アイズの独り言>

2020.09.11

RIDE & HIKE

「ツーリングに行きたい!」

春からずっとまともなツーリングに出かけておらず、とうとう親方のフラストレーションが爆発しました。というとちょっと大げさかもしれませんが、あの台風10号の翌日だというのに、まだ暑いというのに、もう少し待てば紅葉が始まるというのに、我慢できずに徳島は剣山まで1泊2日で出かけてまいりました。

もう、ずっと旅に出たいと思っていたのです。

 

【1日目ルート】

道の駅貞光ゆうゆう館(標高50m)→国道438(貞光川沿)→ラ・フォーレつるぎ山(標高1500m)

 

 

 

台風一過。だけど暑い!この日の天気は晴れ。最高気温は33.5℃。この日も京都から徳島まで移動して午後からのスタートです。

水分はもちろん、首には保冷剤を巻き、塩飴やエナジードリンクも忘れずに。この間の高山村のことがあるので周到に暑さ対策をして臨みました。

往路はずっと貞光川沿いを緩やかに登っていきます。距離は40km弱ですが、なんといっても目指すお宿は標高1500m。出発地が標高50m地点なので1450mアップです。久しぶりのツーリングなのでなまった体を確認しつつゆっくり上がっていきました。

 

 

序盤から川は谷深くを流れ、山は連なり、景色はとてもダイナミックです。

 

 

そして、行けども行けども人家がその山々に張り付くように点在していて驚かされました。毎日の生活はどうされているんだろう、そんな素朴な疑問が頭から離れません。車が入れる道が通っていれば何とかなるのかな。

 

 

 

と、もやもやしていると謎を明かすかのように現れたモノレールの駅。

ここから使える交通手段はこのモノレールだけとのこと。

へぇ。すごい。日本にもこんな所があったんだ。

戻ってきてから少し調べてみたところ、このモノレールはすでに動かすことはできないようですが、今もこの十家地区にはお一人の方が生活されているようです。徒歩でここから1時間、山道を歩いて辿り着く我が家。

おぉ、美山での生活なんて便利そのものですね!

 

 

 

 

 

そして、この日はルート上にたくさん見所がありました。

つるぎ町一宇の「土釜」。

土釜ってなんだろ、と思って道を少し外れて観光してきました。流れる水の勢いで岩が削られて猛々しくも美しい滝を形成していました。この日は台風の影響もあってか水量もあり迫力満点でしたよ。きっと紅葉の頃はさぞかし人気のスポットなんでしょうね。

 

 

 

滝といえば、この日は本当にたくさんの滝!

ルート上には数えればきりがないくらい様々な滝が出現していて、いくつも息をのむような美しい姿を見せてもらえました。

きっとその多くは日頃は姿を消している「幻の滝」で、台風後のこの日に限り、しかも自転車のスピードだから目に留まる、そんな景色だったのかもしれません。

 

 

 

 

あちこち寄り道しつつ、休憩しつつ、ゆっくり上り、お宿まで2キロ手前のスキー場にたどり着いた頃には影も随分長くなっていました。

ここからお宿までは勾配もきつくありません。

今回のお宿はラフォーレ剣山。夫婦池の畔に立つ町営のお宿でお手頃です。

 

 

 

 

 

*****

【2日目】自転車→ハイキング→自転車

ラ・フォーレつるぎ山→自転車→剣山観光登山リフト起点の見ノ越駅(標高1420m)→リフト→西島駅(標高1750m)→歩き→剣山山頂(標高1995m)→歩き→西島駅→リフト→見ノ越駅→自転車→国道438(穴吹川沿)→中尾山高原→国道438(穴吹川沿)→国道492(穴吹川沿)→美馬→道の駅藍ランドうだつ→吉野川沿自転車道→道の駅貞光ゆうゆう館

 

 

 

 

朝9時始発の剣山観光登山リフトに乗るべく8時30分頃スタート。天気は少しどんよりしていますが、暑くなく、寒くなく、気持ちの良い朝です。

 

 

 

 

始発の見ノ越駅から西島駅まで約20分。

こんな剥き身のリフトに乗るのはホント久しぶりでちょっとドキドキしましたが、鳥のさえずりや、景色や気温の変化が直接伝わり、何とも言えない気持ちの良い時間でした。

振り返ると自転車で走ってきた道がずーっと見えています。

 

 

目指すは剣山頂、矢印のところ。

うーん、いやな雲が近くにあります。。。

 

 

 

雲はありましたが、幸いなことに周りの景色はしっかりと見えました。

これから下る道が見えています。

 

 

うーん、あれって小豆島?

 

 

 

 

夏の剣山はキレンゲショウマの群生が見られるとのことで有名なようですが、この日はすでに花は終わっていました。でもまだ夏色の草木の葉は美しくみずみずしい。夏と秋の間のこの数日は、きっと一般的にはオフシーズンなのでしょうね。でも、私的には大満足。

自然の移ろいにオフなんて無い。いっつも完全に圧倒されてしまう。

 

 

山頂付近はきれいに板が張られていて整備が行き届いています。

足元はハイキング用の靴に履き替えていますので歩くのも快適です。

ところが、山頂に立った途端に雨が降り出し、山頂近くのヒュッテで30分ほど雨宿りする事となりました。ただ、これから先の道中を考えるとゆっくりもしていられません。雨雲の動きを見ながらまだ雨が降る中下山を開始しました。

 

 

御塔石(おとうせき)

この石の下にある大劔神社のご神体で、その形は剣に似ていることから山の名前の由来にもなっているとのことです。

神社には先客が雨宿りされていて立ち寄らず。また今度お参りしよう。

 

 

 

 

帰りのリフトに乗る頃には雨が上がり、次の雨雲が到着するまで2-3時間は持ちそうです。

さぁ、一気に下るぞ!

さっきまで立っていた山の頂がもうあんなに遠い。

 

 

 

雲のかけらの向こうに人家の屋根。

昨日とは違うルートで下ってきているのですが、やはりこの地域の特徴なのか、人家が山にへばりつくように点在しています。まだまだ知らないことがたくさん身近にありそうです。

 

 

 

リフト乗り場からの65キロほどの内、後半の30キロくらいは概ね平坦路です。雨にあたらないようにと昼食もとらずに下ってきたので結構しんどかった。やっとこさ辿り着いた美馬の「道の駅藍ランドうだつ」で遅めの昼食を食べたのは2時を回っていました。。

「うだつ」のある家々が今も見れる美馬の町。

 

美馬の道の駅から車をデポした貞光ゆうゆう館までは日本三大河川の一つ四国三郎こと、吉野川沿いを行く自転車道があります。ただ、自転車道と言っても交通量の多い国道の歩道を利用したような道なのであまり趣はありませんが。

 

いろいろと見どころ満載のツーリングとなりました。

ツーリング後の親方の第一声は「あー、すっきりした!」でしたよ。

皆さまもそろそろいかがですか?

 

 

 

*****

【おまけ】

私の自転車。

親方フレームER仕様650x38B(エキュルイユ)、フロントシングル(ナローワイドサンクフィーユ試作)、クランク(サンエクシード)ブレーキ(シュエットモダン)、ブレーキレバー(東京サンエス)、サドル(イデアルスタンダード)、フロントバッグ(ランブイエ2019試作)、ペダル(ウェルゴー輪行ペダルグランボアSP)

フロントバッグにはタオルにティッシュはもちろん、携帯にipad-mini、工具やチューブ1本のほか、救急セット+コロナ対策セット、おやつ各種、保冷剤3つ、エナジードリンク2つ、雨具上下にウィンドブレーカー、あと小さめのお化粧ポーチ。少し大きめのカメラも入ります。

 

 

親方の自転車。

親方フレームER仕様、650x38B(エキュルイユ試作)、フロントシングル(秘密)、ブレーキ(ミラン)、ブレーキレバー(東京サンエス)、サドル(イデアルチタン)、フロントバッグ(アンベール2017特別サイズ)、パニアバッグ(グランボアバコーズ製)、ペダル(ウェルゴー輪行ペダルグランボアSP)

パニアバックには2人分の着替え一式とハイキングシューズ、駐輪用の鍵2本が入っています。

 

 

【今回撮影できた鳥たち】

ゴジュウカラ

 

 

 

ヒガラ

どちらも小さくてすばしっこい。宿の近くの池の畔にたくさんいました。

 

 

 

トリカブト

登山中にたくさん見かけました。今が旬なんですね。

 

 

そして、こちら。

ヤツガシラ

2日目の朝一番に道先を案内してくれた鳥を撮影したものだったのですが、帰ってから画像を明るくしてみたらビックリ!とても珍しい鳥が映っていたのです。だけど一番特徴的な冠羽が電線に隠れてしまっていてかなり残念。それでもこの出会いは嬉しかったなぁ。

 

鳥の話は興味ない方が多いのはわかっているんですけど、ちょっと誰かに見てもらいたい。たぶんね、ポケモンゴーとかされていた方には、この撮影できた時の喜びをわかってもらえそうな気がするんだけど。。。

つちやはるみ

2020.08.13

油断大敵

長かった梅雨が明けた途端、すさまじい暑さとなっていますが、皆様お元気にお過ごしですか?

何年か前にドバイ経由でヨーロッパに渡った時に、40℃以上の気温の中を歩いた経験がありますが、「歩いてると死ぬぞ。」と、ほんの数キロの間に数台のタクシーに声をかけられたことを思い出します。40℃に迫ろうかという外気温なんて、そのころの日本では考えられない気温だったのに。。。

 

そんな暑さが一気に厳しくなりだした先日、1年ぶりに高山村を訪ねてきました。高山村と言えば、昨年JBTが開催された場所です。本当はもう少し早く行きたかったのですが、なんせ今年と去年ではずいぶん事情が変わってしまいましたからね。。。

 

で、その時少しサイクリングしたんです。

 

以前、前野が1000kmブルべの報告で紹介した、長野県中野市の高社山の麓を南北に貫く街道「たかやしろ、見晴らし街道」。親方はあの写真を見て、是非走ってみたいとずっと話していました。

今回、親方が組んだコースは、道の駅「北信州やまのうち」に車を置いて目当ての街道を往復するだけのコース。ざっと見て、片道20kmほど。大きな峠も無いし、午前中に京都から長野まで移動して、昼食後から走ったとしても余裕のコースと算段していました。

ところが、、、。

暑かった。。その日の最高気温は34℃、しかも街道沿いは果樹園で、風もほとんどなく陽当り満点です。おまけに私は甘く見すぎていて、ジーンズにTシャツ姿、しかも帽子を忘れてしまい、タオルを巻いてしのいでいました。平坦だと思っていたコースは小さなアップダウンの連続で、迷路のような果樹園に入り込むと辻々で止まっては地図を確認する必要がありました。もう、あっという間にフラフラしてきてしまい、軽い熱中症のようになってしまったのです。。。

幸い、早めにリタイアを決めたので自力で回復させることができましたが、せっかく久しぶりにお宿に泊まったというのに食事もそこそこに8時には眠ってしまいました。。。

もうね、グリルでじわじわ焼かれているような感じ。

皆さまも短い距離だからと侮らず気を付けて。

「たかやしろ、見晴らし街道」春か秋がお勧めです。

 

 

アイズバイシクルではOS1を常備しています。

万が一、お近くで熱中症の予兆を感じたときには迷わず駆け込んでください。

 

 

 

 

おまけ。

長らく欠品状態のサンエクシードの変速機が入荷しました。少々見た目に変化はありますが、機能面は変わりません。クランクは170mmのみ欠品中ですが、9月中には再入荷の見込みです。

つちやはるみ

こんにちは、スタッフの前野です。
7月23日に予定されていたコンセントレーションおにゅうは残念ながら雨予報の為中止。僕自身すごく楽しみにしていて、数日前におにゅう峠へ下見に行ったほどなのですが雨ではどうしょうもありません。

 

コンセントレーションおにゅうの中止が決まった22日の午後から天気予報をチェックしていると、23日明け方は本降りの雨、昼にかけて止んできて午後は曇りの予報でした。雨になるべく当たらないよう京都市内を出発する時刻を少し遅めの10時とし、おにゅう峠へ行くことを決めました。

ルートは江文峠、途中越、花折峠、おにゅう峠を経由して東小浜駅がゴールです。帰りは輪行です。

京都市内からおにゅう峠へ向かう場合の個人的な定番ルートは花背峠、能見峠を越えて久多を経由して朽木へ入るのですが、能見峠は舗装工事の為通行止め。

なので今回は江文峠、途中越え、花折峠(トンネル)を越えて梅ノ木町を経由し781号線でおにゅう峠を目指します。京都市内は路面も乾いていたのですが大原あたりからウェットに。雨も小雨ですがパラパラと降っていました。

同行してくれたのはアルバイトとしてアイズに来てくれている井越君と元バイトのI君です。

 

花折トンネルから梅ノ木町の分岐まではゆるやかな下り勾配。タイトなコーナーもなく見通しが良いので滑空する鳥になった気分でほとんど漕がずに進みます。

今回も自転車は2017年のコンクールマシンの際に製造された親方製フルオーダー軽量フレームの1本。

気が付けば3年、様々なところに行きましたが不具合なく体の一部のように走ってくれます。

タイヤサイズは650×42B(3bar弱で使用)。軽量650Bチューブレールを使用することで見た目の重厚感とは裏腹にとてもスムーズに転がります。特に今回のような険しい山道を走る場合は大きなエアボリュームと安定感、乗り心地の良さが最後まで走り切る自信を与えてくれます。

 

久多からおにゅう峠入口まで続く781号線は若干の登り勾配ですが走りやすい快走路。車の往来も少なく、おにゅう峠に行かなくてもおすすめのサイクリングコースです。

おにゅう峠の入り口、小入谷に到着。峠はひらがなですが、滋賀県側の地名は小入谷。実は福井県側にもおにゅうという地名があって、遠敷と書きます。小入と遠敷、両地域の境にある峠なのでどちらかの漢字を当てはめるのではなく、間を取ってひらがなで「おにゅう峠」と名付けたのでしょう。

 

滋賀県側の林道小入谷線は全線舗装されています。序盤の勾配がきついですが景色のいい林道です(晴れていれば…)

 

林道小入谷線を少し進んだあたりで今回のコンセントレーションおにゅうに参加表明をされていたFさんにお会いしました。輪行で小浜の方へまわり、走って京都を目指すコース取りをされたそうです。

ソーシャルディスタンスを意識しつつ少しだけ談笑。小浜側の林道は舗装工事をしていて通行止めになっているのですが、自転車は問題なく通してもらえたということで、僕たちも小浜側へ下ることに決めました。(当初は滋賀県側を往復し、近江今津あたりから輪行で帰る予定でした。)

 

標高を上げるとガスが濃くなっていきます。幻想的な雰囲気。

こういう景色が見れるから雨の中走るのも大好きです。

 

 

おにゅう峠の定番フォトスポットに到着……!

 

何も見えません。真っ白!!

晴れていれば下の写真のように登ってきた尾根伝いの道を見下ろすことが出来ます。

紅葉シーズンの早朝は雲海と紅葉のコラボレーションが楽しめます。

 

 

大雨の影響で路面には大量の落石。気を抜かず走りたいところです。

サイドカットにも注意!

 

濃霧の中標高830mおにゅう峠に到着!京都市内から約4時間、達成感があります!!

 

このようにガスで真っ白。晴れていれば遠くまで見渡せるのですが、この幻想的な雰囲気も悪くないです。

二人が立っている地面の舗装が切り替わっています。そこが県境です。

アスファルトが滋賀県(右側)、砂利が福井県です。(残念ながら今回の工事でここもアスファルトに舗装されてしまうようです。)

 

おにゅう峠には立派な石碑があります。

平成15年とあるのでまだ歴史の浅い峠ですが、京都からアクセスしやすく走りごたえがあって眺めもいいので何度も訪れたくなる峠です。

 

舗装される前におにゅう峠の砂利路面と記念撮影。

井越君(右)は砂利のおにゅう峠に惹かれて今回のサイクリングに参加してくれたので少しでも雰囲気を味わってもらえてよかったです。

 

 

 

しばらく下った下根来の集落でニホンザルを発見!器用に岩を飛び越えて対岸へ渡っていました。

京ハ遠テモ十八里……

 

帰りは東小浜駅から輪行して京都へ帰りました。なんと約3時間!

京都駅の雑踏を避けるために敦賀経由でなく東舞鶴経由です。

輪行袋は、オーストリッチウルトラSL100

昨年初めて手にしたときは正直耐久性について疑問があったのですが、頻繁に使用したにも関わらず破れもなく使えています。何よりこぶし大の大きさと約200gの軽さのおかげで気軽に持っていくことが出来るのが気に入っています。サイズ感はオーストリッチL-100などの縦型輪行袋に準拠しているのでグランボアTypeERやフォーク抜き輪行のランドナーなど、様々な自転車に使っていただけます。

そして輪行バッグにぶら下げているのはオーストリッチとコラボしたグランボアサコッシュ

SL-100輪行袋と同様の生地を使用したこちらも軽量コンパクトなサコッシュです。サイクリング中のバッグに入りきらない補給食や輪行中の身の回り品を携帯するのに役立ちます。畳めばスマートフォンより小さくなります。レジ袋も有料化になった昨今ですからフロントバッグやツールバッグに1枚忍ばせておくと役立つシーンは多いですよ。

 

 

「最も近道根来坂越え」シンプルな標語です。

まだしばらくは以前のように大勢で集まってサイクリングに行くのは難しいかもしれませんが、その時々の状況に応じて自転車を楽しんでいけたらいいと思います。

まえの

 

先日ようやく府県を越えた移動が解禁されて、いままで行くことがままならなっかったツーリングができるようになりました。でもまだまだ油断はできません。どこから感染が拡がるのかわかったもんじゃありません。でもこんな時だからこそ私たちサイクリストが参加できるイベントをずっと考えていました。誰かが何かを始めないとみんながサイクリングを再開できないのじゃないかと・・・

 

密閉・密接・密集の「三密」を避けて出来ること、私がフランスで経験したイベントにありました。「CONCENTRATION NATIONALE」FFCTの主催するイベントでフランスのリヨンとサンテチェンヌの間にある col de Pavezin に集まるというイベントです。集まる場所と時間帯だけが決められていて三々五々各自が好きなコースを走って集まって好きな時に帰って行くのです。以前美ヶ原に集まって走るサイクリングイベントを“Concentration to Utsukushigahara”と銘打って行っていましたが、あの時は集合から解散まで一緒に走って行動出来ましたが、今回は峠に集まるという一点イベントです。もちろんソーシャル・ディスタンスを保っての集合になります。

 

さて先週府県を越え走りに行ってまいりました。福井県小浜市と滋賀県朽木村の県境のおにゅう峠。かつては根来坂といって小浜から京都を結ぶ鯖街道の一つでしたが、平成になって林道が開通して自転車での峠越えが容易になった峠です。舗装もされていて、雲海と紅葉が美しいとのことで自動車やオートバイで訪れる人も結構いるようです。天気が良ければ日本海を望むこともできるとのこと、これは一度は行ってみなくてはと思い出かけたのです。

 

 

小浜の港に車を置いて海から峠まで25km弱で標高差820mを上るコースです。登ってしまえば帰りは下るだけのピストンコースですが、上りごたえはありました。のんびりのんびり上って2時間半、昼食を麓のレストランで取ってからでしたので峠に着いたときには雲が出てきてしまい海を望むことは出来ませんでしたが、適度に木陰があって初夏の日差しも避けることができ、沢沿いの路を涼しく登ることができました。そうそう、まだ小浜側の峠近くは未舗装路が2kmぐらい残っていますが、結構しっかりしたダートでした。

 

 

このおにゅう峠はスタッフのチョコこと前野君のお気に入りで、先日も京都から走って行って走って帰ってきて180km超、獲得標高は2800m弱というコースをケロリとこなしていました。昨年も京都を夜中に出て早朝に見られる雲海を楽しんでいました。

おにゅう峠を走るのに最も定番的なコースは熊川宿の西の入り口にある無料駐車場に車をデポしての周回でしょうか、一周70kmです。車を使っての最短距離では小浜側はお水送りで有名な鵜の瀬から走り始めることもできますし、朽木側では麓の針畑から走り始めることもできます。もちろん京都から走って小浜側におりてから輪行で帰ることもできますし、逆に東小浜まで輪行して走り始めてもよしというところでしょうか。ま、いずれにしてもアプローチが大変ですが・・・いろいろなコース取りが可能です。

というこのおにゅう峠にお昼の1時から3時まで、お好きなコースで、お好きな時間においでいただくというイベントです。日時は7月23日の海の日です。峠のてっぺんに集まるというだけのシンプルなイベントですが、それぞれの楽しみ方に応じて好きなコースをお気に入りの自転車で走ってください。コースに不安のある方はどうぞ遠慮なくご相談下さい。密にならずみんなで楽しみましょう。当日アイズはお休みします。

Concentration ONYU

 

親方

こんにちは、スタッフの前野です。
先日開催されたオダックス近畿主催のブルべBRM315近江八幡200㎞に参加してきました。
まず結果から言うとDNF。完走していません(^^;) 何故こうなったのか簡単に紹介していきます。

自分にとって昨夏のPBP以来のブルべ。事前準備のコース確認やキューシートの印刷、参加申込書の記入など去年は淡々と行っていた作業が新鮮に感じました。今回の目的は200㎞の認定獲得と4月に控えているグループで走るブルべ“フレッシュ”にむけて走力を向上させること。徐々に長時間の走行に体を慣らして4月を万全の状態で迎えるためです。この日はブルべ200㎞+自宅から近江八幡駅まで往復約100㎞を自走することにしました。なのでセルフ300㎞ブルべということです。

 

コースはJR近江八幡駅前をスタートして→ 日野 → 御杖 → 曽爾 → 伊賀上野 → 信楽 → 近江八幡に戻る206㎞。獲得標高は3000m越えで高い峠はないものの登りが多いコースです。

当日の天気は午後から崩れる予報。ただ、予報と照らし合わせた自分の計画では8時にスタートして17時ごろゴール、自走で2時間半かけて帰宅しても雨からギリギリ逃げ切れる算段でした。走行時間が短く獲得標高が3000m超の登りが多いコースなので余分な荷物は持つ必要が無いと判断し700Cロードで出走しました。荷物を減らすために今回は輪行袋、レインジャケットも持っていません。コースに含まれる地域に京都まで輪行で帰りやすい駅が少ないこと、200㎞ブルべは基本的に日没までにゴールできるので何かトラブルがあった場合でも対処できる可能性が高いということもロードに決めた理由です。
計画段階の僕は忘れていました。3月中旬と言えど気温は低く、天気は必ずしも予報通りにならないことを。

4時過ぎに起床、5時に自宅を出発し大原→途中越え→琵琶湖大橋経由で近江八幡駅に向かいました。大原では気温計が̠−2℃を指し末端に痛みを感じる寒さ。それでも途中越えを琵琶湖大橋へ向けて下るころには陽が昇り暖かさを感じるようになりました。

近江八幡駅前でいつものようにブリーフィングを経て8時スタート。今回のブルべはPCが2か所、フォトチェックが1か所、通過チェックが1か所の計4か所の通過証明が必要です。まずは18㎞地点のフォトチェックから。

フォトチェック後はアップダウンの多い伊賀コリドールロードをパックになって飛ばします。

67㎞地点のコンビニでパックから外れて以後単独走行に。今回のコースは普通なら気が付かないような林道が数か所組み込まれていて刺激的でした。この写真の後、下り区間もかなり荒れていて泥除けのない自転車はドロドロになりました。

95㎞地点の通過チェックは道の駅に設置されているスタンプをブルべカードに押します。

伊賀上野から信楽に抜ける御斎峠(おとぎとうげ)の登りから天候が怪しくなってきました。

みぞれ混じりの雨がポツポツ・・・まだ想定内です。

御斎峠の峠には句碑があります。ちなみに峠の石碑は伊賀上野側、峠の少し手前にあります。

信楽に下ると路面はウェット。PC2で紅茶を飲んで暖を取ります。朝ドラ効果と思われる交通量の多さに驚きながら湖南市へ抜ける今回最後の登り、アセボ峠にかかります。峠を登り始めてすぐに空が暗くなり雨が降り始めました。標高を上げていくと雨はみぞれ交じりに打ち付け全身を冷やし始めました。

多少の雨なら上半身はメリノウールのウェア、下半身はビブタイツの撥水効果で気にならないのですが今回の雨とみぞれには完敗。持ちこたえていたビブタイツに水が浸透し始めると一気に冬の寒さに。そして下りではフロントのマッドガードとフラップが無いので路面から跳ね上げた冷水でシューズもあっという間に水浸しになりました。

アセボ峠を下りきって湖南市に入るころには雨も上がっていたのですがこの時すでに17時過ぎ。ゴールの近江八幡方面に向かう交差点のコンビニでいったん止まりこの後どうするか考えました。現在地は190㎞地点でゴールまで16㎞。ゴールまで走るのは問題ないのですがその後が大変です。ゴール後近江八幡から自宅まで54㎞を走れば帰宅は確実に21時過ぎ。ここでやめて自宅まで最短コースを走れば約40㎞。まもなく日没を迎えて気温が下がるのに服は濡れていて防寒具もなく、頼みの綱である輪行袋も持っていません。今回のブルべはPBP出場がかかっているわけでもないし、風邪を引いて翌日動けなくなるリスクを取る価値は無し。残り僅かですがブルべはここで中断し、自宅まで最短ルートで帰ることに決めました。
湖南市からは近江大橋、山科を経由して京都市内へ。大津に着いた頃には寒さで指先の感覚が無く、補給食の包装も開けられないほどでしたが牛丼屋で夕食を摂って復活。20時過ぎに帰宅することが出来ました。
ブルべの認定こそ取れませんでしたがこの日は自走で54㎞+ブルべと自宅まで合わせて233㎞の計287㎞を走ったので満足です。DNFした後はしばらく気持ちも沈むのですが今回は清々しい気分です。


使用した自転車です。タイヤは昨年7月のブルべから使用している700×28Cエキストラレジェ。パンク修理、サイドカット対策のタイヤブート、チェーントラブル、各部の調整に対応できる工具に加え、補給食や増えた荷物を携帯するためのグランボア印の軽量サコッシュをシートチューブのツールケースに入れています。サコッシュは朝、自宅から自走する時におにぎりを運ぶのに役立ちました。ブルべ中は必要なかったのでツールケースの中へ折りたたんで収納。今回はしませんでしたが輪行時に身の回りの携行品などをまとめるのに便利です。携帯工具はトピークのラチェットロケットライトDX+。フルセットでは携帯せずラチェットハンドル、エクステンションバー、4~6㎜のビットとチェーンツールビットのみを携行しました。

夏ならこの装備でも問題なくゴールまで走って自走帰宅できたと思いますがこの時期は雨具、輪行袋などの保険を掛けておくべきでした。

ハンドルはリーチが短いアナトミックシャロー形状のグランボアモダンマースバー。日東M106と同様の形状ですがバルジ加工のハンドルです。アルミに焼き入れがされたハンドルに比べるとしなりを感じやすく長時間の走行に適した優しい握り心地です。


変速レバーはダイアコンペのパワーラチェットタイプでカンパニョーロヴェローチェ10速の前後メカを動かしています。こちらのレバーはインデックス式ではなくフリクション式ですが、ラチェット機構のおかげでリアメカのテンションに負けることもなく絶妙な具合です。実際に使うまでは10速をインデックス無しで変速させることに懸念があったのですが調子よく変速が決まります。
Wレバーにするとダンシング中や荒れた下りでの変速が困難になり走行性能の向上という点でメリットはほぼありません。
それでもWレバー特有の「レバーを動かしてシフトケーブルを引いて(緩めて)変速機を移動させ、チェーンが変速した瞬間のショックがWレバーを介して指に伝わる」一連の流れ。これは電動変速やデュアルコントロールレバーでは味わえないものです。これが味わいたいが故にWレバーに変えました。このアナログな操作感はハマりますよ。

 

さて、次に予定しているブルべはBRM328近江八幡300㎞。もちろん次回はフロントバッグに雨具と輪行袋を入れてランドナーで走ります!

まえの

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