アイズの独り言>

こんにちは、前野です。

6月の半ば、600㎞ブルべに参加してきたので紹介します。

 

久々に参加した600㎞ブルべはオダックス近畿主催のBRM618米原600㎞
滋賀県のJR米原駅前をスタートして信州を満喫するコースです。

当初は諏訪湖までの往路に野麦峠が含まれていたのですが、通行止めでスタート1週間前にコース変更。
野麦峠の代わりに開田高原を経由して諏訪湖まで向かうことになりました。
コース説明にはこう書いてあります。

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近畿から信州に行くには車を使うしかない。
そう思っていた時期が私にもありました。
ですが、よくよく考えてみると近畿の東端、米原からならば行けなくはない訳です。

出来るのならば行くしかありません。
しかしどう考えても長野県内は夜間にしか通過しないので風景もあまり見えないんですよね。
ほとんど岐阜県内の風景しか記憶に残らないはず。
苦労するしかないと分かってはいます。見返りが少ないことも予想出来ます。
ないないずくしであっても、そこに道があるのならば行くしかありません。
それが旅人(ランドヌール)というものでしょう。

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何というか、普通じゃないですね…
そもそも今回エントリーしたのは最も日照時間の長い時期に近場でエントリーできる600㎞という条件で探したから。日照時間が長い季節なら夜間走行は短くて済みますし、気温も寒くないので走りやすいはずです。
ただ、この米原600は登りが多く、コースの難易度はやや高め。600㎞で獲得標高7500mなので山岳コースと言って差し支えないでしょう。

300㎞以上のブルべはSR600紀伊山地を一昨年に走ったのを除くと2019年のPBP前に走った守山300㎞以来になります。
PBP以降参加したブルべは数えるほどで2020年はSR600紀伊山地のみ、2021年は200㎞を2本。
SR600紀伊山地は計画的に宿を取って走ったのでもはやツーリングでした。夜通し走るサイクリングをしていないので、400㎞以上のブルべの走り方をもはや忘れています。

そして今回は600㎞ブルべ初完走を目指す友人と共に走るので二人で確実に完走できるように制限時間をフルに使う計画を立てました。その名も「40時間計画」
600㎞ブルべの制限時間が40時間なので制限時間目一杯使って完走しようという計画です。
初日は5~22時で約300㎞を走り22時~翌朝4時までホテル滞在、二日目は4時~21時の間に残りの300㎞を走ってゴールを目指します。

 

 

一緒に走る友人は手前のディスクロードで出走

JR米原駅を5時にスタート。今回一緒に走る友人とは5月に湖東の峠巡りをしたり、小浜日帰りサイクリングを一緒に走って調整済み。

彼とは5年ほど前に大津スタートの600㎞ブルべを一緒に走ったのですが、悪天候と計画不足でDNFに。その頃の自分は400㎞でも600㎞でも出たとこ勝負。宿は取らずに勢いに任せて夜通し走り、なるべく早くゴールするスタイルだったのでそれに600㎞が初めての友達を巻き込めば当然の結果でした。

今回はその時の反省を活かしてエントリー前に走行計画を作成しました。
ホテルに6時間滞在することを計画に入れ、制限時間ギリギリのタイムスケジュールで完走を目指します。

 

5:46 関ケ原

スタートは一人ずつ呼ばれた順番に出て行くので友人と同時にスタートは出来ず、しばらく短独走。友人を追いかけて合流できたのはスタートして15㎞ほどの地点でした。関ケ原付近は大型車が多い国道でしたが、垂井から先は旧中山道をトレースする巧みなルート運びで快適でした。

 

7:38 64.5㎞地点の関市内でパンク

スタートから2時間半ほど経った頃、友人が前輪の空気圧が下がっているということで停車。焦らずパンク修理です。
パンクの原因はタイヤブート。実は同じことを自分も過去のツーリングで経験しています。
少し前に二人でおにゅう峠を走ったのですが、その時に小さなサイドカットをして念のためにタイヤブートを貼っていました。ただ、このタイヤブートはあくまでも応急処置用で、張ったまま使い続けるとタイヤブートのふちがチューブと擦れてパンクしてしまいます。
応急処置したタイヤをそのまま使っていたことで起こるべくして起きたパンクでした。友人も前輪のタイヤに不安を感じていたようで、サドルバッグの中から予備タイヤが登場。タイヤも交換して不安を取り除きました。
タイヤとリムの嵌め合わせがきつくて時間がかかり、結局パンク修理と近くのコンビニで一息ついたので30分ほど停車。この間にどんどん抜かれてほぼ最後尾に。序盤とは言えみんなが先に行くのを見送ると焦ります。

 

10:54 岩屋ダム

3年前の京都1000㎞でも走った道を通って飛騨方面へ進んでいきます。道の駅平成、そして岩屋ダム。岩屋ダムは二人で初めて走った600㎞ブルべの時にDNFがよぎり始めた場所だったので感慨深いです。
今日は二人とも快調で天気は曇り。じつはこのブルべも雨が降るか微妙なところで1週間くらい前から天気予報とにらめっこをしていたのですが、結局最後まで雨が降ることなく終わりました。

 

12:41 161㎞地点 PC1

そんなこんなで多少の峠も挟みつつ161km地点のPC1に到着。ここはスタッフの方が待機している有人PCで飲み物と補給食の用意がありました。関市以降しっかり補給できる場所が無かったので助かります。パンと飲み物を貰い、15分ほど滞在して出発。ここから先が本格的な登りの始まりです。

 

14:06 飛騨小坂から約15㎞、1000mアップの登り

PC1を出るとすぐに長い登りに。頑張ってもペースは上がらないので二人で話をしながら登っていきます。雲が多い天気ですが雨が降ることは無さそう。楽しいけどしんどい時間が続きました。普通のツーリングだったら濁河温泉かこの先の開田高原で一泊したいですね。

 

14:54 日本一の溶岩流展望台

ようやく登りがひと段落すると道は尾根伝いになって緩やかにアップダウンを繰り返します。あいにく雲が多く御嶽山全体を眺めることは出来ませんでしたが、さすが信州と思わせる景色でした。ここから先は開田高原に向けて長い下りになります。

 

16:21 御嶽山

開田高原への下りの途中で他の参加者の方が大勢立ち止まって写真を撮っているポイントがあったので僕たちも停車。「飛騨御嶽尚子ボルダーロード」という石碑で、シドニーオリンピックで金メダルを取った高橋尚子さんが高地トレーニングをしていたことに由来しているようです。

石碑正面には御嶽山、裏には乗鞍岳が見える最高のビューポイントでした。

 

16:22 景色のいい場所に石碑があると撮りたくなりませんか?

乗鞍にはしばらく行っていませんが、乗鞍を通るSR600もあるのでそのうちチャレンジしたいです

 

乗鞍を眺めながら下る

標高が高く、下りでは寒いくらいの気温なのでレインジャケットを羽織ります。

開田高原までの道は路肩が広くとられていて、赤い舗装の部分は高地トレーニングをするランナーが走りやすいように整備されていました。下った先にはきれいに整備されたトラックで陸上選手がトレーニングをしていました。この下りはダイナミックでとても楽しかったです。

 

19:09 権兵衛トンネルへの登りで日没

開田高原区間を抜けると木曽でようやくデイリーヤマザキを見つけて小休止。ホテルを予約している諏訪まではまだ距離があるのでパンとプリンを食べました。

木曽から伊那谷へは権兵衛トンネルを越えていきます。トンネルの入り口までヒルクライム。

 

19:23 権兵衛トンネル手前

権兵衛トンネルが見えたところで一旦止まって装備を整えます。友人はサドルバッグがタイヤに擦りそうだったのでバックルを締めなおしていました。権兵衛トンネルは4㎞の下り基調。こんなに長いトンネルはなかなかありません。交通量も少なくて伊那谷への下りを楽しみました。

 

19:48 暗くなった伊那を走る

4㎞続く権兵衛トンネルを抜けると辺りは暗くなっていました。伊那谷へ下り辰野、岡谷、そして本日の宿を取っている諏訪を目指します。辰野では道路が川から近く、時々道に蛍が飛んでいました。

 

ランドナーに装備しているライト

自分の乗っているグランボアランドナーはSON28ハブダイナモで前後のライトを点灯します。フロントはSON Edelux2、シートチューブに直付けされたテールライトはキムラTL-06Dです。

フロントライトのEdelux2は上側への光がカットされたワイドな配光で遠くまで均一に照らしてくれるので路面が見やすく安心して走れます。
テールライトのTL-06Dは走行中の安全確保はもちろん、停車後も明るさを維持して光り続けてくれるので信号待ちも安心です。
ライトが充実すると夜走るのが楽しくなりますよ。
ちなみに400㎞以上のブルべでは前照灯2灯以上装備がルール上必須。フロントキャリアの左側にキャットアイVOLT800をサブライトとして装着しましたが今回は一度も使いませんでした。

サブライトのVOLT800は悪天候時に点灯させるほか、自転車から簡単に外せるので夜間のパンク修理などにも役立ちます。

 

 

22:03 初日は中間地点の諏訪で終了。残り300㎞

21時過ぎに諏訪のホテルに着いて近くのマクドナルドで夕食。ご当地の食事を食べたいのですが時間が遅くて店が開いていないのと、睡眠時間が惜しいのですぐに食事が出来るファストフードで正解でした。
風呂に入って装備を整え、23時頃就寝。今日はたくさん登りました!明日は少し楽かな?

 

【2日目】

アラームの音で3時に起床。ブルべ中に4時間眠るとめちゃくちゃ回復します。
ホテルを出て集合場所のファミリーマートへ。黒から濃い青になっていく空を見ながら朝食を食べ、友人と合流しました。4時にコースへ戻り二日目スタート!

 

4:07 フォトチェック諏訪大社前宮

再スタートしてすぐ、フォトチェックの諏訪大社前宮で撮影。空がどんどん明るくなっています。

 

4:14 杖突峠で夜明けを迎える

杖突峠の序盤で空はこの通り。杖突峠に来るのは確か2回目ですが、諏訪側から登るのは初めて。最初に訪れたのは6年前。浜松をスタートして中央構造線沿いにソロツーリングをした時でした。浜松から兵越峠、下栗の里、しらびそ峠、分杭峠、そして最後に杖突峠を通って諏訪がゴールでした。下栗の里ではおばあさんが一人で切り盛りしている民宿に宿泊。まだ続けていらっしゃるのだろうか…

 

5:01 杖突峠から先は霧の中

杖突峠の南側は霧が出ていて気温も低そう。しばらく下って高遠へ。周りにブルべの参加者はいません。多くの方が諏訪ではなく、杖突峠を越えてから仮眠を取ったようでした。睡眠時間を多くとった分、ギリギリのタイムスケジュールで走っているのでゴールに間に合うのか少し心配です。

朝5時に杖突峠の上にいて、夜までに米原駅へ自転車で移動するなんて実感が湧きませんよね…

 

6:55 信州は山がきれい

淡々と距離を消化していきます。しばらく大きな峠は無いので景色を楽しみながら。前日は雨こそ降らなかったもののずっと曇り空。今日は青空に南アルプスが映えています。

阿智に着くとコンビニで休憩して峠越えの準備。清内路トンネルを通って木曽に戻ります。

 

10:05 阿智から清内路トンネルを越えて木曽へ

清内路トンネルは前日通った権兵衛トンネルと同じく市街地からしばらく登った先にあるトンネルなので入り口まで標高差500mを登らされます。

 

11:06 馬籠峠

清内路トンネルを通って木曽へ戻ると次は馬籠峠の登りになります。なんだか昨日より登っている時間が長いような。馬籠峠はハイカーの方もちらほら。

 

11:14 フォトチェック 馬籠宿

馬籠峠から下るとフォトチェックの中山道馬籠宿に到着。撮影とトイレ休憩を挟んで出発。下りきるとすぐに次の登りが始まります。そして天気が良くて景色が映えるのは嬉しいのですがとても暑い。2本のボトルがあっという間に空になっていきます。

 

14:05

アップダウンは続きます。この辺りまで来ると徐々にほかの参加者に追いつき始め、時間内完走の勝算が立ってきました。

 

14:21 後半も名の無いアップダウンが続く

通称?茶畑の登り。茶畑の中をロングストレートが突っ切っています。峠ではないけどしっかり登る道が次々と登場。500㎞過ぎればゴールまで残りは平坦。そう言い聞かせながら淡々と登りました。

 

 

17:49

山の中から市街地に戻ってきました。まだ滋賀県にも入ってないのに岐阜城を見るとゴールに帰ってきたような安心感を覚えます。

 

18:01 長良川沿いを走る

往路とほぼ同じ道を通って米原まで。500㎞以上走っているので二人とも疲れているけど夜間走行を避けたおかげかモチベーションは高く、走ることを楽しめています。

 

19時すぎ 垂井から関ケ原への登りで日没を迎える

2回目の夜がやってきました。とは言ってもゴールまでもう少しなのでエネルギーを使い切っても大丈夫。このままいくと20時半には確実にゴールできそうです。パンクしてもギリギリ間に合います。

 

2人揃って完走 39時間17分

国道27号線で友人が前に出ると猛然とペースアップ。600㎞ブルべの終盤とは思えないスピードで関ケ原への暖斜面を登っていきます。あまりにも早いので千切られないように空腹の腹に力を入れて着いていきました。以前走った米原600㎞でも最後は関ケ原を越えたのですが、その時一人で走っていた時とは比べようもないペースで登りをクリア。ここにきてなかなか会えなかった他の参加者の姿も。

関ケ原でのペースアップのおかげで米原駅前のゴールには20時17分に到着しました。

主催者の方にブルべカードを提出し、2人そろって600㎞完走の認定を受けることが出来ました。

 

コースは今まで走った600㎞ブルべの中で最も過酷でしたが、夜間走行を避けて睡眠を十分にとったおかげで最後まで調子よく走れました。それに今回は友人がいてくれたおかげでソロ参加の何倍も楽しいブルべでした。
タイムを意識して走るブルべもまたやりたいですが、友達と参加するなら楽しく走れるこのスタイルがいいですね。

次回は10月の守山300㎞を一緒に走る予定です。

 ・

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まえの

こんにちは、前野です。

先日、友人と二人で奥伊吹の方へサイクリングに行っていました。

この日はまだ登ったことが無い湖東の峠へ行こうと企画したコース。

京都から輪行で移動して長浜駅を起点に100㎞ほど走る予定でした。

 

ただ、京都市内から普通電車で長浜まで向かうと2時間弱…

輪行作業や諸々の移動を含めると集合時刻の3時間前には家を出なければなりません。

それなら長浜駅まで90㎞を走った方が楽しいだろうという話になり、帰りだけ輪行のサイクリングになりました。

 

夜明け前の広沢池

6:30に琵琶湖大橋東詰めのコンビニで友人と集合するために自宅を4:30頃出発。

起きた頃は外の雨音が気になりましたが、強い雨を降らせる雲は通り過ぎ小雨の中出発です。

日の出は5:50頃でしたが既に明るくなってきています。

きぬかけの道、北山通りを通って宝ヶ池から365号線で途中越えを目指します。

 

琵琶湖大橋でロードバイクの友人と合流

大原から途中越えにかけて雨に降られましたが、気温が高いので雨具を着ずにやり過ごせました。

途中越えから琵琶湖大橋まで一気に下り、集合時刻まで少し余裕があったので展望台でゆっくりしようと思ったらすぐに友人が到着。

コンビニで一息ついた後、長浜目指して湖岸道路を北上します。

 

長浜に向けて湖岸道路を北上する

あいにくこの日は北からの向かい風。琵琶湖も白波が立つほどで、時々先頭交代をしながら下ハンドルを握りしめて進みました。

 

奥伊吹、国見峠へ向かう

向かい風で予定より少し遅れて長浜に到着。今日のメインはここからです。

伊吹山や周りの山々は東へ流れていく雨雲の中。

 

国見峠の路面は落石が多く荒れていた

国見峠目指して林道を登っていきます。序盤は勾配がありましたが、中盤から峠までは程々で登りやすい峠道でした。

 

標高が上がるにつれ霧が濃くなる

 

峠付近は霧の中

 

840m 国見峠

1時間ほどかけて国見峠に到着。峠にはゲートがあり、峠名と峠の由来を説明する2つの石碑が立っています。

 

国見峠から岐阜県側は晴れ間が覗いてた

滋賀県側は霧で真っ白でしたが、岐阜県側は青空が覗いています。まるで別世界。

こういう景色が見れるから峠越えはやめられません。

今回は滋賀県側の景色がほとんど見えなかったので近日中に再訪したいところです。

峠の詳細は後日「ランドナーで峠へ」で取り上げようと思います。

 

国見峠を下り揖斐川町を走る

国見峠を下ると揖斐川町の集落を通過していきます。四国や紀伊半島を思い出すような山村風景です。

 

奥揖斐湖に向かって揖斐川をのぼっていく

 

小さなレストランで昼食

さすがに携帯している補給食だけではおなかがすいたので、山の中のかわいらしいレストランで昼食を摂ることにしました。

 

冷やし中華を注文

レストランはお母さん二人が切り盛りしているようで、店内奥の席に通してもらいました。

和洋いろいろなメニューがありましたが、すこしさっぱりしたものが食べたかったので冷やし中華を注文。友人は焼きそばセットでがっつり食べるか迷っていたのですが、結局僕と同じ冷やし中華を注文しました。

彩り豊かでおいしい冷やし中華でしたが150㎞走ってきた身には少し物足りませんでした。友人はライスを追加。今度来るときは、馴染みがない名前の”志の田丼”を頼んでみようと思います。

 

この日は向かい風が強く下ハンを握る時間が長い

琵琶湖の湖岸を離れてもこの日は風が強く、思うようにスピードが出せません。

僕らが向かい風と登りに歯を食いしばっている時に、数名の反射ベストを着たサイクリストとすれ違いました。この日は近江八幡スタートのブルべが開催されていたので400㎞を走るランドヌールの皆さんでした。

僕らとすれ違ったときは追い風下り基調のはずなのでボーナスステージといったところでしょうか。

 

所々残雪が残る林道鳥越線

向かい風を耐えた後、林道鳥越線を登っていきます。

国見峠より標高が高いのですが登坂距離はあまり変わらないので鳥越峠の方が疲れました。上の方には僅かに雪が残っていたのも驚きです。

 

岐阜県側の眺望が素晴らしい鳥越峠

峠近くからは今登ってきた道を見渡すことが出来ます。

 

1040m 鳥越峠

峠には峠名の小さな石碑と鳥越林道の立派な石碑がありました。岐阜県側は雄大な山々、滋賀県側は琵琶湖と湖岸の田園地帯が見えます。

 

鳥越峠滋賀県側から琵琶湖が見える

こちらの峠もまた後日紹介しようと思います。

 

 

長浜駅から輪行

落石で荒れたスリリングな下りを経て長浜に戻ってきました。

長浜駅まで数キロの南下する区間だけは風が味方してくれて気持ちよく進みました。

駅に着くと京都方面の新快速まで15分弱…

滑り込みセーフを狙って急いでパッキングするか、諦めて次の電車にするか迷うところ。

自分のランドナーはセミオーダーモデルのTypeERと同様のER輪行。慣れれば10分くらいでパッキングすることが出来ます。それでもホームまで歩く距離を考えると博打です。

それに友人はディスクロードで久々の輪行で手こずりそうです。

結局ゆっくり作業をして電車を1本見送ってから帰路に就いたのでした。

自宅を起点にしていつものコースを走るのも楽しいですが、輪行を組み合わせると普段は行けない遠くの峠にも足を延ばせるのでおすすめです。

ランドナーで輪行サイクリングに興味のある方、アイズバイシクルまでお気軽にご相談ください。

【ジャパンバイクテクニーク2022】

 

 

来月は3年ぶりに開催されるハンドメイド自転車の競技会ジャパンバイクテクニークが控えています。
グランボアも大会参加に向けて特別な自転車を製作しています。
こちらも是非ご注目ください!

まえの

【DAY3】

天草イルカウォッチングツーリング

8時30分スタート。

 

湯の郷くれよん

2日目のお宿は下田温泉のくれよんさんにお世話になりました。全室離れで部屋風呂の有るちょっと贅沢なお宿ですが、感染のリスクを減らす意味もあって奮発しました。でも結果的に設備やサービスの割にとてもリーズナブルだと感じましたよ。

お湯は源泉かけ流し。食事は朝夕とも完全個室。しかもそのお料理!

ホームページに出ているお刺身の盛り合わせ、あれ、見えてる部分で1人分なんです。だから、エビの後ろにも同じだけギッチリ盛られています。どう見ても6人分くらいあります。

*

私 「わ、私たち、2人しかいないんですけど。。」

女将 「天草ですから!」

私 「えー。でも、とても食べきれません。。」

女将 「大丈夫です。残った分は明日かき揚げにして差し上げます。」

*

そうなんです。

伊勢海老の頭は夕食〆のお味噌汁にしていただいて、食べきれなかったお刺身はチェックアウトの時にかき揚げにしておにぎりと一緒に持たせてくださいました。これはとっても助かりました。その日の昼食の心配をしなくていいんですから。それに、いろんなお魚のかき揚げって美味しいですね。家で再現したくなりました。

 

これは朝ごはん。パンはとても食べれないのでこれもお弁当に持たせてくださいましたよ。

でも、やっぱり、多すぎますよね。

日本の旅館の良いところでもあり、悪いところでもあり。今回のように食べきれなかったものを再利用してくださるところって少ないですから。

と、お宿の話が長くなってしまいました。

 

 

 

***

で、この日のメインイベントはイルカウォッチングでした。

天草の海岸線をずーと走って、途中イルカウォッチングのツアーで野生のイルカを見て、それから天草の上島の先、前島まで行こうというプランです。

ですが、残念なことにこの日の天気は曇りのち雨。夜半から風が出ていました。

 

海も白波が立ち、船に乗ってもイルカどころではなさそうです。

 

 

何かと思ったら、大根でした。

これぞ天日干し、おまけに潮風にさらされて塩まで効きそう。

美味しく漬かりそうですね。

 

 

で、結局、ツアーは欠航。

この日のメインイベントは無くなってしまい、ただただ海沿いを走ることに。しかも、天草市内に向かうこの道は車の量が多く、私たちにとってはちょっと辛い道でした。途中、本渡海水浴場でお弁当を食べた後、この日のメインイベントの穴を埋めるべく、本渡港公園、歴史民俗資料館、とれたて市場、有明タコ街道の道の駅 (リップルランド) など、寄れるところは片っ端から立ち寄りました。

 

 

本渡港公園の天草四郎さんと記念撮影。

 

 

途中、少し小高く見晴らしの効く場所に金網で囲われた場所。

小さな説明板によると天草特攻隊の発進基地だったとのこと。

この場所で命を懸けた若者たち、かたや同じ場所を呑気に自転車で旅する私たち。

過ごす時代が異なるだけでこんなにも違う空間になるんだよね。

しばらく想いを馳せながら青い空を眺めていました。

 

 

 

 

 

 

 

上島へ渡る橋。

塩田です。

 

雲仙普賢岳が前に見えたり、横に見えたり、後ろに見えたり、それでもだんだんと大きくなってゆくのが楽しかったです。

 

 

上島に渡ってからはさらに交通量が増え、しかもいくつか超えなくてはならない橋は幅が狭くちょっと危険。前島のこの日のホテルまで油断ならない道が続きました。

宿についたのはやはり5時。イルカツアーに行ってたら、ちょっときつかったかな。

 

 

 

 

走行距離 77.24km

獲得標高 +661 m / -662 m

 

 

 

【DAY 4】

最終日。

この日、京都に19時着でプランを練ると、熊本を15:02発の新幹線に乗る必要があります。

親方の最初のプランでは御輿来海岸長部田海床路などの海岸線の名所迄足を延ばして住吉駅から輪行する予定だったのですが、「ちょっと無理する必要があるなぁ」、「しかも潮目も悪い」、という事でJR三角線始発駅の三角駅までのツーリングプランとなりました。

「ちょっと無理する必要があるなぁ」というのは13時57分発の住吉駅発に乗ろうと思ったら輪行する時間も考えて13時過ぎには着いておきたい、とすると4時間ほどで40km強走ることになり、のんびりお昼ご飯や観光などしてられないなあという事。

「潮目も悪い」という事は目当ての観光地は夕日が良かったり、引き潮の時が良かったりという風に訪れるタイミングが重要。今回は残念ながらそのタイミングではないという事。

 

で、三角駅13:31発の熊本行きに乗るというプランだと、昼食は輪行を済ませた後に三角駅周辺でとることとなり、万が一ギリギリになったとしても昼食用の時間で少しは調整が効きます。それに、4時間で20kmほど。これならそこそこ観光も楽しめそうです。

 

 

*

悩んだ挙句、プランを短くした親方と私は朝からなんだか余裕です。

「近くに水族館があるからちょっと寄って行こうか。」

 

 

 

天草パールガーデンシードーナツ

昨年末にリニューアルオープンしたばかりの海に浮かぶ小さな水族館。中を見るだけだったら小一時間もあれば十分な規模です。だけど、近くにはおしゃれなカフェやお土産物屋が立ち並ぶゾーンがあって誘惑多めです。

 

昨日見れなかったイルカ。

朝一番の健康チェックと朝ごはんの時間を貸し切りで見学させていただけました。

 

 

しかも、遊覧船があるのを発見した親方は乗りたいと言い出した!

天草の島々をつなぐ5橋を巡る約40分の周遊船ですが、これまた貸し切り状態。

「イルカ、見れますかね?」と尋ねると、「運が良ければ」と笑顔。私が海の美しさを褒めると「僕が子供のころはもっとずっときれいだった。」と。他にお客もいないので、まるで大きなタクシーに乗ったかのように船長さんとたわいない会話を楽しみました。

 

終盤に「ほら、あそこ」と教えてくれた先に渡り鳥の群れ。

慌てて撮影して見事にピンボケばかりですが、ウミウの大群でした。大きな鳥が一斉に飛び立つシーンは大迫力。一緒に写っているカモメと比較してもその大きさがわかると思います。大食漢の鵜がこんなにたくさんいるのですからやっぱり天草の海はとても豊かなんだなぁ。

 

 

案の定、余裕があったのも束の間、この後は時間との競争ですよ。

なのに、駅へ向かう島の真ん中を通る道は交通量が多く急遽迂回して海岸線を行くことに。

そりゃこっちの方が楽しいんですけどね。

 

そして、駅まであと少しというところでパンク発生。

5分もかからずリカバーしました。(さすがプロ!)

 

 

 

三角駅に着いたのは12時40分くらい。

よし!

お昼食べられる!?

輪行しながら話しかけてくる地元のおばあさんとおしゃべりしているとあっという間に時間は過ぎ、結局ランチはできませんでした。

でもね、楽しいひと時。

「私ね、娘にいつも言ってんの、旅しなさいって。旅は良いよ~。一番良かったのは与論島。行ったことある?」

 

与論島、行ったことありません。

なので、来年の旅はそこにします。与論島。

親方、即断してました。

 

*

車窓から見えた御輿来海岸。

夕焼けじゃなくても良かったかも。

 

 

 

 

走行距離 34.85km (周遊船含む)

獲得標高 +299 m / -299m

 

 

*

私の旅の装備についても書こうと思っていましたが、今回ほとんど写真がありませんでした。また、次回。次は5月か6月の富山を計画しています。

 

さぁ、旅に出よう!

 

つちやはるみ

【DAY 2】

長島-下田温泉 天草天主堂巡り

9時前にスタート。

 

夕暮荘

夕飯で「伊勢海老コース」というのをお願いしておいたら、もう、新鮮なお魚のお料理が「これでもか!」って言うほど出てきてびっくりしました。大食漢の親方が「もう、無理。」っていうくらい。食べ残すのは本意ではないので全部食べましたが、もうお腹パンパン、しばらく動けずそのまま眠ってしまいました。。しかも個室で配膳していただけましたよ。ただし、感染対策でアルコールの提供は一切ありましぇん。(親方は下戸なので良いんですけどね。。)

 

 

 

 

見渡す限りジャガイモ畑。

 

そして、道の駅の名前は「ポテトハウス」。

思わず道の駅からジャガイモとサツマイモ10キロを代引きで送ってもらいました!

 

 

 

この街路樹 (?) はなんだか分かりますか?

なんとポインセチアです。

そう、クリスマス前に市場にバーッと出てきて、クリスマスが終わると儚く枯れてしまう。。(私だけかもしれませんが。)

こんなに大きくなるんですね。しかも野外で冬越ししているようです。

 

 

 

寄り道が過ぎて親方ちょっと焦ってましたが、天草へ向かう10時の船に間に合いました。

くまモン!

 

電車に乗ったり、船に乗ったり、自転車乗ったり。乗ってないのは車だけ。日頃は車での移動が多いので車に乗らないってだけでもリフレッシュできる気がします。

*

*

*

さぁ、天草へ上陸です。

 

 

 

 

 

梅爛漫。

 

 

出水ほど多くはありませんが、天草にも鶴の姿を見ることができます。

真鶴の家族。

目の周りの鮮やかな赤にふっくらした尾羽をもつのが成鳥の証だそう。

そして常に家族単位で行動するようですよ。

 

 

海に近い河口には鴨もたくさんいました。

すごい数ですね。

 

 

 

 

お天気は快晴です。走っていると汗ばむくらい。

 

穏やかな海では真珠の養殖がおこなわれていました。

 

 

昼食は天草コレジョ館の近くでたまたま見つけた「木馬」という喫茶店を利用しました。コース上はもともとレストラン的なものが少ないうえに、営業しているところがほとんどなかったので大変助かりました。しかも、美味しかった。「札幌オリンピックのテーマ曲」や「弟よ」なんかを聞きながらハンバーグ定食とコーヒーをいただき一休みできましたよ。

 

 

 

 

 

 

小さな灯台。

私は走っていて全く気が付いていませんでしたが、先日放送されていた「こころ旅」に出てきていましたね。奇しくもこころ旅チームと同じ道を走ったようです。この灯台を過ぎると一つ目の目的地はすぐのはず。

 

ほら。

 

 

 

 

 

 

【崎津教会】

小さな漁村の小さな教会。

畳の礼拝堂があるそうですが、今回、中には入りませんでした。その代わりと言っては何ですが、人気のない村の観光施設でビデオの説明を見たのと、天草産のはちみつを手に入れました。小さなフロントバッグに入るサイズです。そこにはきれいなトイレもありましたよ。

 

 

 

教会を過ぎると、

海を臨むマリア像。

なんか、信心なくても拝みたくなりました。

 

 

*

*

さて、次の目的地までは上り坂。

海抜0mの教会から丘の上の教会までです。

 

【大江天主堂】

ここは誰も居なかったので中まで入らせていただきました。

ヨーロッパの教会と比べるとそれは質素なものですが、清潔で、手入れされていて、ほんわか温かい気持ちになりましたよ。

 

 

大江教会からはさらに上ります。

点在する民家の間を登り、海沿いの道へ。

良い天気で、車も来ないし、ご機嫌な一日。

 

ところが、道中、土砂崩れの跡や、道が陥没してしまっている箇所がそのままになっています。

 

藍の岬キャンプ村が見えました。

 

あーっ、やっぱり。全面通行止!

降りてきた道を振り返ると小さな看板がありました。

自転車は通れないことはないですがトラブってたら大変でした。

 

この後は海沿いを離れ、下田温泉を目指します。

途中バイパスができていてトンネルになっていますが、旧道はまたしても全面通行止。歩道があったのでトンネルを行きました。

 

 

 

 

走行距離 78.89km

獲得標高 +1,131 m / -1,157 m

船を含んでますが、結構走りました。

前夜、あんなに食べたのにもうお腹ペコペコ。

 

宿には予定通り5時着。

この日のお宿は「湯の宿くれよん」さんです。

 

つちやはるみ

寒いですね~。

今日はフレーム製作のアトリエがある美山町でこのブログを書いています。

 

まずは入荷のお知らせ。

ジルベルトゥ製品が入荷しています。いつも何かしら欠品していますが、今回はバ-エンドに取付けられるバックミラーサイドバッグセパレートパニアなど人気の商品が届きました。あと、チタンレールのアラヴィも数個ですが入荷しています。

SONの製品も届いています。コーキシアルアダプターヘッドライトもが入荷しました。

そして、お待ちかねの本所の泥除け、H31CNH31Nが入荷しました。

 

次の入荷予定

長らく欠品しています太めの泥除けたち(GB650ML/H80/H79)や、32Bのタイヤは来週末に入荷の予定です。そして、今年の「エキストラレジェ」タイヤや650Bのリム「パピヨン」、「サンクフィーユ」の43Tも只今生産中で5月頃に出来上がる予定となっています。「シュエット」につきましては2632は間もなく、3642は今年の秋以降。

うーん、こうやって書き出すと欠品中のものが多いですね。。

スミマセン。

ただ、完成車をご注文いただいている方の分は確保してありますのでご安心ください。

 

 

*****

さて、先日、親方と専務は寒い京都を抜け出して、春めく九州は出水から天草を輪行ツーリングをしてきました。

皆がそれぞれ大変なこの時代に「旅なんて、、。」と思われる方もいるかもしれません。でも、心と体のリセットに旅は一番。しかも、自転車で行く旅はいわゆる「観光地」が旅の目的ではありません。旅のプランを立て、ペダルを踏み、上ったり下っりしながら心に残るシーンを探すのが自転車旅の醍醐味です。ですのでオフシーズンにはオフなりに楽しみがあり、混み合う観光地をパスしたとしてもその旅は十分完結するのです。一人でもいいし、夫婦や、親子でも良い。ちょっとした工夫で感染のリスクは減らせます。もちろん近場のツーリングも楽しいけど、是非、ダイナミックに旅する楽しさも忘れないでいてほしい。そんな思いで綴りたいと思います。

 

今回のツーリングのテーマは「出水の鶴」。

そう、北の「丹頂鶴」の次は南の「真鶴」です。

 

 

【出水の鶴】

鹿児島県出水市の開拓地はシベリアから飛来する鶴たちの越冬地となっています。多くは「ナベヅル」「真鶴」「クロヅル」などで、ピークは12月から1月。その数1万羽越えというからすごいですよね。数年前からその情報は聞いていて行きたいなぁと思っていました。

詳しい情報は出水市のホームページをご覧ください。

 

 

 

 

今回のツーリングプランの鍵は昨年の9月に行った北海道ツーリングの最中にありました。

旅の終盤、厚岸から釧路へ電車で向かう待ち時間での一コマです。

親方の視線の先には「JRフルムーンパス」のポスターが。

「これは使えるかも!」とひらめいた瞬間でした。

 

 

*****

【JRフルムーンパス】

二人の年齢を合わせて88歳以上の夫婦を対象に、JR線のグリーン車が自由に乗り降りできるお得なきっぷ。

自転車等の大型荷物も予約さえきちんとしておけば追加料金なしで持ち込めます。ただし、新幹線「のぞみ」号「みずほ」号などは利用できないのと、「発売期間」「利用期間」「有効期間」などが決められているので旅のプランは入念に立てる必要があります。

詳しくはJRのホームページをご覧くださいね。他にもお得切符の情報も紹介されています。

 

 

旅の最中に次の旅の構想と手段が固まり、また時期についても鶴たちが北へ帰る前、ピークは逃したとしても2月中という具合にプランがまとまったのでした。

次の旅の計画が仕事の励みになります。

 

 

 

*

【プラン】

2022年2月13日~2月16日 (3泊4日)

入出駅と宿泊地

 

利用切符 : JRフルムーンパス5日間用

往路

特急「きのさき」 園部-京都

新幹線「ひかり」 京都-新大阪

新幹線「さくら」 新大阪-出水

復路

JR九州天草三角線 三角-熊本

新幹線「さくら」 熊本-新大阪

新幹線「ひかり」 新大阪-京都

特急「きのさき」 京都-園部

 

 

 

【DAY 1】

出水-長島 鶴観察ルート

家を出たのは朝の5時半ごろ。何といっても我が家から最寄り駅まで車で40分ほどかかるのでちょっと早めのスタートです。それでも870kmも先の目的地まで移動時間は5時間ほど。12時前に着けるのですから電車の旅も良いですよ。午後から充分ひとっ走りできます。

 

 

フルムーンパスは割安なうえ、グリーン車が使えるのが良いところ。今回の旅程も正規料金の2/3ほどで済みました。自転車も予約しておけば大型荷物のスペースに近いシートを取ることができます。それにしても京都-新大阪間だというのに車内はガラガラ。たぶんGoToキャンペーンなんかが始まるときっともっと混んじゃうんでしょうね。

いつ旅に出るのか、どんな方法で旅をするのか、自分にとっての安全って???

この時代、各々でしっかり考えて旅の計画は練らないといけませんね。

 

 

 

出水駅は屋根の有るスペースが十分あるので自転車を組み上げるのも楽々です。

天気予報は直前まで雨の予報だったのに、着いてみると雨は上がっていました。昼食は駅前のどこか懐かしい洋食屋さん(ライラック)で済ませました。安くて美味しかったです。

 

走り始めると道端には菜の花、空にはヒバリの声。

少し風はありましたがやんわりと暖かくどこからか漂う梅の香りを感じます。

もう、しっかりと春が始まっています!

 

そして、あれに見えるは!

海沿いの開拓地から餌を求めて近隣の田畑にも鶴がたくさん飛んできています。

 

 

これらはナベヅルでしょうか。。

真鶴やクロヅルも混在しているようです。

しかもそれぞれの幼鳥もいてなかなか見分けるのが難しいです。

いやー、面白いほど居ますよ。

 

 

 

 

飛んでる姿は更に美しいですね。

翼の先が黒いのでソデグロヅル?

いやいや、喉も黒いので真鶴でしょうか?

 

こちらが正真正銘の真鶴。丹頂とはまた違う美しさがあります。

 

 

 

すでにピークを過ぎていましたがこの迫力です。

鶴の寝床になっている海辺の開拓地はこの時期は車の侵入は制限されているところもあります。

その点、自転車は自由。

日本にこんなところがあるのが嬉しくなりました。

 

 

さて、開拓地を過ぎれば海沿いの小さなアップダウンの始まりです。

この日の目的地は海を渡った長島にあります。

赤い土で育てるジャガイモがこの島の特産品。

 

 

 

段々畑が良い感じです。近づくとほとんどがジャガイモ畑です。

そして、あのオレンヂ色の屋根がこの日のお宿。

夕暮荘と言う名の民宿ですが、夕暮前にたどり着けて良かったです。

 

 

 

 

走行距離 34km

獲得標高 +489m/-473mm

つちやはるみ

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