬の道の駅から車をデポした貞光ゆうゆう館までは日本三大河川の一つ四国三郎こと、吉野川沿いを行く自転車道があります。ただ、自転車道と言っても交通量の多い国道の歩道を利用したような道なのであまり趣はありませんが。

 

いろいろと見どころ満載のツーリングとなりました。

ツーリング後の親方の第一声は「あー、すっきりした!」でしたよ。

皆さまもそろそろいかがですか?

 

 

 

*****

【おまけ】

私の自転車。

親方フレームER仕様650x38B(エキュルイユ)、フロントシングル(ナローワイドサンクフィーユ試作)、クランク(サンエクシード)ブレーキ(シュエットモダン)、ブレーキレバー(東京サンエス)、サドル(イデアルスタンダード)、フロントバッグ(ランブイエ2019試作)、ペダル(ウェルゴー輪行ペダルグランボアSP)

フロントバッグにはタオルにティッシュはもちろん、携帯にipad-mini、工具やチューブ1本のほか、救急セット+コロナ対策セット、おやつ各種、保冷剤3つ、エナジードリンク2つ、雨具上下にウィンドブレーカー、あと小さめのお化粧ポーチ。少し大きめのカメラも入ります。

 

 

親方の自転車。

親方フレームER仕様、650x38B(エキュルイユ試作)、フロントシングル(秘密)、ブレーキ(ミラン)、ブレーキレバー(東京サンエス)、サドル(イデアルチタン)、フロントバッグ(アンベール2017特別サイズ)、パニアバッグ(グランボアバコーズ製)、ペダル(ウェルゴー輪行ペダルグランボアSP)

パニアバックには2人分の着替え一式とハイキングシューズ、駐輪用の鍵2本が入っています。

 

 

【今回撮影できた鳥たち】

ゴジュウカラ

 

 

 

ヒガラ

どちらも小さくてすばしっこい。宿の近くの池の畔にたくさんいました。

 

 

 

トリカブト

登山中にたくさん見かけました。今が旬なんですね。

 

 

そして、こちら。

ヤツガシラ

2日目の朝一番に道先を案内してくれた鳥を撮影したものだったのですが、帰ってから画像を明るくしてみたらビックリ!とても珍しい鳥が映っていたのです。だけど一番特徴的な冠羽が電線に隠れてしまっていてかなり残念。それでもこの出会いは嬉しかったなぁ。

 

鳥の話は興味ない方が多いのはわかっているんですけど、ちょっと誰かに見てもらいたい。たぶんね、ポケモンゴーとかされていた方には、この撮影できた時の喜びをわかってもらえそうな気がするんだけど。。。

つちやはるみ

2020.08.13

油断大敵

長かった梅雨が明けた途端、すさまじい暑さとなっていますが、皆様お元気にお過ごしですか?

何年か前にドバイ経由でヨーロッパに渡った時に、40℃以上の気温の中を歩いた経験がありますが、「歩いてると死ぬぞ。」と、ほんの数キロの間に数台のタクシーに声をかけられたことを思い出します。40℃に迫ろうかという外気温なんて、そのころの日本では考えられない気温だったのに。。。

 

そんな暑さが一気に厳しくなりだした先日、1年ぶりに高山村を訪ねてきました。高山村と言えば、昨年JBTが開催された場所です。本当はもう少し早く行きたかったのですが、なんせ今年と去年ではずいぶん事情が変わってしまいましたからね。。。

 

で、その時少しサイクリングしたんです。

 

以前、前野が1000kmブルべの報告で紹介した、長野県中野市の高社山の麓を南北に貫く街道「たかやしろ、見晴らし街道」。親方はあの写真を見て、是非走ってみたいとずっと話していました。

今回、親方が組んだコースは、道の駅「北信州やまのうち」に車を置いて目当ての街道を往復するだけのコース。ざっと見て、片道20kmほど。大きな峠も無いし、午前中に京都から長野まで移動して、昼食後から走ったとしても余裕のコースと算段していました。

ところが、、、。

暑かった。。その日の最高気温は34℃、しかも街道沿いは果樹園で、風もほとんどなく陽当り満点です。おまけに私は甘く見すぎていて、ジーンズにTシャツ姿、しかも帽子を忘れてしまい、タオルを巻いてしのいでいました。平坦だと思っていたコースは小さなアップダウンの連続で、迷路のような果樹園に入り込むと辻々で止まっては地図を確認する必要がありました。もう、あっという間にフラフラしてきてしまい、軽い熱中症のようになってしまったのです。。。

幸い、早めにリタイアを決めたので自力で回復させることができましたが、せっかく久しぶりにお宿に泊まったというのに食事もそこそこに8時には眠ってしまいました。。。

もうね、グリルでじわじわ焼かれているような感じ。

皆さまも短い距離だからと侮らず気を付けて。

「たかやしろ、見晴らし街道」春か秋がお勧めです。

 

 

アイズバイシクルではOS1を常備しています。

万が一、お近くで熱中症の予兆を感じたときには迷わず駆け込んでください。

 

 

 

 

おまけ。

長らく欠品状態のサンエクシードの変速機が入荷しました。少々見た目に変化はありますが、機能面は変わりません。クランクは170mmのみ欠品中ですが、9月中には再入荷の見込みです。

つちやはるみ

こんにちは、スタッフの前野です。
7月23日に予定されていたコンセントレーションおにゅうは残念ながら雨予報の為中止。僕自身すごく楽しみにしていて、数日前におにゅう峠へ下見に行ったほどなのですが雨ではどうしょうもありません。

 

コンセントレーションおにゅうの中止が決まった22日の午後から天気予報をチェックしていると、23日明け方は本降りの雨、昼にかけて止んできて午後は曇りの予報でした。雨になるべく当たらないよう京都市内を出発する時刻を少し遅めの10時とし、おにゅう峠へ行くことを決めました。

ルートは江文峠、途中越、花折峠、おにゅう峠を経由して東小浜駅がゴールです。帰りは輪行です。

京都市内からおにゅう峠へ向かう場合の個人的な定番ルートは花背峠、能見峠を越えて久多を経由して朽木へ入るのですが、能見峠は舗装工事の為通行止め。

なので今回は江文峠、途中越え、花折峠(トンネル)を越えて梅ノ木町を経由し781号線でおにゅう峠を目指します。京都市内は路面も乾いていたのですが大原あたりからウェットに。雨も小雨ですがパラパラと降っていました。

同行してくれたのはアルバイトとしてアイズに来てくれている井越君と元バイトのI君です。

 

花折トンネルから梅ノ木町の分岐まではゆるやかな下り勾配。タイトなコーナーもなく見通しが良いので滑空する鳥になった気分でほとんど漕がずに進みます。

今回も自転車は2017年のコンクールマシンの際に製造された親方製フルオーダー軽量フレームの1本。

気が付けば3年、様々なところに行きましたが不具合なく体の一部のように走ってくれます。

タイヤサイズは650×42B(3bar弱で使用)。軽量650Bチューブレールを使用することで見た目の重厚感とは裏腹にとてもスムーズに転がります。特に今回のような険しい山道を走る場合は大きなエアボリュームと安定感、乗り心地の良さが最後まで走り切る自信を与えてくれます。

 

久多からおにゅう峠入口まで続く781号線は若干の登り勾配ですが走りやすい快走路。車の往来も少なく、おにゅう峠に行かなくてもおすすめのサイクリングコースです。

おにゅう峠の入り口、小入谷に到着。峠はひらがなですが、滋賀県側の地名は小入谷。実は福井県側にもおにゅうという地名があって、遠敷と書きます。小入と遠敷、両地域の境にある峠なのでどちらかの漢字を当てはめるのではなく、間を取ってひらがなで「おにゅう峠」と名付けたのでしょう。

 

滋賀県側の林道小入谷線は全線舗装されています。序盤の勾配がきついですが景色のいい林道です(晴れていれば…)

 

林道小入谷線を少し進んだあたりで今回のコンセントレーションおにゅうに参加表明をされていたFさんにお会いしました。輪行で小浜の方へまわり、走って京都を目指すコース取りをされたそうです。

ソーシャルディスタンスを意識しつつ少しだけ談笑。小浜側の林道は舗装工事をしていて通行止めになっているのですが、自転車は問題なく通してもらえたということで、僕たちも小浜側へ下ることに決めました。(当初は滋賀県側を往復し、近江今津あたりから輪行で帰る予定でした。)

 

標高を上げるとガスが濃くなっていきます。幻想的な雰囲気。

こういう景色が見れるから雨の中走るのも大好きです。

 

 

おにゅう峠の定番フォトスポットに到着……!

 

何も見えません。真っ白!!

晴れていれば下の写真のように登ってきた尾根伝いの道を見下ろすことが出来ます。

紅葉シーズンの早朝は雲海と紅葉のコラボレーションが楽しめます。

 

 

大雨の影響で路面には大量の落石。気を抜かず走りたいところです。

サイドカットにも注意!

 

濃霧の中標高830mおにゅう峠に到着!京都市内から約4時間、達成感があります!!

 

このようにガスで真っ白。晴れていれば遠くまで見渡せるのですが、この幻想的な雰囲気も悪くないです。

二人が立っている地面の舗装が切り替わっています。そこが県境です。

アスファルトが滋賀県(右側)、砂利が福井県です。(残念ながら今回の工事でここもアスファルトに舗装されてしまうようです。)

 

おにゅう峠には立派な石碑があります。

平成15年とあるのでまだ歴史の浅い峠ですが、京都からアクセスしやすく走りごたえがあって眺めもいいので何度も訪れたくなる峠です。

 

舗装される前におにゅう峠の砂利路面と記念撮影。

井越君(右)は砂利のおにゅう峠に惹かれて今回のサイクリングに参加してくれたので少しでも雰囲気を味わってもらえてよかったです。

 

 

 

しばらく下った下根来の集落でニホンザルを発見!器用に岩を飛び越えて対岸へ渡っていました。

京ハ遠テモ十八里……

 

帰りは東小浜駅から輪行して京都へ帰りました。なんと約3時間!

京都駅の雑踏を避けるために敦賀経由でなく東舞鶴経由です。

輪行袋は、オーストリッチウルトラSL100

昨年初めて手にしたときは正直耐久性について疑問があったのですが、頻繁に使用したにも関わらず破れもなく使えています。何よりこぶし大の大きさと約200gの軽さのおかげで気軽に持っていくことが出来るのが気に入っています。サイズ感はオーストリッチL-100などの縦型輪行袋に準拠しているのでグランボアTypeERやフォーク抜き輪行のランドナーなど、様々な自転車に使っていただけます。

そして輪行バッグにぶら下げているのはオーストリッチとコラボしたグランボアサコッシュ

SL-100輪行袋と同様の生地を使用したこちらも軽量コンパクトなサコッシュです。サイクリング中のバッグに入りきらない補給食や輪行中の身の回り品を携帯するのに役立ちます。畳めばスマートフォンより小さくなります。レジ袋も有料化になった昨今ですからフロントバッグやツールバッグに1枚忍ばせておくと役立つシーンは多いですよ。

 

 

「最も近道根来坂越え」シンプルな標語です。

まだしばらくは以前のように大勢で集まってサイクリングに行くのは難しいかもしれませんが、その時々の状況に応じて自転車を楽しんでいけたらいいと思います。

まえの

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