アイズの独り言>

こんにちは、3月に入りすっかり春を感じる毎日ですね。

ただ、今年の花粉の飛散がいつもの10倍以上だとか。。いつもは大丈夫な親方までくしゃみをしています。皆さんは大丈夫ですか?

 

さて、今年も春のツーリングに行ってきましたよ。

いやー。楽しかったぁ。

 

旅のコースは下の通り、昨年の旅の最終日に行き先を決めた与論島を含むコースです。自転車で走った総距離で200km足らずでしたので自転車旅というよりは船旅かもしれませんね。でも、自転車だから楽しいと思えるところはいくつもありましたし、意外と低予算で南の島まで旅ができることが分かりました。今回はそんなところもご紹介できればと思います。

 

【プラン】

2022年2月27日~3月4日 (5泊6日)

 

2月27日 沖縄県本部 (もとぶ) 泊

2月28日 鹿児島県沖永良部島和泊 (わどまり) 泊

3月1日 鹿児島県与論島百合が浜前泊

3月2日 連泊

3月3日 沖縄県那覇泊

 

 

 

***

2月27日 京都~沖縄那覇~沖縄本部~美ら海水族館~マリンピアザオキナワ

まず、いつものように車に輪行状態の2台の自転車とバッグ類を積んで関西国際空港まで向かいます。車は旅の間は関空の駐車場に置きっぱなし。KIX/ITMカードをあらかじめ作っておくと駐車料金は正規料金から25%引きとなり、今回のように6日間ずっと駐車したとしても7,850円。1日1,300円ほどです。

で、那覇空港までは8時5分発のピーチを使いました。早朝の便は日の出前に家を出る必要がありますが、道も空いているし、何より午前中に沖縄に着くことができ、しかも最安です。なんと、大人一人と自転車一台で那覇まで1人15,750円、復路はなんと13,100円!!

ただし、この料金はキャンセル不可。コロナにかかったから延期、なんてことになっても返金/変更できません。でも2,000円ほどの追加料金でチケット保険に加入できるのでそういった心配にも対応できるようになっています。他にも追加の手荷物1,950円、座席指定1,090円、クレジットカード払手数料などなど、ひとつひとつに料金が加算される仕組みです。

 

飛行機に預けるときの輪行もいつもとほぼ一緒です。ただ、エンド金具をしっかりはめ、タイヤの空気を抜き、荷物の真下になるリアメカを外しておきます。

LCCですのでターミナルは少し離れて昔ながらのタラップで乗り込むことになりますが、こんなのどうってことないですよね。むしろ旅情感が増すように感じてワクワクします。離陸すれば那覇空港まで2時間半。11時前には到着です。

 

 

 

那覇空港から本部港まではやんばる急行バスで移動しました。予定では11時30分の本部港行きに乗れればと思っていましたが、20分ほど離陸が遅れたのと、荷物が出てくるのが予想外に遅く、ギリギリになってしまいました。ですので1時間遅らせて12時30分のバスを利用。おかげでゆっくりと空港でお昼ご飯を食べることができました。

でも、12時30分の次は14時30分までバスが無いので要注意です。

 

バスは86kmほどの移動で2時間かかりますが、料金は1人1,850円。自転車は無料です。料金は乗車時に運転手に支払い、自転車などの大きな荷物はバスのサイドの荷物入れに自分で入れるシステムです。道中、パラパラと雨が降ったり、自転車で移動するには交通量も多く辛そうな道が続きますが、バスなら大丈夫。道の駅での休憩もあって快適に移動できました。それに、バスで移動することで沖縄の町並みや、基地の占有率の高さを少しですが肌で感じることができましたよ。

 

 

今回の場合、与論島だけを目的としたら、那覇から飛行機を乗り継ぐか、那覇港から船で与論島に向かうかの2パターンがあるかと思いますが、飛行機は高いし、那覇の鹿児島行きの船は朝の7時発しかありません。結局1泊することになるのです。でも、那覇市内は交通量も多く、自転車ではちょっと走りたくない。で、自転車で走るにはまだ楽しそうな本部までバスで移動して、翌日の9時20分発の船に乗ることにしたのでした。

移動中はオーディブルで沖縄が舞台の「宝島」を聞きながら過ごすのであっという間です。

 

 

 

本部港についたのは14時30分くらい。

港の待合所の前で自転車を組みあげました。

パニアバッグの荷物はバッグと共に1つのリュックにまとめてあります。

手作りですが、最新のパラシュート生地で作ったバッグはとても軽くて、こんな風にまとめることができるのでとても重宝しています。何より洗濯できるのも良いところ。

荷物を自転車にセットするまで30分ほどかな。

 

 

ここまでの時間が予定より1時間遅れていたのでその日に予定していた水族館までは直接行くことにしました。距離は6キロほど。

きれいな海の向こうに見える島は伊江島。小さな島ですが、そこにも米軍基地があるそうです。

 

 

 

 

まだ2月だというのに花盛り。

水族館前の広場は伊江タッチュー(城山-ぐすくやま)が借景になっていてとても印象的。大学生かなと思われる若者が結構いました。春休みですね。

美ら海水族館のチケットはこの日のホテル料金にセットされていたものです。しかも入館が16時を過ぎてしまったのでなんとひとり440円返金してくれました。なので旅行補助や地域振興券なども活用してこの日のお宿は朝・夕食+水族館のチケット付きで一人9,500円。

 

沖永良部島も与論島も夕食付きの宿がほとんど無く、朝食だけの提供で1泊7,000円~8,500円。

フェリー料金も本部港から沖永良部島まで3,400円、沖永良部から与論島まで1,310円、与論島から那覇まで3,510円。自転車を輪行せずに乗船させる場合は別途1,000円程度の料金が必要ですが、飛行機に比べて船旅はお財布に優しくていいですね~。

*

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それにしても、水族館の中の大水槽は聞きしに勝る迫力でしたよ。

17時から18時頃までの1時間程度で、駆け足見学でしたがとても楽しめました。でも、欲を言えば、せめて半日は欲しい。。敷地内の散策やウミガメ館やマナティ館など他の施設も充実しています。更には近くには植物園や民俗資料館もあるので、次があるとしたらぜったい2泊はしたい。そして島の北側のやんばるにも足を延ばしてみたいものです。

 

 

そうそう、その日の食事ですが、とっても豪華なうえ、沖縄色も適度にあってとても良かったです。

沖縄の柑橘、タンカン尽くしのコースメニューを出していただきました。画像はタンカンソースのスペアリブと茶碗蒸し。美味しかったです。

 

しかも、貴重な沖縄野草がバイキング形式で取り放題!

好きなんですよ~。こういうの。

もう、嬉しくて小躍りしました。💛

 

つづく

 

つちやはるみ

こんにちは、前野です。

今日のブログは今年の1月に書いて公開するタイミングを逃してしまった記事になります。

1ヶ月前、コンセントレーションおにゅう峠2022の早朝に見たおにゅう峠の雲海は素晴らしかったのですが、誰もが自転車で手軽に行ける場所とは言い難いですよね。
今回紹介する雲海スポットは輪行で向かいやすく、長距離を走らなくても楽しめる場所になります。(坂は登ります。ご容赦ください…)

 

 

 

 

 


 

 

先日更新した「ランドナーで峠へ」で紹介した”かめおか霧のテラス”へ京都市内から輪行で行ってみました。実は亀岡方面を走ることはありますが輪行で行くのは初めてのことです。

まず、輪行ではなく自走して京都市内から亀岡方面へ向かうルートは大まかに2通りあります。
最短ルートは国道9号線で老ノ坂峠越え。
時間があれば交通量が少なく景色のいい六丁峠、保津峡と神明峠を経由して少し遠回りするコースです。

ただ、どちらも峠越えをしなければならないので、走り慣れていない方に気軽にお勧めできないのが難点です。老ノ坂峠は国道で交通量が多く、トレーニング目的ならまだしもツーリングで走って楽しい道ではありません。走り慣れていても老ノ坂峠を越えるのは気が乗りません…
保津峡経由は楽しいコースです。しかし雲海を目当てになるべく早くたどり着きたい場合、万人にお勧めできるルートとは言い難いです。

 

そんな近いようで遠く感じる亀岡へ輪行で行ってみるのはどうでしょうか?
アイズバイシクル最寄りのJR花園駅から約15分、240円で亀岡駅まで行くことが出来ます。

そしてこの日は霧テラスの定点カメラに雲海が写っていたので、いつものコースを走る予定から亀岡輪行サイクリングに切り替えたのでした。

 

 

アイズバイシクル最寄りのJR花園駅から輪行

午前8時半、まずは輪行してホームへ。霧が濃ければこの時間から向かっても雲海を見れるはずです。

去年は輪行をしなかったので、輪行袋を担いで電車に乗り込むというだけでワクワクします。たった15分の乗車時間ですがどこか遠くへ出かけるような気分です。

 

車窓から

トンネルを抜けた先の亀岡は霧が晴れかけています。保津峡駅に全く霧が無かったので雲海日和でないことは薄々感じていたのですが、このままだと何となく輪行して亀岡に来ただけで終わってしまいます。急がねば。

写真左側の亀岡スタジアム以北にはまだ霧が出ているの北側の雲海に賭けます。

 

亀岡駅に到着

亀岡南口を出て自転車を組み立て始めます。雲海が濃い日は駅周辺も真っ白なのですが、写真のとおり視界はクリア。

 

9:00 亀岡駅を出発

ちょうど10分で出発準備を完了して亀岡駅を走りだします。天気は曇り。北部の雲海は残っているでしょうか。

 

霧テラスまで2.9㎞

京都縦貫道亀岡ICの交差点を左折して亀岡CC方面へ登っていきます。道中には霧テラスの看板もあるので迷わず走れます。

 

雲海は無いけどいい景色

霧テラス手前の展望台からは愛宕山を眺めることが出来ます。霧の名残を見て取れますが、雲海は消えています。

 

9:30 かめおか霧のテラスに到着

亀岡駅を出て約30分で霧のテラスに到着しました。目当ての雲海は消えてしまいましたがそれでもいい景色です。この日は日曜日だったのでロードバイクで上がってくる人も見かけました。

 

タイミングが良ければ看板のような雲海が見られます

今回は霧が晴れるのが早く、雲海を拝むことは出来ませんでしたが霧が濃い日は素晴らしい雲海を眺めることが出来ます。
この後南に下って法貫峠を経由して亀岡駅から輪行で帰りました。午前中の短い時間でしたが充実感の有るサイクリングでした。

 

 

ER輪行

自分が乗っているグランボア650BランドナーはセミオーダーモデルのグランボアTypeERと同様の方法で輪行を行います。
手順はロードバイクで主流の縦型輪行と基本的に同じです。泥除けの処理を適切にすれば難しくありません。前後輪、前後泥除けを外し、エンド金具を取り付けたフレームを自立させてホイールと泥除けで挟み込みます。

コツとしては

・ハンドルを左に切る(右に切るとバランスが悪く、輪行状態で自転車が安定しません)

・クランクはチェーンステーと平行に

・フレームの右側に前後泥除けを重ねた後輪、左側に前輪を配置(逆にすると泥除けがハンドルにぶつかってへこみます)

・横幅の大きいペダルは外す(シルバンツーリングなど)

・外した前後のドロヨケはダルマ、ステーの部分を重ね合わせて後輪にかぶせる。(ステーはスポークに差し込んで暴れないようにします。)

・重ね合わせた泥除けがホイールから外れないようにバンドなどでホイールと固定する(写真では輪行袋の収納袋についているバックルベルトで固定)

 

ER輪行斜め上から

・中締めベルトは3か所で固定。(固定位置が正三角形になるように)

・泥除けがチェーンリングに当たらないよう位置を調整する

・ダウンチューブの中締めベルトはフレームに1周巻いてからホイールを束ねる

・泥除け、ハブシャフトがフレームと接触する可能性がある場合はフレームカバーを使う

・中締めベルト3本を固定したら持ち上げたときにフレームとホイールが動かないように締めあげる

・肩がけ用ベルトはボトムブラケットとヘッドチューブに固定し、輪行袋のガイドに従って自転車を収納する(肩がけ用ベルトは輪行袋を担いだ時に地面から十分離れるように短めに調整する)

 

輪行袋、エンド金具は収納袋に入れてサドル下に固定

自分がER輪行で使っている道具

オーストリッチ ウルトラSL-100 超軽量輪行袋 (SL-100の収納袋に入れています)

オーストリッチ エンド金具リア用

オーストリッチ フレームカバーB

サーファス サドルカバー

トピーク ラチェットロケットライトDX(ER輪行ではラチェットハンドルと4、5mmのビットを使います)

 

 

霧テラスの後はこんなルートはいかがでしょうか。

今回は法貫峠を経由して亀岡駅まで戻りましたが、善峯寺や逢坂峠方面を走ったほうがより味わい深いサイクリングになります。昨年末に霧テラスを訪れた際は善峯寺を経由して京都市内へ帰りました。

 

コロナ禍で遠出をしなかったり私生活の変化で輪行をする機会が減っていたのですが、近場でも輪行を活用するとなかなか楽しいです。
輪行する程じゃないと思っていた場所でも輪行で行ってみると新しいルートの可能性やその土地の魅力を再発見できるかもしれません。
基本的に自走で向かうがモットーでしたが、今後は輪行も積極的に活用していこうと思いました。

 

アイズバイシクルでは輪行サイクリングを応援します。
セミオーダーランドナーのグランボアTypeERは今回の記事で紹介したER輪行が出来るランドナーです。

オーダーのご相談はもちろん、既にTypeERをお持ちの方で輪行の方法がわからない、慣れない方もお気軽にご相談ください。輪行サイクリングに出かけられるようにお手伝いします。

 


 

 

 

亀岡の霧は11月頃からシーズンを迎え、2月頃まで標高の高い場所から雲海を見られるはずです。

今シーズンも11月中旬ごろから高い頻度で霧が出ているようなので、ライブカメラでチェックして霧のテラスへ向かってみてください。きっと気持ちのいい午前中がすごせるはずです。

 

 

 

クリスマスセールのお知らせ

今年も店頭と通販でクリスマスセールを開催します。昨今の情勢で未だに在庫状況が安定しない物もありますが、グランボアタイヤなど大変お買い得になりますのでこの機会に是非ご利用ください!

【店頭セール】
12月18日(日)10時~18時頃
アイズバイシクルの店頭商品すべて店頭価格から1割引

グランボアタイヤは定価より1割引きの店頭価格からさらに1割引き致します。

【通販セール】
12月19日(月)~12月25日(日)
オンラインストア掲載中の商品すべて表示価格から1割引きとします。
★ただし、ご予約品やお取り寄せ品、修理などの作業工賃は対象外です。

 

 

12月のアイズバイシクルは4、13、23、25日が定休/臨時休業になります。
年末年始は12月29~1月3日の間がお休みです。

 

 

2022年も残り1か月。12月もよろしくお願いします。

まえの

9月の初旬、親方とまた旅に出ました。

今回もまた北海道。

日本海側の海岸線を北上し、礼文島、利尻島を含むサロベツ国立公園を満喫するツーリングです。ゴールは日本最北端の宗谷岬。今も昔も学生たちが良くプランニングするこのコースは「懐かしい」のコメントも多くいただきました。車で良いとこ取りサイクリングも忙しい年代にはピッタリで楽しいものですが、やはり何日もかけて一筆書きのように旅をつないでゴールにたどり着くというのは格別です。旅自転車ランドナーの性能が最も活かされ、リフレッシュ感も満足感も別次元でした。

ちょっと長旅でしたのでまとめるのが難しいのですが頑張ってお役に立ちそうなところを選別してご紹介してみようと思います。

 

旅程 11泊12日

総走行距離 約600km

獲得標高 約3800m

旅の目的はただ一つ、「利尻山をいろんな角度で眺める」

荷物を最小限にしたかったので全て宿泊。キャンピングは無し。

 

 

*

9月5日

自宅から伊丹空港までは車で移動し、車は旅の間は空港内の駐車場に預けておきます。

KIX/ITMカードがあると駐車料金の割引あり)

伊丹空港から千歳空港まで飛行機で、千歳空港からは隣接しているJR千歳線で札幌まで輪行。

そして、札幌泊。

札幌駅前のビジネスホテルを予約したのでこの日は輪行を解かずそのまま移動できました。

13:25発のANAに乗ると札幌到着はなんと16:33分です。

札幌のお天気は小雨でしたが夕食がてら夕暮の札幌の街をブラブラ歩いて観光もできましたよ。

 

 

**

9月6日

6:35発のJR宗谷線。

 

札幌から深川まで特急ライラックで向かいます。

そこからJR留萌線に乗り換えて留萌まで輪行。これで留萌に9時前に到着できます。そこで初めて輪行を解き、いよいよツーリング開始です。

 

余談ですが、JR留萌線は2023年9月で廃止が決まったそうで鉄道マニアの方で車内は意外と賑わっていましたよ。

 

留萌から羽幌。 走行距離 約60km。

台風の影響で強い風がありましたが、南風で追い風でした。なまった体をスイスイと推し進めてくれて楽ちん! ただ、追い風に乗って走るとほぼ無風状態になり、いつもより汗をかきます。宿についたらさっそくコインランドリーを借りてお洗濯。北海道のお宿はたいていコインランドリーを備えていますので長期の旅行でも毎日でも洗濯できます。ですので持参する衣類は気温に合わせて調整できるものに厳選できますね。

 

国道232、通称オロロンライン。

概ね平坦路ですが、海沿いで強い風が吹くことが多く風向きによって大きく難易度が変わります。ですのでギリギリのプランを立てず、余裕を持たせたプランニングが楽しいツーリングのコツかもしれません。それに、バイクや普通車だけでなく、大型トラックも結構なスピードで走ってますので歩道があるときは歩道を走り、脇道があるときは迷わずそちらを選びます。

途中、黄金岬小平鰊番屋に寄り道しました。

黄金岬は夕暮がきっと良いんでしょうが、無理して立ち寄るほどでも無いかな。

小平鰊番屋は道の駅にもなっていますし、国と道の両方で重要文化財に指定されている鰊番屋が歴史資料館として公開されています。数百円の料金が必要ですが、想像以上に豪華で大きなお屋敷で見ごたえありました。

 

 

道を挟んで立派なモニュメントと北海道を命名したと言われる松浦武四郎の立像があります。

江戸時代にこの地を旅するってどんなだろう、鰊で賑わうヤン衆の活気って、なんて想像を巡らせながらゆっくり時間があってよかったなと思える場所でした。

ただ、利尻はまだ見えず。

 

 

 

 

 

***

9月7日

プランではこの日は焼尻島から天売島にわたる予定でしたが、台風の影響で島へ渡る船がすべて欠航となってしまいました。。。しかたなくこの日の宿を探すことになり、片っ端から電話しても軒並み満室で部屋が取れません。やっと10件目で予約が取れた宿は遠別のホテルノーザンライトさん。口コミが??だったのですが、実際は83歳のおかみがフロントを務めるペンションスタイルのお宿で清潔でとっても好印象でした。もし、同じように旅の途中で宿が取れなくて困ったら是非訪ねてみて。

羽幌~遠別 約50km

 

初山別までは大きくアップダウンを繰り返す道が続きます。風向き次第ではかなりハードですが幸いこの日もほぼ追い風です。

寄り道は初山別のみさき台公園金浦原生花園、遠別町 河川公園、道の駅えんべつ富士見など。

 

みさき台公園は雲一つない青空ですがとにかく風が強く、竜飛崎で経験した風を思い起こさせるほど。しかも、期待した利尻は全く見えませんでした。。。

 

金浦原生花園もしかり。エゾカンゾウも利尻山もお留守。こうなると青空がむしろ空しくもありますが、秋らしいと言えば秋らしいですね。人気のない木道を自転車押しながらゆっくり散歩しました。

6-7月はきっと素敵ですよ。。

 

 

結局この日も「富士見」と名の付く道の駅でも利尻は見えず、写真映えする河川公園で自転車の写真を撮ってしばし遊んでから宿入りしたのでした。

 

 

 

****

次はいよいよサロベツ湿原へ。

まだ利尻山ちっとも見てないね~。

つちやはるみ

2022.09.04

旅の準備

また大きな台風が来ていますが、今日の京都は良いお天気に恵まれています。気温は30度を超え、風は微風、なんとなく秋を感じる日差しです。

あれだけ大きな台風ですので直撃されれば大変ですが、昼のニュースだと台風はなんとなく逸れていきそう。

でも、どこかで被害を受ける方がいるんだろうな。

 

山火事、洪水、台風、戦争。

世界中が大きな力に翻弄されていて、毎朝のように誰かの泣いている姿がニュースになっている。

今朝はパキスタンの洪水のニュースに言葉を失いました。

 

防ぎようのない悲劇があちこちにあって、誰もがいつその只中に放り込まれてもおかしくない時代。

平穏な日常を過ごせていることにただただ感謝です。

 

*

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明日から親方とまた旅に出ます。

今度はなんと10泊!

2019年のランブイエでのコンクールで製作したバッグに、今年はJBTでパニアバッグを新たに追加して、それらをこの1か月前からいろいろ修理しておりました。そして、親方の分も新たに製作。

縫ってはほどき、縫ってはほどき。

ようやく昨日すべてが完成!

 

パニアバック一個78グラム。

 

お、2個でほぼ倍!

適当にサイズを決めている割に概ね正確ですよ。

 

生地はリップストップと撥水性のある布を組み合わせて作っています。着替えはすべてジップロックに小分けして圧縮して入れていきます。

 

 

全部そろうとこんな感じ。

カメラは雨具やウインドブレーカーが入っているフロントバッグにピッタリ収まります。サドルバッグには輪行バッグと工具。

今回はヴィンディングシューズをあきらめてオンオフ両用の靴で行くことにしたので靴を持っていく必要がありません。なので10日も行く割に荷物が少ない気がします。。。

今夜もう一度再チェックですね。

 

パニアバッグの中にはリュックも入っています。

これはいつものように輪行時にはパニアバッグ2個分を収める用です。

旅先のトレッキングにも使えるので便利ですよ。

 

 

 

*****

【入荷のご案内】

しばらく欠品扱いとしていました輪行用のヘッド小物が諸事整って再販開始しています。

 

 

そして、大物。

良いサイズのエルスのタンデム

2008年にお納めしてからずっと大切にされてきたのがわかる素敵なコンディションですよ。

店頭に置いていますので是非ご覧になってご検討いただければと思います。

 

 

 

つちやはるみ

こんにちは、前野です。

先日、友人と二人で奥伊吹の方へサイクリングに行っていました。

この日はまだ登ったことが無い湖東の峠へ行こうと企画したコース。

京都から輪行で移動して長浜駅を起点に100㎞ほど走る予定でした。

 

ただ、京都市内から普通電車で長浜まで向かうと2時間弱…

輪行作業や諸々の移動を含めると集合時刻の3時間前には家を出なければなりません。

それなら長浜駅まで90㎞を走った方が楽しいだろうという話になり、帰りだけ輪行のサイクリングになりました。

 

夜明け前の広沢池

6:30に琵琶湖大橋東詰めのコンビニで友人と集合するために自宅を4:30頃出発。

起きた頃は外の雨音が気になりましたが、強い雨を降らせる雲は通り過ぎ小雨の中出発です。

日の出は5:50頃でしたが既に明るくなってきています。

きぬかけの道、北山通りを通って宝ヶ池から365号線で途中越えを目指します。

 

琵琶湖大橋でロードバイクの友人と合流

大原から途中越えにかけて雨に降られましたが、気温が高いので雨具を着ずにやり過ごせました。

途中越えから琵琶湖大橋まで一気に下り、集合時刻まで少し余裕があったので展望台でゆっくりしようと思ったらすぐに友人が到着。

コンビニで一息ついた後、長浜目指して湖岸道路を北上します。

 

長浜に向けて湖岸道路を北上する

あいにくこの日は北からの向かい風。琵琶湖も白波が立つほどで、時々先頭交代をしながら下ハンドルを握りしめて進みました。

 

奥伊吹、国見峠へ向かう

向かい風で予定より少し遅れて長浜に到着。今日のメインはここからです。

伊吹山や周りの山々は東へ流れていく雨雲の中。

 

国見峠の路面は落石が多く荒れていた

国見峠目指して林道を登っていきます。序盤は勾配がありましたが、中盤から峠までは程々で登りやすい峠道でした。

 

標高が上がるにつれ霧が濃くなる

 

峠付近は霧の中

 

840m 国見峠

1時間ほどかけて国見峠に到着。峠にはゲートがあり、峠名と峠の由来を説明する2つの石碑が立っています。

 

国見峠から岐阜県側は晴れ間が覗いてた

滋賀県側は霧で真っ白でしたが、岐阜県側は青空が覗いています。まるで別世界。

こういう景色が見れるから峠越えはやめられません。

今回は滋賀県側の景色がほとんど見えなかったので近日中に再訪したいところです。

峠の詳細は後日「ランドナーで峠へ」で取り上げようと思います。

 

国見峠を下り揖斐川町を走る

国見峠を下ると揖斐川町の集落を通過していきます。四国や紀伊半島を思い出すような山村風景です。

 

奥揖斐湖に向かって揖斐川をのぼっていく

 

小さなレストランで昼食

さすがに携帯している補給食だけではおなかがすいたので、山の中のかわいらしいレストランで昼食を摂ることにしました。

 

冷やし中華を注文

レストランはお母さん二人が切り盛りしているようで、店内奥の席に通してもらいました。

和洋いろいろなメニューがありましたが、すこしさっぱりしたものが食べたかったので冷やし中華を注文。友人は焼きそばセットでがっつり食べるか迷っていたのですが、結局僕と同じ冷やし中華を注文しました。

彩り豊かでおいしい冷やし中華でしたが150㎞走ってきた身には少し物足りませんでした。友人はライスを追加。今度来るときは、馴染みがない名前の”志の田丼”を頼んでみようと思います。

 

この日は向かい風が強く下ハンを握る時間が長い

琵琶湖の湖岸を離れてもこの日は風が強く、思うようにスピードが出せません。

僕らが向かい風と登りに歯を食いしばっている時に、数名の反射ベストを着たサイクリストとすれ違いました。この日は近江八幡スタートのブルべが開催されていたので400㎞を走るランドヌールの皆さんでした。

僕らとすれ違ったときは追い風下り基調のはずなのでボーナスステージといったところでしょうか。

 

所々残雪が残る林道鳥越線

向かい風を耐えた後、林道鳥越線を登っていきます。

国見峠より標高が高いのですが登坂距離はあまり変わらないので鳥越峠の方が疲れました。上の方には僅かに雪が残っていたのも驚きです。

 

岐阜県側の眺望が素晴らしい鳥越峠

峠近くからは今登ってきた道を見渡すことが出来ます。

 

1040m 鳥越峠

峠には峠名の小さな石碑と鳥越林道の立派な石碑がありました。岐阜県側は雄大な山々、滋賀県側は琵琶湖と湖岸の田園地帯が見えます。

 

鳥越峠滋賀県側から琵琶湖が見える

こちらの峠もまた後日紹介しようと思います。

 

 

長浜駅から輪行

落石で荒れたスリリングな下りを経て長浜に戻ってきました。

長浜駅まで数キロの南下する区間だけは風が味方してくれて気持ちよく進みました。

駅に着くと京都方面の新快速まで15分弱…

滑り込みセーフを狙って急いでパッキングするか、諦めて次の電車にするか迷うところ。

自分のランドナーはセミオーダーモデルのTypeERと同様のER輪行。慣れれば10分くらいでパッキングすることが出来ます。それでもホームまで歩く距離を考えると博打です。

それに友人はディスクロードで久々の輪行で手こずりそうです。

結局ゆっくり作業をして電車を1本見送ってから帰路に就いたのでした。

自宅を起点にしていつものコースを走るのも楽しいですが、輪行を組み合わせると普段は行けない遠くの峠にも足を延ばせるのでおすすめです。

ランドナーで輪行サイクリングに興味のある方、アイズバイシクルまでお気軽にご相談ください。

【ジャパンバイクテクニーク2022】

 

 

来月は3年ぶりに開催されるハンドメイド自転車の競技会ジャパンバイクテクニークが控えています。
グランボアも大会参加に向けて特別な自転車を製作しています。
こちらも是非ご注目ください!

まえの

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