新入荷のお知らせ+輪行九州ツーリング
寒いですね~。
今日はフレーム製作のアトリエがある美山町でこのブログを書いています。
まずは入荷のお知らせ。
ジルベルトゥ製品が入荷しています。いつも何かしら欠品していますが、今回はバ-エンドに取付けられるバックミラーやサイドバッグ、セパレートパニアなど人気の商品が届きました。あと、チタンレールのアラヴィも数個ですが入荷しています。
SONの製品も届いています。コーキシアルアダプターやヘッドライトもが入荷しました。
そして、お待ちかねの本所の泥除け、H31CNとH31Nが入荷しました。
次の入荷予定
長らく欠品しています太めの泥除けたち(GB650ML/H80/H79)や、32Bのタイヤは来週末に入荷の予定です。そして、今年の「エキストラレジェ」タイヤや650Bのリム「パピヨン」、「サンクフィーユ」の43Tも只今生産中で5月頃に出来上がる予定となっています。「シュエット」につきましては2632は間もなく、3642は今年の秋以降。
うーん、こうやって書き出すと欠品中のものが多いですね。。
スミマセン。
ただ、完成車をご注文いただいている方の分は確保してありますのでご安心ください。
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さて、先日、親方と専務は寒い京都を抜け出して、春めく九州は出水から天草を輪行ツーリングをしてきました。
皆がそれぞれ大変なこの時代に「旅なんて、、。」と思われる方もいるかもしれません。でも、心と体のリセットに旅は一番。しかも、自転車で行く旅はいわゆる「観光地」が旅の目的ではありません。旅のプランを立て、ペダルを踏み、上ったり下っりしながら心に残るシーンを探すのが自転車旅の醍醐味です。ですのでオフシーズンにはオフなりに楽しみがあり、混み合う観光地をパスしたとしてもその旅は十分完結するのです。一人でもいいし、夫婦や、親子でも良い。ちょっとした工夫で感染のリスクは減らせます。もちろん近場のツーリングも楽しいけど、是非、ダイナミックに旅する楽しさも忘れないでいてほしい。そんな思いで綴りたいと思います。
今回のツーリングのテーマは「出水の鶴」。
そう、北の「丹頂鶴」の次は南の「真鶴」です。
【出水の鶴】
鹿児島県出水市の開拓地はシベリアから飛来する鶴たちの越冬地となっています。多くは「ナベヅル」「真鶴」「クロヅル」などで、ピークは12月から1月。その数1万羽越えというからすごいですよね。数年前からその情報は聞いていて行きたいなぁと思っていました。
詳しい情報は出水市のホームページをご覧ください。
今回のツーリングプランの鍵は昨年の9月に行った北海道ツーリングの最中にありました。
旅の終盤、厚岸から釧路へ電車で向かう待ち時間での一コマです。
親方の視線の先には「JRフルムーンパス」のポスターが。
「これは使えるかも!」とひらめいた瞬間でした。
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【JRフルムーンパス】
二人の年齢を合わせて88歳以上の夫婦を対象に、JR線のグリーン車が自由に乗り降りできるお得なきっぷ。
自転車等の大型荷物も予約さえきちんとしておけば追加料金なしで持ち込めます。ただし、新幹線「のぞみ」号「みずほ」号などは利用できないのと、「発売期間」「利用期間」「有効期間」などが決められているので旅のプランは入念に立てる必要があります。
詳しくはJRのホームページをご覧くださいね。他にもお得切符の情報も紹介されています。
旅の最中に次の旅の構想と手段が固まり、また時期についても鶴たちが北へ帰る前、ピークは逃したとしても2月中という具合にプランがまとまったのでした。
次の旅の計画が仕事の励みになります。
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【プラン】
2022年2月13日~2月16日 (3泊4日)
入出駅と宿泊地
利用切符 : JRフルムーンパス5日間用
往路
特急「きのさき」 園部-京都
新幹線「ひかり」 京都-新大阪
新幹線「さくら」 新大阪-出水
復路
JR九州天草三角線 三角-熊本
新幹線「さくら」 熊本-新大阪
新幹線「ひかり」 新大阪-京都
特急「きのさき」 京都-園部
【DAY 1】
出水-長島 鶴観察ルート
家を出たのは朝の5時半ごろ。何といっても我が家から最寄り駅まで車で40分ほどかかるのでちょっと早めのスタートです。それでも870kmも先の目的地まで移動時間は5時間ほど。12時前に着けるのですから電車の旅も良いですよ。午後から充分ひとっ走りできます。
フルムーンパスは割安なうえ、グリーン車が使えるのが良いところ。今回の旅程も正規料金の2/3ほどで済みました。自転車も予約しておけば大型荷物のスペースに近いシートを取ることができます。それにしても京都-新大阪間だというのに車内はガラガラ。たぶんGoToキャンペーンなんかが始まるときっともっと混んじゃうんでしょうね。
いつ旅に出るのか、どんな方法で旅をするのか、自分にとっての安全って???
この時代、各々でしっかり考えて旅の計画は練らないといけませんね。
出水駅は屋根の有るスペースが十分あるので自転車を組み上げるのも楽々です。
天気予報は直前まで雨の予報だったのに、着いてみると雨は上がっていました。昼食は駅前のどこか懐かしい洋食屋さん(ライラック)で済ませました。安くて美味しかったです。
走り始めると道端には菜の花、空にはヒバリの声。
少し風はありましたがやんわりと暖かくどこからか漂う梅の香りを感じます。
もう、しっかりと春が始まっています!
そして、あれに見えるは!
海沿いの開拓地から餌を求めて近隣の田畑にも鶴がたくさん飛んできています。
これらはナベヅルでしょうか。。
真鶴やクロヅルも混在しているようです。
しかもそれぞれの幼鳥もいてなかなか見分けるのが難しいです。
いやー、面白いほど居ますよ。
飛んでる姿は更に美しいですね。
翼の先が黒いのでソデグロヅル?
いやいや、喉も黒いので真鶴でしょうか?
こちらが正真正銘の真鶴。丹頂とはまた違う美しさがあります。
すでにピークを過ぎていましたがこの迫力です。
鶴の寝床になっている海辺の開拓地はこの時期は車の侵入は制限されているところもあります。
その点、自転車は自由。
日本にこんなところがあるのが嬉しくなりました。
さて、開拓地を過ぎれば海沿いの小さなアップダウンの始まりです。
この日の目的地は海を渡った長島にあります。
赤い土で育てるジャガイモがこの島の特産品。
段々畑が良い感じです。近づくとほとんどがジャガイモ畑です。
そして、あのオレンヂ色の屋根がこの日のお宿。
夕暮荘と言う名の民宿ですが、夕暮前にたどり着けて良かったです。
走行距離 34km
獲得標高 +489m/-473mm
北海道ツーリングと輪行
7日目
朝からあいにくの雨。幸い宿は厚岸駅のすぐ前です。釧路まではJR花咲線で戻ることに。
宿で輪行の準備をして出発です。

パニアバッグに詰めた荷物は背中のザックに収納してます。
この専務お手製のパニアバッグはパラシュート生地で出来ていて、小さくたたんでフロントバッグのバックポケット位置に括り付けることができます。このパニアバッグはとっても軽量且つ丈夫です。

外は強い風と雨。駅員さんに許可をもらって駅の待合で輪行です。
輪行袋に詰めて列車を待つこと30分、1両編成のワンマンで釧路駅まで一っ飛です。

ルパン三世仕様の特別車両でした。モンキーパンチさんは浜中町の出身だそうです。
ということで今回の北海道ツーリングは終了しました。早めに釧路のホテルにチェックインして釧路市内を散歩しながら観光して、北海道最後の晩御飯に行った地元の回転ずしに感動しました。
輪行についてちょっと
今回の北海道は宿泊先での洗濯を考え3日分の着替えを持っての移動でした。9月末の北海道は京都と比べて10°程気温が低く、京都の10月末の感じで、とっても快適でした。ツーリングのための服装も1ヶ月ほどずらしたものを用意して行きましたが、パニアバッグの容量との兼ね合いで厳選のチョイスでした。

輪行袋とフロントバッグそれにパニアバッグと、空港ではカートがあるのでそう問題ではないですが、列車ではすべて持って駅の階段の上り降りをしなければなりません。そこに改札での切符出し入れがありますので手がもう一本ほしいところです。私はジル・ベルトゥーのパニアを太めのベルトで一つにまとめて運びました。右肩に輪行袋、左肩にフロントバッグで右手でパニアバッグを持ちました。

専務はパニアの荷物はザックに収納して輪行袋とフロントバッグを左右に持ちます。
自転車の分解・組み立てを行う場所も選びます。ふつうは駅の隅で、駅利用者の通行の邪魔にならない壁があるところです。

飛行機での輪行もいっしょなのですが・・

釧路空港には専用スペースが用意されています。飛行機での預け入れはタイヤの空気を抜く必要があるのでポンプが備えつけてありました。ただ備え付けのポンプはフレンチバルブには対応していませんでした。残念。
飛行場での預け入れの際も輪行袋の預け入れは保安検査を含めてちょつと手間がかかります。一般の預入れ荷物に比べるとかなり大きのでX線の検査機械をくぐらせるのはかなり難しいです。輪行袋をあけて中身を確認してもらうのが一番です。輪行に使う工具は輪行袋に一緒に入れておく必要があります。機内に持ち込むフロントバッグに入れておくと没収されてしまいます。チェンに差す油は預け入れ荷物でも持ち込めません。いろいろと時間がかかりますのでチェックインはかなり早めに済ませることをお勧めします。
着いた空港での輪行袋の受け取りも、預け入れ荷物が出てくるターンテーブルの近くになります。ターンテーブルが流れ出してほとんどの荷物が出終わったころに隅のドアが開いて係員の人が運んできてくれます。
以前のピーチではなかなか輪行袋をもって出かけるのは難しかったのですが、現在は料金もはっきりとして1台につき3500円/フライトで事前に予約できます。
今回は厚岸駅で輪行してからは京都まで輪行袋に入れたままでした。JR釧路駅からはタクシーでホテルへ移動して、そのままフロントに預けました。飛行場まではあらかじめバス会社へ問い合わせて輪行袋を空港バスに乗せられることを確認して、ホテルのすぐそばにある空港バス乗り場まで担いで移動しました。
自転車を楽しむ人が増え、輪行もドンドンやりやすくなっています。二人合わせて119歳と9か月です。歳相応ののんびり楽しめるツーリングでこれからもドンドン輪行していきます。さて次はどこに行きましょうかね。
Fin
「ランドナーで峠へ」~冠山峠~
3回目の「ランドナーで峠へ」は京都を離れ、岐阜県と福井県の境にある冠山峠を紹介します。
※今回紹介するのは3年前の2018年来訪時のものです。

冠山峠は岐阜県揖斐郡揖斐川町と福井県今立郡池田町の境に位置する標高1050mの峠で林道冠山線の最高地点になります。
現在、林道冠山線は国道417号線の不通区間を結ぶ林道として車両が行き来していますが、峠の下にトンネルを整備中で2023年には開通する見通しだそうです。↓
岐阜新聞【冠山峠道路、23年に開通見通し】
堀越峠のように何度も峠に通ってこの記事を書けたらよかったのですが今回は3年前に来訪したときの写真と記憶を基に紹介していきます。
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2018年9月

京都市内の最寄り駅から始発輪行
京都からツーリングのスタート地点大垣駅までは輪行で移動します。最寄り駅に着いて10分ほどでパッキングを済ませ輪行袋を担いでホームへ上がります。駅に人は少なく、電車内も空いているので早朝は輪行がしやすいです。
グランボアのセミオーダーランドナーTypeER等で採用されている前後泥除けを外す輪行方式ならロードバイクと同様の手順で写真のような縦型輪行が可能です。慣れれば10分ほどで輪行出来るので余裕を持って改札を通れます。

オーストリッチSL-100輪行袋に収納
3年前はまだウルトラSL-100が無かったのでSL-100を使っていました。最軽量、最小収納サイズのウルトラSL-100に比べると少し嵩張りますがそれでも当時は最小クラスの輪行袋でした。
今はウルトラSL-100を愛用中。輪行作業に慣れていればとてもコンパクトで軽量なのでおすすめです。
一泊二日で宿に泊まるツーリングなので荷物はフロントバッグのみ。荷物が少ないと走りが軽やかで輪行も楽です。

JR大垣駅が今回のスタート地点
始発の電車に乗って普通電車で京都から約2時間、JR大垣駅で輪行を解除して名古屋から来た友人と合流しました。
今回の計画は2日間。
初日は大垣駅-徳山ダム-冠山峠-越前大野の約130㎞。
二日目は越前大野-国道157号線温見峠-岐阜駅ゴールの約110㎞。
距離だけみればハードではないのですが初日は冠山峠、二日目は温見峠を越えるので走りごたえのある行程です。コンビニエンスストアはおろか商店や自販機もまばらな人里離れた岐阜と福井の山奥を走るので補給は多めに持ちました。

揖斐川沿いを北上する
大垣を出発して約1時間、序盤はこれから向かう山奥と対極的な市街地でしたが揖斐川沿いを走り始めると緑豊かな景色に変わっていきます。それでも国道417号線は車が頻繁に通るのでなるべく避けるようにルートをとりました。
川沿いに国道が通っている場合、写真のような対岸の道路は集落を結ぶ生活道路で道幅が狭く交通量が少ないパターンが多いです。

徳山ダムに到着!
途中、道の駅に寄ったりしながら緩やかに上り続けて徳山ダムに到着。
大きさが写真で伝えられないのがもどかしいですが、巨大なダムが山中に設置されている景色は壮観です。

ダム到着までに前輪が2回パンク
実はこの時履いていたタイヤは1週間前の米原600㎞ブルべ終盤にサイドカットしてタイヤブートで応急処置した傷物。応急処置したタイヤをそのまま使い続けていたのでタイヤブートと軽量チューブが擦れてパンクしてしまいました。
サイドカットをタイヤブートで応急処置したタイヤがどのくらい使えるのか試したかったのでそのままにしていたのですが、タイヤより先にチューブが負けてしまいました。
2回目のパンク修理の時にタイヤブートが原因と判明したので携行してきた新品タイヤに交換。大垣駅の写真では前後ともタイヤサイドが汚れていますが、徳山ダム以降は前タイヤだけ新品です。
やはりタイヤブートはあくまでも応急処置。サイドカットを塞いでとりあえず走れるからといって長い距離を使い続けるのは良くありませんでした。これはタイヤブートが悪いのではなく、予め交換しておくべきタイヤブートで応急処置したタイヤを僕が使い続けたのが原因なので悪しからず!
パークツールのタイヤブートはクレジットカードほどの大きさなのでお財布に忍ばせておくと役立つときがありますよ。

徳山ダムのダムカードと静かな徳山湖
徳山ダムの管理事務所でダムカードを貰いました。このダムカード、全国のダムの管理事務所に行けば無料で貰えるもので、時期によってデザインが変わったりするのでコレクション性が高いですね。
この静かな徳山湖の下にはダム建設に伴い廃村となった旧揖斐郡徳山村の集落が沈んでいます。
訪れた際は知らなかったのですが、この徳山ダム建設に伴い廃村になった徳山村を舞台にした神山征二郎監督の映画「ふるさと」(1983年)で当時の様子が描かれています。映画本編もとても面白いのですが、40年近く前の徳山村の風景を映像として見ることが出来るので徳山ダムを訪れる際は視聴されることをお勧めします。

徳山湖に架かるのは国道417号線
徳山ダムから林道冠山線の入り口までは徳山湖沿いを国道417号線の終点まで走っていきます。等高線に沿った道ではなく、写真のように橋とトンネルでバイパスしています。

徳山会館のレストランで提供されているダムカレー
大垣駅を出発して市街地を抜けてからは道の駅が途中にあるくらいで徳山湖を過ぎると福井県側を下り終えるまで補給は全く出来ません。
徳山会館という旧徳山村の資料展示などがされている施設にレストランが併設されているので昼食を摂りました。選んだメニューはダム近くの道の駅で定番のダムカレー!徳山ダムのように貯水量日本一なカレーの量ではありませんでしたが、こんな山奥で快適に食事が出来ることに感謝です。
ちなみにこの盛り付けは徳山ダムから流れ出る風景を再現しているとメニュー表に書いてあった記憶があります。もう3年前のことなので最新版徳山ダムカレーを食べに行きたいところです。

徳山湖にかかる橋、トンネルの名称一覧
徳山湖にかかる橋、トンネルの名称は旧徳山村の地名などをもとにつけられています。こちらの看板はその一覧で、各名称ごとにQRコードが用意されていて読み取ると名称の由来が分かるようになっています。
この時は冠山峠に早く行きたかったので写真だけ取ってさっさと進んでしまいました。

国道417号線冠山峠道路の工事現場
連続する橋とトンネルを走って国道417号線の終点に到着。国道のトンネルはまだ工事中なのでこの先は国道417号線の不通区間をつないでいる林道冠山線を走ります。

冠山峠道路開通の効果などが説明されています。
冠山峠道路が開通すると岐阜県揖斐川町と福井県池田町の所要時間は4時間10分かかっていたのが40分に短縮されるそうです。これだけ時間距離が近くなるのは地域にとって大きな変化ですね。
新しい道が開通すると心配になるのが林道冠山線ですが、この林道は冠山登山のアクセスルートでもあるので観光需要があり、廃道になる心配は少ないと思います。

林道冠山線を登る
特筆するほど道は荒れていませんが、写真のように砂利が路面に流れ出ていたりするのが林道らしい光景です。

登りの途中、才の沢峠
少し登ったところで林道冠山線から林道塚線への分岐があります。左側が林道塚線で高倉峠へ続いています。この時は全面通行止めでした。高倉峠も行ってみたい峠の一つです。
ちなみにこの分岐には才の沢峠という名前があります。

緩やかな勾配が峠まで続く

冠山を背に峠へ登っていく。

峠付近から徳山湖を望む
峠近くからは徳山湖が小さく見えます。随分山奥まで来ました。
映画「ふるさと」では祖父と孫が二人で徳山村から長者ヶ淵という秘境へアマゴ釣りに行くのですがこの辺りなのでしょうか。

標高1050m 冠山峠
冠山峠に到着しました。峠には立派な石碑が立っています。この写真には写っていませんが特徴的な形の冠山も見えます。


冠山峠福井県側のゲート
冠山峠は冠山への登山口としても使われているようで車が数台止まっていました。写真右端に写っているのが冠山です。

林道冠山線福井県側を下る
峠での休憩と記念撮影もほどほどに福井県側を下っていきます。
1日目のゴールは約50㎞先の越前大野。のんびりしていると日が暮れてしまいます。福井県側の下りも途中までは国道ではなく林道なのでガードレールは整備されていません。ガードレールがあれば安全かと言うとそうではないのですが、万が一コーナーを飛び出してしまうと遮る物は無く崖下に真っ逆さま。普段よりも自転車のコントロールに気を使いながら下ります。

福井県側のダイナミックな下り

林道冠山線を下る友人

先程の撮影場所を見上げる
あっという間に先程上から撮影していた場所まで下ってきました。この時履いていたタイヤはフロントが650×38BエキュルイユEL、リアが650×36BリエールSTD。前述の通り徳山ダム手前でフロントタイヤを交換しているので前後が違うタイヤになっていますが幅広でしなやかなタイヤは安心して林道の下り区間を走ることが出来ます。

越前大野を目指して国道を走る
下りの途中で林道冠山線から国道417号線に道が切り替わり、さらに下っていくと国道476号線に合流します。越前大野まで淡々と走り続けたのでこれといったものはありませんでしたが、人里離れた山奥を走っていたので車が走っていることにホッとしました。

越前大野に到着したのは日没後。
越前大野到着前に日が暮れました。大野の市街地が近づくとライトアップされた大野城が迎えてくれました。
駅近くの民宿に投宿し近所の居酒屋に行って夕食を楽しみました。
明日はここ越前大野から国道157号線温見峠を通って岐阜に戻ります。
「落ちたら死ぬ!」の看板で有名な酷道ですがその実態は如何程でしょうか。
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初日のツーリングコースはこちら。
大垣駅-冠山峠-越前大野
僕たちが大垣駅を出発したのが午前10時と少し遅かったので越前大野に着く頃には日が暮れましたが、出発時刻を早めれば行程にゆとりをもって楽しめるはずです。
徳山ダムから池田町の間は補給できる場所が無いので補給食や水は多めに携行してください。
徳山ダム周辺を訪れる際は映画「ふるさと」を観ることをおすすめします!
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来月の「ランドナーで峠へ」はこの岐阜福井ツーリングの続きとして温見峠を紹介します。
輪行がしやすいグランボアのランドナーで1泊ツーリングに出かけてみませんか?
ランドナーや輪行サイクリングにご興味がある方、どんなことでも構いません。
アイズバイシクルまで是非ご相談ください!
母娘旅
2019年、秋。
グランボアのツィッターやフェイスブックをフォローしてくださってる方はこの記事を覚えてらっしゃる方もいるかもしれません。
その時はこの二人の事はほとんど詳しくご紹介しませんでしたが、実はお母様は現役で”ニューサイ”を読まれていた世代の方にはきっとご存じの方もいらっしゃるマリークレールギョームさん。私たちがフランスに行くと必ず通訳として同行してくださるKさんの奥様でもある方です。この時は長女のエミさんと一緒に来日し、久しぶりに日本のツーリングを楽しまれたのでした。それにしても女性ただけで1か月近くもサイクルツーリングするだけでも珍しいのに、当時マリーさんは既に72歳。エミさんはほとんどロングツーリングの経験はありませんでした。
「これは絶対面白い旅になるよね~。」
で、自転車を無償でお貸しする代わりに旅のレポートをお願いしたんです。そしたら先日、忘れずにわざわざ日本語にして送ってくれました。Kさんがエミさんがフランス語で書いた記事を訳してくださっているのですが、フランス人らしい言い回しが随所に残っていて新鮮です。それにエミさんが撮影した日本の風景がどれも素敵。旅情を刺激しますよ~。
今から思えばコロナで世界中で人の行き来がストップしてしまう直前の事で、とても貴重なツーリングレポートになりました。
是非、多くの方に読んでいただければと思います。
エミ&マリの四国・紀伊半島を巡る自転車の旅 (part.1/2)
エミ&マリの四国・紀伊半島を巡る自転車の旅 (パート2/2)
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アイズの店内で輪行講習を受ける2人。ここから旅が始まりました。
出発前日のエミさんとマリークレールさん。
Merci d’avoir partagé un très beau récit de voyage avec nous. Restons en bonne santé jusqu’au début du prochain voyage!
秋の小旅行
こんにちは、スタッフの前野です。
今年はブルべに殆ど参加することなく10月を迎えました。昨年はPBP参加のために毎月何処かへ出かけていましたが、今年は新型コロナウィルスの影響でイベントに参加せず一人で走ることが多くなりました。
京都北山を走るのはもちろん楽しいのですが、知らない土地へツーリングに行きたい…。
自分の中のツーリング欲が高まっていました。
コロナを取り巻く状況が少し落ち着いたように感じたので、1泊2日の小旅行に出かけてきました。もちろん感染症対策は怠らず。
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行先は兵庫県の奥地にある瀞川氷ノ山林道。4年前の11月に京都から一人で走りに行った林道です。
日本海に面する兵庫県香美町と養父市にまたがり、関西では最長規模約50㎞の総延長と未舗装路では珍しい約1.2㎞の見通しのいいロングストレートがある林道です。
同行してくれたのはアイズバイシクルにアルバイトとして来てくれている井越君と、彼と同じサイクリングクラブのOBであるI君。I君と僕は集合地点であるJR八鹿駅まで自走し、輪行でやってくる井越君と合流します。

午前3:30に京都を出発して約130㎞、9:40分頃にJR八鹿駅に着きました。そしてその数分後、井越君の乗った電車が到着。
彼は20代前半ながら昭和のサイクリストの佇まい。ニューサイクリング誌を読み漁り、当時のサイクリストの服装の研究に余念がありません。

八鹿駅の駅舎は歴史を感じる趣ある造りになっています。このガラス窓なかなか見ない形ですね。

走り出す支度を整えて午前10時すぎ八鹿駅を出発!
市街地を離れると飲食店やコンビニは殆どないので、街中で明日の食料も買い出しを済ませます。

養父市関宮から香美町村岡までは国道9号線で峠(トンネル)を越えます。登りの途中にループ橋があるのは珍しいですね。

八鹿駅から約30㎞、13時半頃に瀞川氷ノ山林道の入り口に到着。途中で昼食を摂ったり道の駅ハチ北に寄っていたのでのんびりペース。僕とI君は朝が早かったのでこの時点でまあまあ消耗していました。
若干の眠気と疲労感があるものの、4年越しの再訪と前回は到達できなかったダートのロングストレート区間にわくわくが止まりません。

林道起点からしばらくは舗装路が続きます。ダートはまだかまだかと舗装路を登り続けていると県道に合流。少し走ればダートが始まると思っていたので拍子抜けしました。

林道起点から始まる北端の区間は全舗装で、89号線との交差以南からダートが始まります。なのでダート区間を走るのが目的なら北端の林道起点には行かずに道の駅ハチ北から89号線で林道にアクセスした方が楽しいと思います。
北端の林道起点から89号線までの区間はひたすら登りで展望もあまりないので、もし再訪するなら北端の区間はカットします!

89号線との交差から少し登るとダートが始まりました。待ちに待ったダートに歓喜の声が上がります。砂利の上を泳ぐような感覚が堪りません。

少し走って空気圧を調整。プシュッ!プシュッ!とバルブを数回押して空気圧を下げます。
下げすぎるとリム打ちパンクのリスクが上がるので注意!

ダートと舗装の登りを繰り返して最初の展望ポイント、はちまき展望台に到着。
これから向かう林道南側は灰色の厚い雲に覆われていました。

林道を南下するにつれて霧に包まれ幻想的な雰囲気に。
ロングストレートまでの区間は砂利の粒が大きく、登り勾配が厳しいので脚を削られます。楽しいけど苦しい!
この林道は太いタイヤと砂利の上を駆け上がるテクニック、パワーがものを言います。650×32Bや700×30Cでも走れないことはないですがしんどいかも。

念願叶ってロングストレートに到着!これが見たかった…!
この区間は砂利が少なく、路面も締まっているのでとても走りやすいです。北側からは緩く下って登り返します。登り返しは斜度が厳しく、粒の大きい砂利に覆われているので気を抜いているとあっという間に失速します。
楽しくスピードを出せるのは一瞬。


名物のロングストレート区間の後も基本的に登り基調。疲労が蓄積して思うように前へ進めません。砂利道の勾配がきつくなると漕ぐのをあきらめて押し歩きすることも。

林道の途中で休憩。霧に包まれて景色は見えませんが普段味わえないシンドイけど楽しい感覚。
辛いけど楽しい!辛いけど楽しい!

最初は大喜びで走っていた砂利道も後半になってくると苦行の道に… 今度は舗装路が現れると歓喜の声があがります。
霧の間から見える景色が開けてきました。ハチ北スキー場が近づいてきた証です。

スキー場の施設が見えてくれば後はもう少し。舗装路を一気に下って日没前に東鉢伏の宿に到着することが出来ました。

今回のように霧の中や予定よりも走行時間が伸びて日没を迎えてしまうような場合でも、バッテリー残量を気にすることなく使えるSONのダイナモシステムが心強いです。
こんな林道でも車やバイクが走ってくることがあるので、フォグランプ代わりに常時点灯させておくと安心です。
僕が使っているのは定番モデルSON28ハブダイナモとEDELUXヘッドライト。ライトの方はより明るくワイドな配光になったEDELUX2にバージョンアップして販売されています。

1日目は京都から八鹿駅まで130㎞と下のルートを走って全行程186㎞。疲れた……。
余裕をもって林道を楽しむなら輪行しましょう!
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2日目
翌日はメンバー全員疲労困憊。予定していた瀞川氷ノ山林道南半分の走破を諦めて最短ルートで砥峰高原を目指します。
I君は調子が優れないので養父駅から輪行で帰ることに。井越君と2人で砥峰高原を目指します。

養父市出合から大屋まで舗装林道で峠越え。


県道6号線で砥峰高原の入り口まで南下します。冨士野トンネルまでは長い登り坂。

冨士野トンネル入り口で小休止。前日がハードだったので二人とも疲れ気味。


今回のツーリングに使用した自転車はいつもと同じくコンクールマシン2017の際に制作された親方製フレームの1本。メインコンポーネントはSRAMフォース1、1×11スピードのフロントシングルです。
今までと違うのは先日発売されたサンクフィーユ・ナローワイド40T。この自転車では約2年間サンクフィーユ・ナローワイド試作版42Tを使っていたので少しだけ小さくなっています。

リアスプロケットが従来のまま11速11-42Tなので最小ギア比は1以下。舗装路でギア比1以下になると歩くのと同じかそれ以下の速度になってしまうので必要性を感じないギア比ですが、今回のような砂利道の厳しい登り坂などではトラクションを維持しながらクランクを回すことができるので効果的です。砂利道を走らないのであればフロントはサンクフィーユナローワイド40T、リア11-40Tの方が使いやすいでしょう。
ちなみに変速機はSRAMフォース1ですがチェーンとスプロケットはシマノXT(M8000 系)を使っています。変速はとてもスムーズ、消耗部品のコストも抑えられます。
走りの要となるタイヤは650×42B。舗装路、ダートどちらも走る場合は2.5BARくらい。舗装路に重きを置くなら少し高めに、未舗装路をスムーズに走りたいならもう少し低めに。
外ではエアゲージを使うことはないので、状況に応じてちょうどよく感じられるように空気を抜きます。空気圧を大まかに把握しておくならタイヤゲージが便利です。ちょうどいいと感じられた空気圧で走った日にタイヤゲージで空気圧を測定してメモに残せば気持ちのいい空気圧の再現は簡単になります。
さて、砥峰高原への登りも自転車乗りに優しくありません。終盤は花背、百井峠並みの勾配が続きます。

急勾配の坂道を上っていると木々の間からひらけた景色が見えてきました。

すすきが眩しい砥峰高原に到着!砥峰高原はすすきが見ごろで素晴らしい景色でした。
高原を少しだけ散歩して帰りの電車の時間が気になるので早めに出発しました。電車を逃すと次がなかなかありません…

砥峰高原から神河町方面へは豪快なダウンヒル。下りの途中に見えた長谷ダムが立派でした。下りながら見える景色も爽快。写真に残したい景色は下り途中のような止まれない、止まりたくない時に突然現れたりしますね。

砥峰高原から下りきると長谷から川沿いの道を北上して生野駅で輪行して帰路につきました。

そうそう、輪行の時にサッと広げられるグランボアサコッシュが便利です。
僕はスマホや飲み物、軽食など輪行時にすぐに取り出したいものをまとめるのに使っています。
サコッシュは今回使用している輪行袋オーストリッチSL-100と同素材で出来ていて、超軽量ながら安心感のある丈夫なレオナWリップ65ナイロンが使われています。輪行以外にも買い出しをして一時的に荷物が増えた場合や、着替えの仕分けなど用途は様々。一枚持っているといろいろ使えますよ。

2日目は充実の80㎞。距離にしてみると短いですが内容の濃い80㎞でした。
旅の〆は生野駅からのんびり普通電車の旅。3時間半かけて京都まで帰りました。
今回のツーリングの主な目的は瀞川氷ノ山林道のロングストレートを走ることでした。二日目に通った舗装林道や砥峰高原など自分の知らない兵庫県を知ることができた楽しいツーリングでした。
特に瀞川氷ノ山林道周辺には他にも面白そうな道があります。また来年行こうと思います。
11月は久々のブルべでSR600紀伊山地の世界遺産を走る予定です。
紅葉の紀伊山地を楽しもうと思います!



























