アイズの独り言>

2021.03.25

おはよう。

午前中は雨、だけど暖かく午後からは晴れ間ものぞいた春らしい一日でした。美山でも桜がほころび始め鳥たちは恋のシーズンを迎えています。皆様お元気でしょうか?

大変ご無沙汰してしまいました。

 

そろそろ冬眠から起きないと、、、。

でも実際は「冬眠」と称した2月3月の店舗改修期間はとにかく慌ただしくかつてない忙しい日となっています。本当はもう少しマメにリフォームの状況をお伝えしたかったのですが、タイミングを逸してばかり。。あっという間にリニューアルオープン予定の1週間前となってしまいました。開店以来、2か月もお店をお休みするのは初めてで、少しはゆっくりできるかも、なんて少し期待していましたがとんでもない、早く日常を取り戻したい気持ちでいっぱいです。

 

さて、お店の改修の状況をご報告しますと、、、。

 

2月に入ってすぐ店内は空っぽ状態。知らずにご来店いただいた方はビックリされたかもしれませんね。まずは鉄骨で組まれた中2階の高さを少し下げて東側への拡張工事から始まりました。

床も取り外しましたのでとてもすっきりしています。

ヴィンテージ部品を多く展示していたころは、部品棚の前に座り込んで部品を眺めるお客様が何人もいらしてくださっていたので、出入り口で靴を脱いで入っていただく自転車としてはちょっと珍しいスタイルでした。その独自のスタイルが割と好評でなかなか変えれずにいたのですが、20年以上が経ち床や銅で巻いた縁もかなり痛んでいたので気になっていたんです。それに経年の不具合は至る所にありました。と、それよりも、さりげなく置いてある自転車に注目される方も多いかも、、。アイズにしては珍しいタイプの自転車ですから。いい機会ですので今の流行もこの機会に勉強させていただきました。新店舗にはそんな自転車も少し並ぶ予定ですよ。

 

 

少し作業が進んだところ。

鉄骨に色が塗られ、作りかけの棚が運び込まれています。階段の途中に中二階への出入り口が作られ、それらと同時にクーラーの位置などが移動されました。

 

 

そして今日。

大変貌。

すごいでしょ。ちょっとまた斬新な自転車屋が出来上がりそうですよ。

それというのも今回はランデヴーアレックスサンジェのお仲間でもあり、建築デザインのお仕事をされているAさんのお力をお借りしたのです。最初に店舗改修の相談をさせていただいてからかれこれ10年。少ない予算で四苦八苦しながらも素敵なアイデアをたくさんご提案頂きました。

 

 

 

こちらが年末に見せていただいた改修後の手書きのイラスト。(西側)

 

 

 

 

当時の店内はこんな感じ。

どう変わるかお楽しみに!

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いろいろ作業は途中になりそうですが、リニューアルオープンは予定通り4月1日の予定です。

リニューアル記念として店頭でのお買い物はすべて5%引きとさせていただき、粗品も少し用意していますが、記念セールの期間は1-2ヶ月程度と長めにします。ですので慌ててご来店いただく必要はありませんよ。皆に早く会いたいけど、まだまだコロナは油断ならない状況です。焦らず慌てずできるだけグループでのご来店はお控えください。

 

 

 

レストアや完成車のお仕事も進んでいますよ。それに、新商品のニュースもいくつかあります。

ですが、それはまた後日。

つちやはるみ

2021.01.26

母娘旅

2019年、秋。

グランボアのツィッターやフェイスブックをフォローしてくださってる方はこの記事を覚えてらっしゃる方もいるかもしれません。

その時はこの二人の事はほとんど詳しくご紹介しませんでしたが、実はお母様は現役で”ニューサイ”を読まれていた世代の方にはきっとご存じの方もいらっしゃるマリークレールギョームさん。私たちがフランスに行くと必ず通訳として同行してくださるKさんの奥様でもある方です。この時は長女のエミさんと一緒に来日し、久しぶりに日本のツーリングを楽しまれたのでした。それにしても女性ただけで1か月近くもサイクルツーリングするだけでも珍しいのに、当時マリーさんは既に72歳。エミさんはほとんどロングツーリングの経験はありませんでした。

「これは絶対面白い旅になるよね~。」

で、自転車を無償でお貸しする代わりに旅のレポートをお願いしたんです。そしたら先日、忘れずにわざわざ日本語にして送ってくれました。Kさんがエミさんがフランス語で書いた記事を訳してくださっているのですが、フランス人らしい言い回しが随所に残っていて新鮮です。それにエミさんが撮影した日本の風景がどれも素敵。旅情を刺激しますよ~。

今から思えばコロナで世界中で人の行き来がストップしてしまう直前の事で、とても貴重なツーリングレポートになりました。

是非、多くの方に読んでいただければと思います。

 

 

エミ&マリの四国・紀伊半島を巡る自転車の旅 (part.1/2)

エミ&マリの四国・紀伊半島を巡る自転車の旅 (パート2/2)

 

 

 

***

アイズの店内で輪行講習を受ける2人。ここから旅が始まりました。

 

 

 

出発前日のエミさんとマリークレールさん。

Merci d’avoir partagé un très beau récit de voyage avec nous. Restons en bonne santé jusqu’au début du prochain voyage!

 

 

 

つちやはるみ

2021.01.20

春まで冬眠

寒いですねぇ。皆様、お元気にお過ごしでしょうか?

ここのところ、我が家のあたりでは連日氷点下の朝となっています。気温も低いですが、湿度も30%台と乾燥状態。今年は加湿器も導入して風邪予防に努めています。

 

去年の春からのコロナの騒動で様々なことが少しずついつもと変わりました。

個人的にも、サイクルグランボア的にも、自転車業界的にも、これまでと違うことで一杯です。

特に世界の自転車をめぐる状況が変化を迎えています。海外ではコロナとエコロジー政策が一体化して自転車の需要がマシマシです。おかげで台湾のメーカーさんだけでなく国内のメーカーさんまで大忙しの状態です。「今年こそ!」とずっと交渉を続けてきた後付けのアシストシステムは、結局、先方は自国の需要で手いっぱいとなってしまい未だ先が見えず。リムもハブもタイヤもラグもみんな軒並み数か月納期が延びてしまいました。DTのスポークなんて1年半待ちなんですよ。。。(泣)

 

グランボアでもご来店いただけるお客様は減り、通信販売が増えました。完成車のご相談もオンラインへと移行させつつあります。だけど、若い方がチラホラ店を覗きに来られるようになったんですよね。。これも今までとちょっと違うところ。

親方フレームも有難いことに1月に1-2台ペースで製作させていただいて、昨年までに納車した台数は30台を超えました。コロナのおかげで美山での作業時間がグッと増えたのです。それに、美山の製作設備もかなり充実し、主に製作を担当している伊藤君が美山へ出社する機会も増えました。キャリア製作やセミオーダーフレーム製作と伊藤君が担当する範囲も広がってきています。前野君は参加できるブルべは昨年は少なかったようですが、相変わらず一人で走ってますし、その走りで得た経験や感触をきちんと仕事にフィードバックしてくれています。そんな彼が担当している手組のホィールはとても好評なんですよ。絶賛してくださるベテランたちが何人もいるほどです。

伊藤君も前野君も大学時代からアイズでバイトをし、就職し、昨年所帯を持ちました。最近では2人とも溌溂とした自信に満ち頼もしい限りです。

一方、店長代理の退職はかなり想定外。。。だけど、このコロナの最中に母になり、彼女自身も人生の荒波にもまれている状況で、熟慮の末に出した決断は尊重せねばなりません。奇しくも、彼女がこれから歩もうとしている道は私が歩んできた道。応援するしかありません。

なっちゃんから退職希望の話を聞いた後、親方と今後の方針の修正をしているときに、10年前から何度もリフォームの相談をしては実現に至らなかったAさんからメールが久しぶりに来たのです。

 

それから、トントンとリフォームの話が進みました。ああ、このタイミングだったんだな、親方も私もほとんど迷わずに決めました。

 

そんなことで急な話となりましたが、かつて無いこの激動の時代の一つ一つを丁寧に乗り越えて、次に繋げていこうと思っています。

工事は2月半ばあたりから、リニューアルオープンは4月1日を目標にしています。また、折々にご案内させていただきますね。

 

今後とも何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。

つちやはるみ

2021.01.06

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

ただ、やはり今年のお正月は少しいつもと違うものでした。。。

なんだか「おめでとう!」と言いつつ、めでたい気分は乏しくて、お祝いムードに欠けるというか、粛々と年越しをした感じです。

皆さまはどうでしたか?

 

2020年は春から世界中が大変な一年で、毎年企画していたイベントもほとんど中止とし、ご来店いただけるお客様も常連様を中心に確かに減って、「会わないことが相手を想うこと」と理解していてもやはりとても寂しいものでした。ですが、そんな中でもインターネットを駆使してオーダーをくださる方がいたり、遠くからコロナの隙を見てオーダーに来てくださる方がいたり、必要とされている実感はとても嬉しいもので、今まで完成車のオーダーはできるだけご来店をお願いしていましたが、これまでの経験と工夫でオンラインでもお受けできる自信へと繫げることができました。それに、サイクルグランボアのスタッフたちは伴侶を得たり、子供ができたりとおめでたい事尽くしの一年でもありました。2020は正に忘れられない年でした。

さて、2021はどんな年になるのかな。

きっと更にサイクルグランボアの中でもいろいろと変化を迎える一年になりそうです。

軸はしっかりと保ちつつ、その変化を乗り越え、次につながる一年にしたいと思っています。

今年もどうぞよろしくお願いします!

 

*

さて、12月はブログの更新もほとんどできずにいましたので改めて新商品のご紹介。

散歩用フロントバッグのマップケース付きです。マップケースと言っても小さいのでスマホケースでしょうか。年末に頂いた修理のご依頼でお預かりしたバッグでその存在を知ったモデルです。

これ良いと思うのよ~。使いやすそう。

他にもジルベルトゥから高額にもかかわらず売れ続けているバーエンドミラーサドルなどが入荷しています。

 

あと、SONのダイナモハブや長らく欠品していましたJIS規格の輪行用ヘッド小物も再入荷しています。お待たせしました!

 

 

**

そして、只今のおすすめ商品は完成車です。展示車を中心にご紹介させていただいていて残っているものもあと数台となりました。

580mmのER650

580mmのフレームはメーカー車ではまずないサイズですので、サイズが合えばとてもお買い得です。輪行簡単モデルですのでロードバイクのような縦型輪行も、よりコンパクトになるフォーク抜き輪行も可能。スタンダードな部品構成ながらサンエクシードの変速機セットや軽い走りのエキュルイユがセットされています。

サイズが合うかわからない方は、こちらのフレームサイズの選び方を参考にしていただくか、お気軽にお問い合わせくださいね。

 

JBT2019出走車

2019年に長野県・高山村で開催された「第1回ジャパンバイクテクニーク」のグランボアからの出走マシンです。

このモデルの何よりの特徴はランドナーとしての機能と形を充分持ちながら、軽量化を図りつつ険しいヒルクライムも、舗装路のロングライドも、激しいダートダウンヒルもこなせる一台となっています。特価であっても高価ですし、おいそれとお買い上げいただける方が現れるとは思っていませんが、グランボアの技術とアイデアがぎっしり詰まったスペシャルバイクをあなたの相棒にいかがでしょうか?

サイズはライダーの前野/平成生まれ171cmと、親方/昭和33年生まれ173cmにピッタリとなってます。

 

レストア済みユーラシア

80年代の名車ブリヂストン・ユーラシアのフレームをグランボアのパーツで組み上げたスポルティーフ、より走り、より止まる昭和の名車です。

 

お勧め商品の入れ替えは1月11日を予定しています。

今週末にご来店の上、お決め頂いても大丈夫です。

 

 

***

あと、只今、拍手のボタンが機能していないようです。

コメントなんかも入れていただけなくてとても残念。セミオーダーの見積もりサイトでお気づきの点などは是非直接メールでお知らせくださいね~。

つちやはるみ

ご無沙汰しておりました、なっぱです。育休が明けて、7月末よりお仕事へ復帰しました。お店には平日にいることが多くなりますが、皆様またどうぞよろしくお願いします!
 
 
アイズでは換気のためにドアを開けているのですが、昨日は珍しいお客様。

クロアゲハさん!・・・コウモリじゃないですよ。
 
 
夏の青空と自転車を狙ってスマホを構えていたところにやって来られました。どうやら一番興味深かったのは、PBPモデルの自転車だったようです。

 
 
 
夏は暑くて出かけるのも嫌になりますが、みなさんはどう過ごしていらっしゃいますか?私は夏と言えば自転車で北海道!というイメージがあり、今日入荷したこちらの商品を見て、ちょうどこのフロントバックで2年前に行ったな~としみじみ思いだしていたところでした。

グランボア アンベール2017
え?フロントバック?これが?と思われた方がいらっしゃれば嬉しいんですけど、このフロントバックはこんなふうに折りたたんで収納できるんです(私の好きなポイント)。
ランドナーに似合って、超軽量かつ耐久性のあるフロントバックを目指して考案されたこのバック。一般的な帆布のフロントバックに使われている生地に比べると、薄手で適度なハリがある生地を選んで作ってもらっています。生地が薄手なので使わないときにはたたんで収納しておけるし、それにバック本体の重量が軽いことが輪行の時にこんなにも楽だったとは・・・と驚いたことを思い出しました。
 
 
さらに、ポケットが以外と容量があります(これも好きなポイント)。

パナレーサーのハチサンチューブ。グランボアの650B用チューブL’aileだともっと余裕があります。フロントバックのここのポケットにしかチューブ入れたくないんですよね。
 
 
そして、なんといってもバック本体が以外と大容量。荷物の多さに合わせて、びよーんと上蓋が伸ばせる仕組みになっているからです(一番好きなポイント)。
どういうことかと言いますと・・・
 

普通のとき


 
 
荷物が増えたとき


 
 
これがものすごく便利でした。自転車で走って寄り道していたら、いつの間にか荷物って増えるんですよね。2年前の北海道ツーリングでは伸びる蓋を最大限に活かして寄り道を楽しみました。

 
 
 
 
アンベール2017は今までワンサイズのみでしたが、親方の要望でひと回り大きなサイズも製作中です。こちらは1-2か月のうちに出来上がってくるかと思いますので、また改めてお知らせしますね。
とにかく、フロントバックを新調しようかなと思われてる方、これいいですよ!

なっぱ (2021年退職)

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