アイズの独り言>

台風24号の接近に伴い、京都も朝から雨が降り続いています。

明日30日(日)、アイズバイシクルは臨時休業をとらせていただきます。ご来店予定だった方々には申し訳ありませんが、なるべく外出は控え十分にお気をつけてお過ごしください。

 

 

と、書きつつ、

実は先だっての台風21号が関西に上陸する直前、私は1週間ほど休みをもらってツーリングに行っておりました。最初は1人旅で考えておりましたが、大学の後輩になるT君が同行してくれるというので、2人でキャンプツーリングを計画。今回の旅の目的地は、学生のときから気になっていたあるものから決まりました。

 

新日本海フェリーの敦賀~秋田間の便に乗りたかったのです!

 

なんで学生のときに乗らなかったの?と疑問に思う方もいると思います。なぜかというと、この便は一週間に一便しか運航していないんです。タイミングが合わず、今まで乗る機会がありませんでした。私自身個人的にフェリーに乗っている間の時間が好きなのもあるのですが、週に一便しか運航していないこのフェリーに乗る機会なんて滅多にありません。今年はどこに行こう?と考えた時、このフェリーのことがすぐに頭に浮かびました。なので、このフェリーの運航日に合わせて、お休みをいただき、ツーリングを企画したのです。

 

旅のはじまりは花園駅。

敦賀駅まで輪行し、そこから自転車を組み立て、港まで行きます。台風接近により、フェリーの運航状態が気になりましたが、問題なく運航するようなので敦賀まで急ぎます。フェリーの受付の時間までに間に合うように行くには、鈍行であれば京都駅発の始発に乗らないといけません。朝早く起きるのは構わないのですが、京都駅まで自走するとなると7㎞弱走らなければなりません。京都駅まで走って輪行するのは帰りならまだしも、行きのときに早朝の薄暗い中走ってから輪行はやりたくない・・・。

 

 

そんな時は特急列車サンダーバード!

サンダーバードに乗れば1時間近く短縮できるので、自宅から最寄りの花園駅で輪行することができます。サンダーバードの特急券は京都~敦賀間自由席で1180円。まさに時間をお金で買うとはこのことですね。学生の頃なら京都駅まで走っているでしょうね(笑い)

 

 

そして今回の自転車はこちら。

学生の頃より乗り続けているグランボアのランドナー。

フロントのサイドには寝袋、テントなどが括りつけられています。フロントのサイド枠は最近追加したものです。なぜこの形かというと、サイドバッグをつけるのを想定していないからです。私個人的な考えですが、大きなサイドバッグ2つでは輪行の時に大変なので、荷物はフロントバッグと後ろに取り付けるサドルバッグになるべく収める。寝袋、テントなどはフロントサイドに括り付けて、輪行時は輪行袋の中に自転車と一緒に収める! これであればフロントバッグとサドルバッグ、そして輪行した自転車と3点を持ち運べば大丈夫です。

 

自転車の重量は12kgほど。荷物がだいたい8kgほどなので、総重量は約20kgあたりでしょうか。なぜ、重さのことにふれたのかといいますと、帰りは飛行機で帰る予定でしたので、重量を超えると超過料金、あるいはこれ運べません!なんてことになりかねないので、少し荷物の重さにも気を配りました。

例えば、今回テント泊でのツーリングでしたが、キャンプ用品はなるべく持ちませんでした。

ですが、雨具は雪山用のシッカリしたものを持ち運んでいます。学生の頃使っていた雨具は、なるべく軽量タイプのものを使用しておりました。使いたての頃はしっかり水をはじいていましたが、生地が薄いので、気付くと性能が愕然に落ちてしまい、転倒した際にはすぐに破れてしまう(破れてしまえば効果云々の話ではありませんが)など、私個人的には満足のいくものではありませんでした。軽量タイプのものに比べて、収納時の大きさは倍ほどの大きさになりますが、丈夫さを優先しています。

 

 

敦賀駅から港までは5kmほど離れています。途中にフェリーの中での食料を買い込み、港を目指します。そして、実際の乗船時間は約20時間。途中新潟港を経由して、朝5:30過ぎに秋田港へ到着します。

 

フェリーの中に並ぶ自転車。この自転車と再び陸に上がるときは東北です。期待に胸を弾ませて、到着まで待ちます。(大半は寝ておりました)

 

天気は快晴。夜には台風の影響で大雨の予報ですが、走りだしは好調です。

まずは、秋田港より北上し、男鹿半島・寒風山を目指します。

 

 

 

写真スポットらしいので巨大なまはげをパシャリ。

 

 

寒風山は標高350mほどの高さしかないので、あっという間に上れてしまったという感じでしょうか。

 

 

 

 

ですがこの見晴らし。周囲に山が見えないので、すごく開放的で、空が広く感じました。

 

 

ササっと降りてきまして、道の駅にて昼食をいただきました。

またかい!と突っ込まれそうですが、そばをいただきました。おいしゅうございました。

 

 

この日は大潟村近辺のキャンプ場に泊まる予定でしたが、台風が心配でしたので、もう少し北の能代市まで進み、宿泊施設を利用することになりました。

 

 

翌朝、朝早くから輪行して、鰺ヶ沢を目指します。

今回の旅は輪行を最大限活用して、短期間で目的地を目指す段取りでしたので、ショートカットできるところは電車に乗っちゃいます。

 

向能代駅。情緒ある佇まいで、待合室もこの通り。

 

 

ですが、問題発生・・・・・

昨日の台風の影響で電車が止まっていたのです。倒木が線路に数カ所あるとのことで、午前中の運航は厳しいとのこと・・・・

 

この日の目的地までいけるのかと肩を落としていたところ、バスによる振替輸送があると駅員の方が教えてくれました。大きな駅目指して一気に行けるわけではなく、私たちのように小さな駅から電車に乗ろうと考えている人がいるかもしれないので、一つ一つバスで駅を回ります。

 

 

 

 

当初の予定より2時間オーバー程で鰺ヶ沢駅に到着。

午後からの行程で鰺ヶ沢より北に40km弱の十三湖付近まで走るのはしんどいと思いながらも、走るしかありません。 走り始めて間もなく、正午もとっくに過ぎてましたので昼食をとりました。

 

店の方にお勧めを聞いたところ、このちゃんぽんが出てきました。

写真ではすごく伝わりづらいですが、この器すごく大きいんです。上にはホタテ、エビ、ズワイガニ、サザエがのっており、上の具だけ食べてもかなりの満足感。T君に大いに手伝ってもらい、なんとか完食。アイズでの昼休憩の時、いつもけっこうな量食べてるはずなんですが、これだけは「あ、ムリだ」と悟ってしまうくらいでしたね。

 

十三湖付近にはお風呂屋さんがないため、途中にある車に力と書いてしゃりき温泉に寄ることに。

 

地元の方々の憩いの場になっているようで、夕方前でもたくさんの人が。サウナに入ったところ、喋っている会話がまったく聞き取れません。ん?おかしいぞ?と思い、必死に聞き取ろうと頑張り、ん?台風の話してるのか?とわかったときには脱落、水風呂へ撃沈でした。おなじ日本語のはずなのに、ここまで聞き取れない言葉は初めてでした。津軽弁、大変興味が湧きました。

 

次の日の行程、竜飛岬に備え、十三湖のキャンプ場に泊まりました。この時、ニュースでちらっと見た関西国際空港の状況、東北でも感じられた台風の影響などもあり、仙台空港から関西国際空港まで飛行機で帰る予定だったのを変更し、行きと同じくフェリーで帰る方法を考えました。フェリーから芽生えた今回の旅、またフェリーで帰るのも良しと思い、帰路を探しました。明日、竜飛岬を攻略、そのまま三厩駅まで行き、青森駅まで輪行、そのまま八戸まで行き、フェリーで苫小牧へ渡り、苫小牧から敦賀までさらにフェリーに乗り、京都まで帰るプランを練りました。次の日の行程も朝早くから竜飛岬を攻略するつもりでしたので、フェリーの予約も朝起きてからにしようと早く就寝しました。

 

その晩、強い揺れに目が覚め、そして長く揺れることに違和感を感じましたが、周囲の様子も特段変化はなかったので、その時はそのまま寝落ちしてしまいました。翌朝、北海道で大きな地震が起きたことを知りました。この時は得ている情報も少なかったので、廻りの状況も変化はなく、竜飛岬まで走り出しました。

 

竜飛岬までの道のり、竜泊ライン。天気もよく快走でした。

 

道端にはススキが!

 

 

 

 

はるみさんに「飛ばされないようにね!」と忠告を受けていた竜飛岬までの道のり。ものすごく風は強かったですが、押すなりしてなんとか見晴らしの良い眺瞰台までたどり着きました。

 

 

雲がかかっていて見えなかったのですが、なんと、雲がなければ北海道が見えるそう。

 

岬までは下りなのであっという間。車で出張郵便局をしている方がいらっしゃったので、「いつもこんなに風は強いんですか?」と伺ったところ、「今日は特別強いよ~」と返答。

 

え~・・・・竜飛岬っていつも風強いんじゃないのぉ~・・・(ガックシ)

もし、穏やかな竜飛岬に行かれた人がいましたら是非教えてください。

 

 

竜飛岬を後にし、帰りのフェリーに備えてテントやシュラフなどを京都まで送ろうと郵便局を訪れた時、北海道の状況を知りました。フェリー会社の苫小牧支店に電話したところ全然つながらず、どうしたものかと考えていた時、父親から電話が。

秋田・青森に旅行に行くとは事前に知らせていたので、北海道の地震のニュースを見て、心配して電話をかけてくれたのです。

父「どこにいるんだ?」

拓「津軽半島におりますが?」

父「バカたれ」

 

父からも地震の話を聞き、とにかく急いで三厩駅まで行くことに。

 

14時過ぎ青森駅に到着したところで、帰路について考えました。空、海の便が絶たれた今残すは陸の便しか選択肢にない状況、あと1つしかない陸の便が絶たれた時、帰れなくなる恐怖、色々なものが頭の中をめぐり、気付いた時には緑の窓口の前に立っていました。

 

 

何よりも恐ろしいのは、午前中に津軽半島の岬にいたはずが、その日の夜には京都駅まで戻ってこれているということです。恐るべし新幹線。

 

 

こうして私の東北ツーリングは予定していた行程の半分ほどしか走ることはできませんでしたが、この先も忘れることのない大変貴重な旅になったと思います。

 

台風21号、そして北海道胆振東部地震と立て続けに起きた災害。私は無事京都まで辿り着くことができましたが、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。一日も早く日常が取り戻されることを切に願うばかりです。そして、今回の台風でも大きな被害が出ませんように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

takumi

毎日毎日信じられない暑い日が続きましたが、昨日今日は台風の影響か少しましな京都です。

皆様、お元気にお過ごしでしょうか。。

私たちは先日のお休みの日にこの暑さをなんとか凌ごうとツーリングに出かけてまいりました。

 

1962年に北陸トンネルが開通するとともに廃線となった北陸本線旧線、敦賀-今庄間です。

 

 

「杉津(すいづ)越え」は当時「日本一の鉄道難所」といわれていたそうで、大小さまざまなサイズの隧道が当時のまま国の有形文化財として残されています。

街灯も素敵。出口が見えていると少々暗くても大丈夫。

 

ですが、先が見えないとちょっと怖いのは私だけでしょうか。。。

親方は嬉々として行ってしまいます。

 

特にこちらのトンネルは中央あたりに冷気の溜りが白い靄となって見えてます。実際、中は冷蔵庫のようにヒンヤリ。。。

上からは水滴が絶えずポタポタ。

ヒャーーー。

不気味~~。。

暗いところ苦手な方には肝試しでもありますよ!

ホント、夏のツーリングにピッタリですね。

 

 

 

 

 

 

全ての隋道を走破した峠では上りと下りの汽車がそれぞれをやり過ごすための行き止まりの隋道も残されています。

更には少し先では北陸新幹線のトンネル工事も始まっていました。いよいよ次の時代が来ているのですね。

 

 

 

山間部では珍しい真直ぐな道が続いています。

1000ぶんの25の勾配は2.5パーセント。鉄道にとっては大変な勾配だったようですが、自転車にとっては程よい傾斜。ご機嫌に走れました。

 

 

 

 

***

今庄駅。

帰りは日本海沿いを帰るか、輪行するか決めてなかったのですが、シッカリ満足したので輪行して帰ることにしました。ですが、次の電車まで1時間半もあります。。。

 

 

駅前の北国街道は平日だからかひっそりしていましたが、唯一1軒開いていたお蕎麦屋さんでおろし蕎麦をいただきました。そのお蕎麦の美味しかったこと。普通なら食べる前の写真なのでしょうが、あえて食後の写真です。実物は是非現地で味わってくださいね。

まだ時間があったので親方が検索で見つけたカフェにもお邪魔してきました。なかなか斬新なメニューですがこちらもとても美味しかったです。

 

 

*

さあ、そろそろ時間も頃合です。

この後車をデポした敦賀まで戻り、今度は車で敦賀温泉リラポートで温泉に浸り、帰宅。

短いツーリングコースですが、リフレッシュできてかなり満足度の高いプランでしたよ。

おススメです。

 

つちやはるみ

2017.09.23

輪行いろいろ

さわやかな秋晴れに恵まれている京都。自転車で出かけるには絶好の日和です。

お店も今日は朝からちょっと賑やかですよ。オーダーのご相談に来られたり、納車があったり、輪行の講習に来られたり。その傍らで次に納車予定の自転車の組立作業も行われています。

 

 

 

 

こちらは先日納車したIさんのARAYAのツーリストの輪行姿。

 

Iさんはご友人から譲り受けたARAYAのフェデラルでツーリングを楽しまれていましたが、もう少しランクを上げたいとツーリストを選ばれました。ただ、このモデルはコストパフォーマンスは非常に良いのですが、輪行するとなるといろいろ難点があります。おまけにIサンのご希望でブレーキに補助レバー、後ろにはキャンピー。輪行には更に厄介な仕様となっていたのです。

どうしようか。。とスタッフ皆で考えていましたが、グランボアでは泥除けの脱着を簡便にするER加工を施し、ハンドルを曲げずに収容できるMARUTOの輪行袋での輪行をおススメしました。女性でも簡単に、比較的コンパクトに収容できましたよ。

 

という風に、輪行の方法はちょっとした事で人それぞれ違ってくるものです。同じ車種であっても違う袋を使うだけでやり方は変わります。使う交通手段によっても変わります。臨機応変に自分と自転車に合ったやり方を見つけてくださいね。

 

こちらは先日チョコがトライしたER輪行ビデオです。

同じER輪行でも昨年の夏に製作した大介店長主演のものとはまた袋が違いますので収容方法が異なります。

最後にチョコらしいオチもありますよ。是非ご覧下さい。

 

せっかちな方はフェイスブックインスタグラムをご覧下さい。オチはカットされていますが、10倍速でご覧いただけます。(^^)

 

つちやはるみ

自転車旅行中に寄り道した場所や泊まった宿を旅程と一緒にご紹介します。全行程はこちら。

▼2~4日目

▼5日目

内陸から釧路湿原を向かって走りました。美幌からこのようなルートで釧路まで自転車で走りました。4日目、釧路~塘路(とうろ)までは輪行しました。塘路では連泊し、5日目の朝にもう一度自転車を組み立ててフロントバックひとつで釧路湿原をゆっくり堪能しました。
 
 
 
【1日目 新千歳から美幌】

美幌行きの電車は、前乗り前降りのワンマン列車でした。私のほかにもキャンプの装備も持った大荷物の自転車乗りが二人乗っていて、地元の高校生の帰宅時間とも重なり、車両はとても混雑していました。汽車に乗る前に車掌さんに「美幌で降りますが、自転車はどこに置かせてもらえば良いですか」と尋ねると、運転席横の荷物スペースに自転車を入れてもらうことができました。輪行するときは他のお客さんにも配慮しながら自転車の置き場所を考える必要があります。だいたい、ドア付近のこんなスペースに乗せます。どこに乗せるといいか分からないときは車掌さんに聞くといいと思います。
青葉荘 駅から一番近い宿。自転車は玄関の中に入れさせてくれました。素泊まり3,500円。美幌にはほかにも数件お宿がありました。
 
 
 
【2日目 美幌峠・屈斜路湖】
2度目の美幌峠&屈斜路湖。
美幌峠
美幌峠には美幌側から登るのがいいです。峠まで登ったら反対側にいきなり屈斜路湖が見えるからです。訪れた日はこんな様子でしたが・・・。


斜度がそんなにきつくないので、ゆっくり登っていればお昼には峠に着きます。峠のレストハウスでお昼ごはんを食べました。名物はあげ芋です。

屈斜路湖に突き出た和琴半島ではミンミンゼミが鳴いていました。後から気づいたのですが、北海道にミンミンゼミはここ和琴にしかいないそうです。不思議です。屈斜路湖畔には温泉がたくさん湧いていますが、ぜんぶ成分が違うそうです。これも不思議です。夕立ちのあと、さわやかな夕焼けを見ることができました。

コタン温泉 
屈斜路湖畔にある町営の共同浴場、200円。ライダーハウスぽんとから自転車で20分くらいです。すぐそばに無料の露天風呂があります。無料露天風呂というと人里離れた場所にばかりあって入浴するのに勇気が入りますが、ここは露天風呂の裏に民芸のお土産屋さんやレストラン、共同浴場があり、地元の方が管理してくれていてキレイなので、ひとりでも安心して入ることが出来ます。目の前は屈斜路湖。すっごくお勧めです!(上の夕焼け×自転車の写真のすぐ横が露天風呂なのです。)
レストラン&ライダーハウスぽんと レストランなので晩御飯に定食が食べられます。自転車乗りはお得なライダー定食540円がおすすめです。布団もあり、裏はすぐに屈斜路湖という最高のロケーション。きれいなライダーハウスです。素泊まり1,080円。
 
 
 
【3日目 虹別・多和平・標茶】
わたしのなかのthe北海道の景色というとこのあたりの丘の風景です。

多和平 酪農地帯・虹別の大展望スポットで、360度ぐるりと地平線が見えます。
まわりの丘はぜんぶ牧場なので、放牧されている牛や羊を見ながらのんびり過ごせます(写真の、一列に並んだ点々は牛です。帰宅時間なのでしょうか、急に自ら列になって歩き始めました)。レストハウスがあるのでお昼ごはんはここで食べました。キャンプ場でもあり、自転車で行ける範囲にお風呂がないのが難点ですが、とてもキレイなところです。道東の展望台というと開陽台が有名ですが、わたしは開陽台よりこっちの景色が好きです。
クレヨン工房tuna-kai 自然から色をいただいてクレヨンや水彩絵の具を作っている工房です。併設のショップではオリジナルのクレヨンや絵の具のほかに、店主の方の好みの雑貨が置いてあります。ここに再訪するのも旅の目的の一つだったのでした。
味幸園 中華料理屋ではありません。宿泊した木理さんのすぐ近くにある温泉です。赤い湯ですっごく温まります(とても熱い湯です)。

とほ宿 木理 カメラマンでもあり、カヌーイストでもある宿のおじさんがとっても面白いです。釧路湿原でのカヌーツアーもされています。夜はみんなでお喋りを楽しみました。一泊二食付5,400円。

 
 
 
【4日目 釧路湿原・コッタロ】
標茶~釧路まで自転車で走ったあとは、宿のある塘路まで輪行しました。夕方から雨予報だったので、なるべく早く釧路まで行こうと思いながら結局ゆっくり過ごしてしまい雨に降られました。市街地を走るときのほうが心細く感じるのは何故なのでしょうか。釧路駅に着いてほっとしました。



◎コッタロ展望台 湿原を流れるコッタロ川が近くに、大きく見えます。

釧路市湿原展望台 木道歩きができる展望台です。建物の中に入るには入館料がいりますが、木道を散歩するだけなら無料。木道の途中にある展望広場も十分に景色が良いです。
※このブログを書いている最中に、釧路湿原のおすすめスポットをきれいな写真でまとめたサイトを見つけました。出発前に読んでおけばよかったです。湿原のなかの水のあるところの木道を歩きたかったので釧路市湿原展望台ではなく温根内のビジターセンターに寄れば良かったです。
野生動物保護センター 釧路市湿原展望台から釧路市街地へ下る途中にあります。
掲示物などを見ていると、作った人のやさしいまなざしを感じることができてとても良い施設だったので時間が許せば立ち寄ってみてください。無料。
とうろユースホステル 塘路にはコンビニやスーパーが無いので要注意です。ユースでは、朝ごはんや晩御飯も頼むことができます。(ご飯の時間は決まっています。)
 
 
 
【5日目 釧路湿原・細岡・達古武(タッコブ)】
快晴!1日で5日分の日焼けをしました。風が強い日で、湿原の上を雲がどんどん姿を変えていくのを展望台から見ているのが面白かったです。蛇行する釧路川を上から見て、これが見たかった!と大興奮でした。初めてこの釧路川を見たときは、本当は川って真っ直ぐじゃないんだということに驚きました。日本の川で護岸工事をされていないところはここ以外にもあるのでしょうか?釧路川は今も少しずつ川の形を変えながら流れているそうです。


◎細岡展望台 釧路湿原でいちばん有名な展望台。展望台の手前に駐車場がありますが、展望台までそのまま自転車で行くといいです。レストハウスで休憩できます。

達古武湖オートキャンプ場/夢が丘展望台 「自転車か車じゃないと行けないから」とユースのお母さんに勧められた展望台。釧路川とJRをのぞむことができます。展望台まではキャンプ場から片道40分(徒歩。自転車不可)と距離があるので、ほとんど人が来ず釧路湿原をひとりじめしているような気分になります。達古武湖のそばに休憩できるテーブルとイスがあり、いつまでも座っていたくなるのんびりした場所でした。レストハウスもあります。


◎パスタアンドコーヒー・プレッツェモーロ ものすごく美味しいイタリアンが、塘路にありました!おそらく塘路で2軒しかない食事のできるお店のひとつです。
●とうろユースホステル(連泊) そういえば、塘路駅にレンタサイクルがあるのを見つけました。
 
 
 
【6日目 釧路湿原から新千歳】
釧路湿原のどまんなか塘路に泊まって一番良かったことは、早朝の釧路湿原を堪能できることでした。始発前の静かな線路にはエゾシカが群れで朝ごはんを食べにやってきました。タンチョウの鳴き声が響きます。6時から2時間、念願のカヌーに乗りました。カヌーは今まで乗った乗り物のなかで一番静かな乗り物でした。自転車で走ることのできる道や展望台から見る湿原とは全然違いました。目の高さが変わると景色が一変します。エゾシカの他に、カワセミを間近で見ることができました。豆粒ほどの大きさですが、タンチョウが湖の対岸を悠々歩いているのを見ました。予想以上に背の高い鳥です。ガイドさん曰く、カヌーは静かな早朝が動物にも会いやすくて一番良いよ、ということです。

9時27分塘路発の汽車で新千歳へ。塘路駅ではユースでお喋りしたほかの旅人や、カヌーのガイドさんまで見送ってくれてとても嬉しく、ちょっと寂しかったです。

◎カナディアンカヌー ユースのお母さんが一人でもカヌーに乗せてくれるところを予約をしてくれました(ユースでもカヌーツアーをやっていますが、予約がとれませんでした)。
◎和商市場 釧路駅で1時間、乗り換え待ちの時間があったので勝手丼を食べにいきました。
 
 
 

*****

今回初めて、自転車旅行で「連泊」をしました。要らない荷物はぜんぶ宿に置いておいて、フロントバックと万が一のときの輪行袋だけ自転車に付けて走るのは、身軽でとても楽でした。使ったフロントバックは、コンクールマシンがきっかけで生まれた軽量バックでした。「軽量バック」だから、小ぶりで、お散歩程度の荷物しか入らないと思っていたのですが・・・
 
 
予想外の容量があります!!!
 
 


写真は2日目のコタン温泉に行くときのバック。宿に入要らない荷物は置いてフロントバックひとつでお風呂にいきます。レインウェア、飲み物、ツーリングマップル、貴重品、着替え、お風呂道具を入れた状態です。実際にツーリングのシーンで使ってみて、この予想以上の容量の秘訣は、エクステンション仕掛けの上蓋(コンクールでA4サイズ・重さ3キロ相当の荷物を運ぶ必要があり、そのためのバックをと考えて生まれたのがこのフロントバックの始まりです)の他に、生地とバックの形にもあると思いました。軽量化するため薄手の帆布生地を使用してることと、角が四角ではなく丸みのあるデザインになっていることで、荷物を詰めたときの無駄なスペースが出来にくいんだと思います。荷物をぎゅうっと詰めてもかっこ悪くないところも気に入りました。
 
 
後ろポケットのマチが大きくとってあって、ここも予想以上に物が入ります。片方に雨カバーに使っていたスーパーの袋(現地で急きょ調達しました・・・)、片側には替えチューブ+カメラのフィルム1本を入れていました。
650ABのレール1本を入れた様子。まだスペースがあります。生地が薄いので、ポケットを使わないときはマチを折りたたんでポケットを平らにしておくことができます。ここも気に入ったポイントです。
 
 
バックの肩紐は、貴重品を入れる小さなポシェット(旅人宿は相部屋なので貴重品が入るくらいの小さなポシェットがあると便利です)と兼用していました。輪行中はポシェットの肩紐をフロントバックに付け替えて使っていました。

 
 
装着方法は、バックサポーター+バックの底のゴムです。革ワッシャーが二つ付いているところを引っ張るとゴムが出てきます。そのゴムをフロントキャリアの背もたれにひっかけるだけのとってもシンプルな仕掛けです。

 
 
使わないときは折りたたんでこんなに控えめなサイズになるのに、いざとなったら何でも収納してくれる懐の大きなグランボアの新フロントバック。本当に助かりました。
使わないときはぺったんこ。この薄さには驚きです・・・!
 
 
 
*****
 
 
 
ひとりで行けるかなと半信半疑でしたが、行ってみると出発前の不安も忘れて朝から夜まで本当によく遊んでいました。何かあったらどうしよう、の「何か」が起こらずに、トラブルなく旅が出来たからなのですが。。帰りの電車でしんみりツーリングマップルを見ていると、釧路川の源流は屈斜路湖にあることが分かりました。今回は川をめぐる自転車旅行をしていたんですね。じつはもう次に行ってみたいところがモクモクと生まれています。自転車旅行中ずっと見えていたあるところが気になって仕方ありません。「何か」があっても大丈夫なようにしっかり準備をして、また気軽に身軽に自転車旅行に行きたいなぁと思います。

 
 
アイズバイシクルは自転車旅行をしたい人を応援します!ここに行ってみたいなぁ・・・という思いが募ってきたら、自転車にまつわる不安なことはなんでも気軽に相談してください。旅の計画のお話を聞くことほどワクワクすることはないのですから!

なっぱ

北海道に自転車を持っていくのは6回目でした。今までの自転車旅行のなかで、いつも輪行で通り過ぎていた場所がありました。そして汽車の窓から見える景色を眺めながら、ここで降りて、あそこにいってみたいなぁといつも思っていました。今回、お休みをいただくことになって最初に頭のなかにうかんだ景色がその風景でした。だから、行き先はすぐに決まりました。

目指すは釧路湿原です。そして道東に行くなら前回の自転車旅行中に訪れたクレヨンやさんにも再訪したいと思いました。
8月21日~26日の6日間の旅程で、どんなところに泊まって、どんなふうに走ったのか、何を持って行ったのかも記録しておきます。
 
 
 
■旅程と滞在先
「身軽に気軽に」自転車旅行をするために、キャンプはしないことにしました。
内陸の摩周あたりから、もしくは、東の端っこ根室のほうから、釧路湿原に向かって走っていこうとざっくり決めました。幸いどちらも道路の近くにJRが通っています。途中でトラブルがあって走れなくなっても駅まで行けばなんとかなる場所で、私にはぴったりだと思いました。スタート地点となる一日目の宿は、札幌に着いてからの気分と天気予報を見て決めました。お盆明けだったこともあり、何軒か宿のある町だったら当日予約でも大丈夫だろうと思っていました。1日目、汽車で新千歳から輪行すると道東に着くのは夜8時ごろになるので、駅のそばの民宿を予約しました。それ以降の宿は、当日のお昼ごろに検討をつけておきました。北海道には、ライダーハウスやとほ宿と呼ばれる相部屋の旅人宿があるので、今夜の宿がなくて困る心配はほとんどないと考えていました。実際、宿が取れなくて困ったという日はありませんでした。
最後の2日間だけは、釧路湿原で連泊すると決めていたので事前にユースホステルを予約しておきました。
滞在したかったところにはユースを含めて2軒しか宿がなかったのです。
 
 
■自転車と持ち物
自転車はグランボアのTypeER、650Bのランドナーピスタッシュ号です。タイヤは36Bリエールのスタンダード、チューブはレールでした。フロントバック+鞄が1個で大丈夫だと考えたので、親方にお願いしてピスタッシュにリアキャリアを付けてもらいました。

フロントバックはコンクールモデルの試作を使わせてもらいました。ツーリングマップル、ノート、貴重品、カメラのフィルム、食べ物と飲み物、工具類、レインウェア上着が入っています。途中で買ったお土産とか、あとで食べようと思って買ったパンや、下る前にさっと着たい長袖の上着などもフロントバックにどんどん入れるので、いつもフロントバックが膨らみます。でも、このフロントバックはとても使いやすくて気に入りました!詳しくはまた次に触れますね。
リアキャリアに積んである鞄の中身は、衣類とお風呂道具だけです。衣類は、着ているものを含めて3日分を用意しました。途中で洗濯しながら旅行します。鞄の上にくくりつけてあるのは前日の洗濯物です。お天気だったので、乾かなかった洗濯物は干しながら走りました。ズボンは、長ズボン+CCPさんのクロップドの2本です。寒い時用の防寒具として、ルイゾンボベの長袖も持って行きました。嵩張らないのでちょうど良かったです。基本的には半袖でちょうどよい気温でしたが、アブにまとわりつかれることもあるので長袖長ズボンがあって良かったと思うこともありました。
ライダーハウスに泊まるつもりだったので寝袋を持っていくかは少し悩みました。ライダーハウスは基本的には素泊・寝袋持参で1,000円程で泊まれる旅人宿です。ふとんを貸してくれるところもありますが、ふとんが無くても1日くらい大丈夫だと思い、持って行きませんでした。とほ宿は、相部屋の家族的な民宿という風情の宿が多くて、安心してふとんで眠ることができます。
 
 
■心配事
今までの自転車旅行と違うのは、ひとりで自転車旅行をするということでした。ひとりで自転車旅行をするにあたっての心配事がいくつかありました。一番の心配事は、飛行機輪行中に自転車が壊れることと、走っている最中のパンクでした。飛行機輪行で起こりやすい故障とは、なにかの衝撃でエンドが曲がって車輪がはまらなくなることだとはるみさんにお聞きしました。そしてパンク修理とチューブ交換です。今までパンクをほとんど経験せずに自転車に乗ってこられたので、パンク修理に自信がありませんでした。昔の記憶を紐解くと、チューブ交換のときにタイヤをリムにはめることができずにとても難儀したという嫌な記憶だけうっすらと残っています。それに、チューブ交換に失敗してバンッ!と大きな音をたててチューブが破裂するのを何度か耳にしているうちに、チューブ交換への苦手意識が蓄積されていきました。
親方にお願いして昼休みに輪行とチューブ交換、パンク修理を練習しました。一番懸念だったチューブ交換ですが、思っていたより簡単にタイヤをはめることができてびっくりしました。タイヤの着脱には少しコツがいるようです。これは、慣れた人の手のひらの使い方を横で見て真似をするのが一番早く上達できると思います。
リアキャリアを付けてもらったので、輪行はいつものロード320を使う縦型輪行(サドル&変速機が下)ではなくマルトを使って横型(サドル&ハンドルが下)で。電車に乗せるときと同じように輪行しますが、前後輪のエンド金具を付けることと、輪行袋に収納する前に干渉しているところはないかいつもより入念にチェックをしました。あとは、輪行中に袋の中でステーが暴れないように、ガード側のダルマのあたりを縦長のフレーム巻で固定するアイデアをチョコ君にもらいました。ペダルは、輪行ペダルではなくてスニーカーでも踏める一般的なフラットペダルです。片側が逆ネジになっているので焦っているとどちらにスパナを回せば外せるのか、わけがわからなくなります。店長から「ペダルははずすときのほうが電車の時間が気になって焦るでしょ。左ペダルも右ペダルも、チェーンステー側に回したらはずれると覚えるといいよ。」とアドバイスをもらいました。どっちが逆ネジだったっけ・・・と考えるより、よっぽど分かりやすいと思いました。
スタートの町に到着。自転車を組み立てて、どこも壊れていなかったと分かったときはホッとしました。
 
 
輪行は、人のやり方から自分に合うものを取り入れていくのが上達の一番の近道だと思います。もし、初めてのランドナーをオーダーしたものの、輪行やパンク修理に不安があって、行きたいところへ行くことが出来ないでいる方、ぜひアイズバイシクルに相談してください。オーダーのときだけでなく、納車のあとにも長くお付き合いさせていただきたいとスタッフを全員が思っているんですよ。

釧路湿原までの旅行編はまた次に!

なっぱ

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