船でゆく北海道 ~天売・焼尻島~
DAY 2
船から見る小樽港。
終日とってもいいお天気で、月もきれいでした。
新日本海フェリーの舞鶴‐小樽間は23時50分発の翌日の20時45分着。
21時間の船旅は長いようであっという間。それにとても快適でしたよ。
【小樽】
入港後は21時は回っていましたが、お寿司屋さんはまだ何軒か開いていました。
朝はコメダ珈琲でモーニング。コメダ珈琲って北海道にもあるんですね。朝は7時から開いていたので助かりました。あとはプラプラお散歩。旧国鉄手宮線跡が枕木もそのままにプロムナードとして開放されていて散歩にはちょうど良いです。
この時期はご覧の通りの花盛り。楽しめましたよ。
【天売島へ】
この時期の天売島行き羽幌沿海フェリーは高速船と合わせて4‐5便あって、私たちは14時発のオロロン2に乗船しました。乗船時間は概ね1時間半です。時期によって船の発着時間が変わるようですので要注意ですよ。車で移動した小樽-羽幌間は距離にして230km。去年自転車で走った道をたどりたくて下道を使いました。でも、小樽でウロウロしすぎたみたいで、ちょっとギリギリでドキドキしました。
車を羽幌のフェリーターミナルの駐車場にデポして、2泊3日の準備をリュックとフロントバッグに詰めて船に乗り込みます。自転車はそのまま預けられます。ただし、特殊手荷物として870円必要なのと、事前予約も必要です。注意事項、よく読んでね。
船内は2等席と1等席があります。
2等は座敷、1等は椅子席。数百円の差額でしたので帰りは奮発して1等席を利用しました。
お天気も良く、去年見れなかったこの場所からの利尻島もしっかり見えました!
*****
DAY 3 – DAY 5
【天売島】
さて、いよいよ天売島上陸です。
マップは羽幌観光協会のホームページから使わせていただいてます。
実際に島の周回に使う道は10キロ。その内、概ね2キロが平坦、4キロが上り、4キロが下り、って感じ。標高差は177メートル。勾配は平均7-8%くらい?10%越えてそうなところもあったりして、短いけれど走りごたえはありますよ。私たちは着いたその日にまず1周して、翌日は2周半、焼尻に移動する日にも1周して、合計4周半! 海鳥の繁殖地になっている島の北西側は、この時期は時計回りに一方通行となっているので概ねそれを守りながらウロウロしてました。
【黒崎海岸】
港の近辺の宿をスタートして時計回りに回ると、町の中心地である島の南東側から黒崎海岸あたりから道の様子が一変します。なだらかな上りが始まるとともに、賑やかな鳥の声。そして、道端にはたくさんの子連れのウミネコが現れました。
さすがに自転車で近付くとパッと逃げるのですが、またすぐ舞い降りて同じ場所で過ごしています。
どうやら親鳥がつきっきりで、しかも集団で子育てをしているようです。
大きく育ったイタドリの向こうを覗くとリラックスした親子の姿がありました。
海岸はウミネコの親子やウミウなどで一杯です。
「うわー、すごーい。」
初っ端からあまりの光景にびっくりしてしまいました。
矢印の下が赤岩展望台です。そこまでは結構な上り坂が続きます。
【赤岩展望台】
この辺りまで来ると子連れのウミネコの姿はありません。
その代わり、ひときわ大きく育ったイタドリが一面に広がっています。しかもその下は穴だらけ。と、いうのもこの辺りはウトウという海鳥の営巣地になっているのです。
その数何と80万羽!(2023年ガイド説)
日中は巣穴に雛を残して親鳥は100km先の海原まで漁に出かけているそう。
自転車の高さをはるかに超える大きさまで育ったイタドリ。
それがこんな一面に広がっています。
日中はとても静か。本当に雛がいるのかな??
*
*
日没前。
細かい点々がわかるでしょうか。
餌を咥えた親鳥が子供に与えるために一斉に帰島するのです。
それを待ち構える大セグロカモメやウミネコたちとのバトルが空や巣穴近くで繰り広げられます。
もう、すごい迫力です。
19時から20時でこの時期はナイトツアーが企画されていますので私たちもそれに参加しました。自転車で行けなくもないのですが、いろいろ保護活動をされている方に配慮してツアーに参加した方が良いかと思います。
巣穴を隠してくれる大きく育ったイタドリは彼らにとって安全な高級住宅地。翼の大きなウミネコや大セグロカモメなどは入ってこれません。
ペンギンのように潜りも上手な彼らの翼は少し小ぶりで離着陸が少々苦手です。かなりのスピードで飛び込んできては急ブレーキをかけてボトッと落ちるように着陸します。この日は良いお天気だったのできちんと巣穴に戻れてるようでしたが、天気が悪い時などは目標を見失い街の中心地あたりに着陸してしまうウトウも結構いるのだとか。
うまく巣に戻れたウトウたち。
本当なら口いっぱいにイカナゴやイワシを加えたウトウを撮影したかったのですが、今回は撮れませんでした。でも、餌を加えたままなかなか子供に食べさせず、逃げ回っている親鳥を目にしましたよ。そろそろ雛に巣立ちを促す目的で、じらしたり、あえて餌をとってこない親鳥もいるのだとか。
***
赤岩展望台からもう一種珍しい鳥の子育て風景を見ることができました。
美しい天売ブルーの海に映える赤い脚。
そう、あのケイマフリが巣を構える崖が見下ろせるのです!!!
どうですか?
赤い脚。かわいい。
え、小さすぎる?
ではもう少し大きく。
1羽が巣を守り、1羽がせっせと何かを運んでいます。
そしてこちらは巣立ち前の若鳥。
ぼんやり海を眺めてるけど。
あ、気づかれた。
「お母さーん」
と、鳴いたかどうかは定かではありませんが、この後ひょいと飛び立っていきました。彼にとっての初フライトでは無さそうでしたが、この時期ならではの良いもの見ました。
こんな具合に、この場所は鳥好きにとってはいくらでも佇んでいられる場所でした。気候も寒くなく暑くなく快適そのもの。
ここへのアプローチは、一応、島のレンタサイクルもあるのですが、アシスト付きでないとちょっとしんどい。それ以外だと島のハイヤーを頼むことになります。それだと時間の制限がありますし、原付バイクで回られていた方もおられましたが、どうしてもエンジン音が露払いになってしまい、小鳥などはサッと姿を隠してしまいます。
私たちはランドナーだから何度でも、それほど苦も無く来ることができましたし、朝6時に来ることもできました。それこそ朝飯前! (でも、もっと早く来るべきだった。夜明け前の3時30分に来られた方はウトウが巣から飛び立つシーンを見ることができたそうです。)
自転車ツーリングの良いところです。
【千鳥が浦園地・野鳥観察小屋】
展望台から更に上ると最高地点を超えたあたりから見晴らしの良い原っぱに出ます。
海へ向かう道を降りてゆくとそこは野鳥観察小屋。
そこにはニコンの高性能望遠鏡があって崖で営巣するウミウやヒメウ、ハヤブサなどの観察ができます。
私のカメラではこれが精一杯でしたが、その望遠鏡はもっと大きくはっきり見れましたよ。
【観音崎展望台】
野鳥観察小屋から小さなアップダウンをいくつかこなすと観音岬園地。
エゾカンゾウが可憐でとても素敵なアクセントになっていました。
ところどころ異様に大きな白い花はエゾノシシウド。
どちらも咲いているのは初めて見ました。
ここの展望台ではそれほど鳥は見かけませんでした。
親方は自転車を前に次のプランでも練っているの?
今回は私はいつもの親方2号車ですが、親方はステンレスフレームのJBT号です。
このJBT号、フレームサイズは私のより大きくて、ホィールはハブダイナモを採用してるのに、私の自転車より軽いんですよね。自分の自転車が気に入らないわけではないけれど、自転車を持つたびに「あ、私のより軽い」って気が付いてしまう。そろそろ新しいの作ってもらおうかな。。
いやいや、お客さんのが最優先。わかってます。
観音崎展望台から北側。
連なる大きな崖の先にはフェリーターミナル近くの灯台が見えました。
崖の茶色い部分はほとんど穴ぼこだらけ。ようするにウトウの巣というわけです。
ここも日没近くになると景色が一変するんでしょうね。
なんといっても、80万羽ですもんね。
*
*
さぁて、ここからは気持ちのいいダウンヒル!
でも、逆回りすると結構な上り坂。(><)
焼尻島、その先には北海道が見えます。
【天売の森】
天売島の中央部には豊かな森が広がります。
道も整備され、ランドナーに程よい未舗装路だったりします。その道も海岸線同様、とてもご機嫌で走ってきたわけですが、京都に戻ってきて調べてみると、江戸時代から明治時代にかけて島の森林がほぼ消滅した時代があったとのこと。深刻な水不足に陥った一時期を、森を育てることで乗り超えてきたそうです。
参考にした資料はこちら。
興味のある方は是非。
休憩舎
無人ですが、入れます。
大きな座敷で休憩も可能。トイレはバイオトイレでした。
自転車で行けなくもないですが、散歩も楽しい。
小鳥もいろんな種類がいましたよ。
森も育ち、そろそろ干ばつも必要なようです。
【オロロン鳥】
正式名ウミガラス。
「オロローン」と鳴くのでオロロン鳥と呼ばれるようになったとどこかで読みました。西側から宗谷岬を目指すサイクルツーリストなら必ず走るオロロンライン。巨大な黒白のペンギンみたいな鳥のオブジェを目にした方も結構おられるんじゃないかな。羽幌町のシンボルなのです。
でも、この鳥には悲しい歴史があります。
戦前は4万羽ものウミガラスが天売島に繁殖に来ていたそうですが、戦後の鰊の乱獲(餌の減少)や、サケマスの流し網漁(網に絡まる)などで激減。更に天敵となるカラスやウミネコの増加に伴い、なんと2008年にはたったの13羽まで減ってしまったそう。
その後、いろんな方の努力によって今年は104羽まで数を戻してきたそうですが、4万羽が13羽ってすごくないですか。
そんな鳥を海から見てきましたよ。
船頭兼ガイドが1人とお客が6人で満席。
島の北側から崖下に向かいます。
海に浮かぶケイマフリ。
崖で子育てをしているのはヒメウ。
この一枚に7羽とその雛が映っています。
こうやって片親がつきっきりで面倒を見る雛は生存率が高いそうです。
緑から濃紺、紫。ホント、美しい。
成鳥の足元に雛のくちばしが見えていますよ。
波の向こうに白黒の鳥。
ウミガラス。オロロン鳥です。
20羽近くの群れのようで、104羽の内、5-6分の1が集結しています。
ガイドさんもちょっと興奮気味。
少しづつ近寄ってくれるのですが。
あ、気づかれた!
「うわー、待ってー。」
利尻をバックに飛び立っていくオロロン鳥たち。
さようなら~。
一瞬の出来事でしたが、貴重な一瞬でした。
ありがとう。
写真を見返してみると、ウミガラスだけでなく、ウトウまで1羽混ざって飛んでいました。こんなことがあるから写真にとるのが楽しい。
天売島だけでずいぶん長くなってしまいました。
小さな島ですが、本当に見どころ一杯です。
特に5月から7月がお勧めです。
*****
【焼尻島】
あと、日本で唯一の羊だけの牧場があるのですが、後継者がおらず、とうとう今年の11月で牧場を閉めるそうです。残念ですね。
***
あれに見えるは天売島。
オンコの荘
国の天然記念物にも指定されている焼尻島の自然林は、この島の中央部からほぼ東半分に広がっています。風の強いこの地で長年生き抜いてきた広葉樹と針葉樹が混然一体となって、独特の樹形へと成長し不思議な雰囲気を作り出しています。
森を抜けると島を横切る「オンコ海道」へ。草原の中の一本道です。
遮るものも無くて利尻島まで見えました。
ずーっとフラワーロード。
6月、最高。
鷹ノ巣園地
北海道も天売島も利尻島も全部見えました。
写真に納まらないスケールでした。
復路
たった10キロを1時間半ほどかけて島を一周しました。
まだ、時間があるのでフェリー乗り場近くの喫茶店で一休み、って閉まってますよ。
ちょっと分かりにくい場所にあるこの茶店、「クローズだけど、ママがいればコーヒーくらい飲ませてくれるよ。」との情報を貰っていたので恐る恐るノックをしてみる。
横浜からのアイターンさんでとてもユニークなマダムがオーナーでした。
楽しく過ごさせていただきました。
*****
この後、羽幌で車に乗り換えて苫前で一泊。
翌日は知床まで400キロのドライブ移動です。ちょっと早めに着いて網走で観光できるかな、とまだまだ盛りだくさんで旅のプランは続きます。
船でゆく北海道
こんばんは。
突然ですが、今夜、親方と専務は一足先に夏のツーリングに出かけます。
行き先は今年も北海道。旅のテーマは「ケイマフリ」。
ご存知の方も少ないかと思いますのでリンクを貼っておきます。
https://www.teuri.jp/_src/898/02keimafuri_photobook.pdf
赤い足の黒い鳥。目の周りだけ白いんです。
天売島や知床の断崖絶壁で子育てするという渡り鳥です。
昨年のツーリングでも見れたら良いな、とは思っていましたが、そもそも9月だと子育てを終えて時期ハズレでしたし、天気が悪くて天売島にも渡れませんでした。
というわけで、今年はガッツリ時期を合わせて「ケイマフリ」に焦点を絞って旅のプランを立てました。まずは小樽から羽幌まで車で向かい、天売島へは自転車だけで再び船で渡ります。そこで2泊した後、知床へ車で移動して知床のケイマフリにも会いに行く予定です。もちろん知床や網走でも自転車で走りますよ。
まずは、これから舞鶴発の新日本海フェリーで小樽に向かいます!
憧れの船旅で憧れの鳥に会いに行くなんて楽しみすぎる。
できるだけレポートできれば良いけど、まずはいつものようにインスタとフェイスブックで流すことになるかな。
6月の北海道は初めてなのでとても楽しみです。
DAY 1
春の島旅 -沖縄・沖永良部島・与論島- (与論島編)
3月1日 沖永良部島和泊港~与論島
午前中は沖永良部島の北東側を散策してから、島を横切るように和泊港へ向かい、沖縄行きの船に乗り込みました。
・和泊港12時発
・与論島13時40分着
宿は港のほぼ対岸に位置する百合が浜前のドミトリー式のゲストハウスです。そこまでは概ね8キロ。この時間だとまずはチェックインを済ませ、それからまた出かけることも可能です。
今回の宿は夕食付ではありません。というか、島のほとんどの宿は朝食も昼食も希望すれば提供してくれますが、夕食は島の中心にあたる茶花地区まで出かける必要があります。幸い、滞在期間中は終日天気が良く、日が暮れてから宿まで8キロほどを自転車で帰ったとしても不便はありませんでしたが、雨だとタクシーを使う必要が出てきます。お風呂に入ってからまた外出するのは面倒な気もしましたが、おそらく旅館業だけが潤わないように、地域おこしの一つなのかな。
【与論港】
2月末から3月なんて、私たちが住む京都の北ではまだ霜が降りたり、雪が舞ったりする頃ですが、ここらはすでに初夏を思わせる日差しです。薄手の長袖か、半そでで大丈夫。
港から走り出して、空港脇の道にほんの少しだけ未舗装路がありました。
【与論城跡】
民俗資料館を兼ねているサザンクロスセンターと隣接しています。
島の一番高いところですので、360度のパノラマで美しい海と町が見渡せます。
城跡の広場にあるこの大きなガジュマルの木は一休みするのにちょうど良い場所でした。3日間の滞在中、結果としてこの城跡には何度も立ち寄ることとなり、カフェではありませんが、「ガジュマルカフェ」と呼んで自動販売機の缶コーヒーで一服していました。というのも、定休日だった施設に再訪したのはもちろん、島を彼方此方巡る際にもこの城跡の脇の道をよく使ったからです。海岸線長23キロの島でしたが、100キロ以上も走り、島を4周以上もしたことになります。この話を島の方にするとみんなとても驚かれました。
【猫の岩】
どうですか?
猫がお魚を食べているように見えますか?
実はこれはたまたま面白いなぁと思って写真に収めていたものを宿のご主人に見せたら「猫の岩」だと教えてもらったものです。あえて場所は明かしませんよ。行かれる方は是非探してみてください。
(実はどこだかよく覚えていない。)
【与論シーサイドガーデン】
作家の森瑤子さんの別荘のお庭がカフェとして開放されています。
今となっては奄美群島国立公園に指定されているエリアなので貴重な施設です。お茶をしなくてもお庭に入るだけで500円必要です。
眼下に砂浜が無く、海の色がひときわきれいなエリアでした。
【百合が浜ビーチ】
小さな島ですが、ビーチはなんと60もあるそうで、それぞれにこんな素敵なゲートがあります。特にこの百合が浜ビーチのゲートを抜けたところには地元のおばあたちが営む手作り品の露店があり面白いです。今回の宿はちょうどこのビーチの真ん前にあり、マリンスポーツの受付もこの近所でできます。
最終日の午前中にグラスボートに乗りました。海の色がまた違いますね。
朝散歩
砂浜は生命力あふれるシマアザミが浜を這う小さなウミガメのようです。
雲の切れ間から朝日。
毎朝この場所でサンシンの練習をしているという方に出会いました。
この写真の一番左の端のあたりから歩いてきた私たちをずっと見ていたらしく「まさかここまで歩いてくるとは思わなかった」と話が弾みました。で、なんと、一曲披露してくださったんです。とても良い思い出になりました。エレキサンシンというそうですよ。
もう一人の方はこの岩場に毎朝少しづつ砂を運んでいるという方です。
確かに朝日を眺めながらサンシンを弾くには絶好の舞台ですね。
【島の特産品】
サトウキビは正に収穫の真っ最中でした。
多くは刈り取り機を使って収穫していましたが、中には手で刈り取っておられる方もおられました。
手で刈っておられた方に話を聞くと、刈り取り機を使うと1日につき7,000円から10,000円も費用がかかるから自分で刈っているそうな。更に聞くと、1キロ20円でしか買ってもらえんのに機械なんか入れられない。どうしても刈りにくい場所はやってもらうけど、あとは自分でぼちぼち健康の為じゃ思うてやってる、とのこと。
写真の一束が100キロくらい、ということは2,000円。。。すでに1週間ほどかかっているそうです。
ちょっと高いな、と思っていた奄美のお砂糖を帰りに迷わず買いました。
そして、大事に使おう。
島内の製糖所。
ふんわり甘い香りがしました。収穫されたサトウキビはすべてここに運ばれるようです。
【ハミゴーパンタ展望所】
島の南側は崖になっていて、道は適度なアップダウンがあり、自転車で走るにはとても気持ちに良い道です。展望所からは沖縄本島が良く見えました。
その近くには沖縄返還40周年の記念に沖縄の国頭村から贈られたヤンバルクイナの像があります。
与論島の民俗博物館でも、沖縄の博物館でも、更には旅の合間に読み聞いていた「宝島」の中にも、かつては分断されていたこの地域の苦労や残酷さに多く触れられていました。今、こうやって自由に船旅を楽しめる平和な時代を喜ぶ半面、地球のどこかで同じような悲劇が今もなお続いていることを考えてしまう。
きれいな海の他にもいろいろ見るべきもの、知るべきことがある旅でした。
因みに、私たちの自転車のタイヤは今度発売予定の「ルート・フォレスティエール」です。
*****
ここからは鳥のお話。
リュウキュウメジロ
普通のメジロに比べてお腹の羽が白いのが特徴のようです。
ジョウビタキ
こんなスマートなジョウビタキは初めて見ました。
家の近くでもよく見られる鳥なのですが、冬鳥でもっと真ん丸なんですよ。↓
チラチラ舞っているのは雪。冬の羽毛で真ん丸です。
そして、ムナグロ。
空き地に数羽で群れていました。
初めて見る鳥は大抵グーグルレンズなんかで調べるとすぐわかるのですが、これは調べてもはっきりわからず、結局、沖縄の博物館で判明したのでした。
春の島旅 -沖縄・沖永良部島・与論島- (沖永良部島編)
2月28日 沖縄本部~沖永良部伊延港~田皆崎~沖永良部和泊・コチンダホテル
3月1日 沖永良部島和泊港~与論島
フェリーで沖永良部島へ。
朝の7時に那覇を出たフェリーは本部港に9時に入港、9時20分に出港するスケジュールです。乗船手続きは1時間前までに済ましておく必要があるので、港には8時20分には着いてチケットを購入し、乗り込み場所で待機することになります。今回はそれほど混んでは無かったのですが、混雑時は事前予約が必要な時期もあるようです。要注意ですね。
前夜のホテルから港までは6キロ程度ですので8時にチェックアウトしても間に合います。
思っていたより大きな船でちょっとビックリしました。
日常の足として利用される方や、貨物の運搬など、島々をつなぐ欠かせない交通手段なんですね。これだと揺れも少なくて快適そうです。
***
でも、そもそも、なんで沖永良部?
当初の親方が立てたプランでは沖縄2泊、与論島3泊だったのです。
でも、周回して20数キロしかない島に3泊??
私「3泊も何するの?」
親方「たそがれるの。」
少し前に見た映画の受け売りで答えが返ってきました。
その映画を一緒に見ていた私も島のイメージが偏ってしまっていて、「これはまずい。。」と内心思いました。実際に地図を何度見ても、自転車ですべての名所・観光地を回ったとしても1日もあれば十分な規模のように見えたのです。
絶対に退屈のあまり仕事をしだすか、最終的にケンカになる!!
実際はそんなことは全然なかったのですが、なんだかもったいない気がして与論島の北に位置する少し大きな島にも立ち寄ることとしたのです。沖永良部島は周回しても60キロありません。しかも、予約が取れた宿は別館で「島のサイクルズ」として島内サイクリングにも力を入れている様子です。
***
さぁて、沖永良部島までは与論島経由で5時間の船旅です。
今年のラリーグランボアの記念品の「旅する手帳」に旅の記録をしたため、海と空を見ながらオーディブルで物語の世界に浸れるなんて、本当に贅沢な時間でした。
20-30代のころは人並みに読書も楽しんできて大好きだったのに、振り返ればここ何年もの間、こんなに没頭して本を読むことが無かったなぁ。今となっては実際に細かい文字を追い続けたりできないし、大きなハードカバーの本は手に持った時点で読むことを断念してしまうことが多かった。それが、「聞く」という作業で長編作を読破することができるのです。しかも、この時に聞いていた「宝島」は沖縄の方言がセリフに多用されていて、沖縄出身のナレーターの読み聞かせがとても有効でした。
オーディブルなどの「朗読ツール」は私にとって、今や日常の救世主的なツールです。通勤時間や家事、仕事場での単純作業、お風呂タイムに欠かせない物となりました。スピーカーを使うことで同じ本を同じタイミングで共有できるのも良いですよ。この数ヶ月で何冊も読むことができました。
オーディブルで読んだこの本があまりに面白くて思わず実際の本も買ってしまった。買ったと言っても中古書店で192円。
さて、そんな有意義な5時間を過ごして沖永良部島に着いたのですが、なんと、予定していた太平洋側の和泊港ではなく、東シナ海側の伊延港に着くとのアナウンス!!
私たちはこの伊延港の存在すら認識しておらず、ちょっと慌てました。でも、お天気や潮の流れで割と頻繁に着く港が変わるようで、ほとんどの方は平然とされています。まあ、そうですよね、この2つの港は最短距離で3キロほどで、車だとなんてことない距離ですから。でも、自転車旅では要注意事項です。特に乗船時もどちらの港から出るのかは当日の数時間前じゃないと分からないそうですから。
船を降りて走り始めたのは2時すぎでした。
当初の予定では港の近くの宿に荷物を置いてから適当に往復しようと思っていましたが、島の南側をぐるっと走ることになりました。
結果的にこの方が良かった。翌日の午前中に島の北側を走ればちょうど一周できます。
いきなり南国感満載の植生が迎えてくれました。
芭蕉の木。バナナ?
鳥も違いますよ。
日本の里山のお友達、トビは1羽もみませんでした。その代わり、、、
日頃見ない鳥を見られるだけで嬉しくなってきます。
走りはじめてすぐに気が付きましたが、島のメインの県道を走っていたのでは肝心の海が見えない。来たからにはやはり海沿いを走りたいので脇道から浜へ向かおうとすると畑作業されていた地元の方がウミガメがいるという浜を教えてくれました。
うーん、どれどれ。
目を凝らしてしばらく眺めていましたが、見つけられません。
それにしても見たことない海の色。
後から聞くにはカメは満潮時に藻を食べにこの場所までやって来るんだとか。当然ですが、行けば必ず会えるものではありません。右端に唯一写っているのはウミウ。
半崎
ヤギ一家、放牧中?
田皆岬の灯台が見えました。
折角目的地に着いたのに海の写真がありません。。。
というのも、本当の岬へはここから歩いていく必要があり、時間的に諦めました。でも、今思えば行けばよかったな。
島の西側。
サトウキビ畑は正に収穫の真っ最中でした。
親方の自転車は去年のJBTで前野店長が乗ったステンレス車。最近は好んでこれを乗っているような気がする。
この日はここで17時30分くらい。宿に入れたのは18時を回っていました。
やはり、観光しながらだとちょっと余裕がなかったな。。
*****
翌朝。
まずは展望台へ。
眼下に見える公園の花壇にはユリの苗がびっしり。
街のあちこちで見かけたものと同じです。調べると「えらぶユリ」と呼ばれる沖永良部島の特産品だそうですよ。
花の時期は素晴らしいでしょうね。
沖永良部空港
手前の畑には田芋が植えられています。
このお芋を原料にしたお菓子はとても美味しかった。古くから沖永良部島と与論島で先祖供養や神事でも使われてきた特産品だそうです。
前日の夕食で入った串カツ屋さんで、最近は近くにクジラの親子がいて割と頻繁に目撃されているという情報を貰いました。で、期待に胸を膨らませ向かうことに。
子供がいるので30分に一度は息継ぎに上がってくるよ、と教えてもらったのでしばらくいましたが、結局クジラには会えませんでした。海次第で東シナ海と太平洋を行ったり来たりしているそうです。
ただただのどかできれいな海。その海の向こうの島影は徳之島。
クジラもウミガメも見れませんでしたが、なんだか満足して港へ向かいました。その道中に日本一のガジュマルの木があると言うので立ち寄りました。
現役の小学校の敷地内ですので、職員の方に許可を取って中に入らせていただいてます。
子供たちもいましたが、みんな元気で、キチンと挨拶してくれて、ガジュマルの木と共にそんな事にも心が温かくなりました。
ざっと駆け足で巡った沖永良部島。
2-3泊すればクジラにもウミガメにも会えたんでしょうね。
*****
【宿泊情報】コチンダホテル
「コチンダ」って「東風平」って書くようです。「ひがし風」「はるかぜ」を意味する沖縄の言葉。
赤い瓦屋根の長屋風のコテージ。中央にはガジュマルの木。食事は朝食のみ。喫茶やアメニティーグッズなどはコテージの共有スペースにまとめられています。
宿のチェックインとチェックアウトは「島のサイクルズ」で。
気さくなご主人が食事の場所や島の見どころなど教えてくれますよ。
レンタサイクルもあり〼。
次は与論島編です。
留萌から宗谷 ~稚内・宗谷~
朝食前の散歩。
日が昇り始めたところでしたが、すでに良いお天気。
港では島への往復時に乗った2艘の船が停泊しています。
【稚内港北防波堤ドーム】
ホテルは稚内の歴史的建造物のすぐ近くでした。
この半ドーム状の建造物は、かつて樺太が日本だったころ、宗谷本線から樺太行の連絡船へと乗り継ぐ人たちにとっての発着場となっており、その鉄道や道路を雨風から守っていた防波堤でもありました。実際に使用されていた期間は短かったようですが、当時の賑わいが想像できるモダンで立派な作りです。
<画像=wow50より>
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9月15日 稚内~宗谷岬
いよいよ旅の最終目的地の宗谷岬まで走る日です。距離は寄り道しても60kmほど、見所は最北端の宗谷岬くらい?
実は2人ともサロベツ・礼文・利尻と走り終えて「もう、旅のクライマックスは終えた」と思っていました。もっと白状すると、「最北端」というワードに興味が薄い私は「もう帰ってもいいんじゃないの?」とすら思っていました。稚内空港はもうすぐそこです。ですが、なんの、なんの、この日のコース上も心震える見どころがいくつもありました。帰りの飛行機を翌日に控えて、旅の余韻を楽しむどころか大はしゃぎの一日となったのでした。
寄り道は宗谷ふれあい公園展望台、大沼、宗谷岬、宗谷丘陵、白い道など。
昼食と宿泊はペンション亜留芽利亜。
出発前。
今回の旅は全く自転車のトラブルはありませんでした。パンクすらしなかったのですが、10日も海沿いを走るとペダリングに違和感が出てきました。コツコツ当たるような感じがしたり、実際にペダルを回すたびに音がして気になります。
そんな時はこれ。軽く汚れを拭きとって数滴チェーンに差すだけです。旅先では特に携帯用の19mlが便利ですよ。自転車も全体的にうっすら白く汚れていたのでサッとお掃除。手指消毒用のウェットティッシュはこんな時にも役立ちます。
宗谷湾の向こうには宗谷岬、反対側は大沼の向こうに利尻山が見渡せます。丘の上の展望広場は思っていたより広くてとても気持ちの良い場所でした。
この日の利尻もきれいでした。
大沼の畔の野鳥観察小屋。
野鳥はカモすらおらず。。。
渡り鳥が来る頃だと壮観でしょうね。。
いろんな利尻山の宗谷バージョン。
水鳥が立てるくらいの遠浅の海と利尻山のコラボレーション。秋の午前中の柔らかい光が反射する水面の向こうの利尻山は神々しいほどです。実は私は今回の旅でここから見た利尻山に一番感動しました。めっちゃ好みです。
そして、ここにもアザラシの群れ!
海の色が変わる手前のところでたくさん寝転んでいました。宿の方によると日によってはトドも見られるそうですよ。
【宗谷岬】
お馴染みのモニュメントの前はやはり人気です。
でもそこから宗谷岬平和公園まで上がるとまた違った景色が広がりますよ。
海側には北海道での酪農の発展を記念するあけぼの像。海の向こうにはうっすらサハリン(樺太)も見えています。
丘側にすっくと立つ塔は祈りの塔。
トイレや売店、食堂などの他に広場にはこういったいくつかの記念碑が設置されています。そして、その中をなぜか野生のシカが闊歩してました。
平和公園からは最北端のモニュメントも見えました。更に最北端度が増しますね~。
ここには平和の象徴としてアルメリアという花が植えられています。
稚内市内の至るところでみられるようになったアルメリアの花は、ここ宗谷岬平和公園に植えたのがはじまりで、毎年、夏には美しいピンクの花がこの公園を埋め尽くすとのこと。
また、この日の宿は「ペンションアルメリア」と言ってこの花に因んでいるそうです。
【宗谷丘陵】
平和公園から更に内陸へ進むと広大な丘陵地帯を利用した牧場が広がります。結構アップダウンがありますが、開放的でスケールの大きな景色が楽しめます。最北端に来られた方はぜひ少し寄り道をして牧場まで足を延ばすと良いですよ。この先の「白い道」も含めて周回しても30kmほどです。
【白い道】
町の名産品でもあるホタテの貝殻を敷き詰めた、文字通り白い道。ダイナミックな牧草地の丘陵地帯に突如として現れます。もうすでに知る人ぞ知る観光名所となっていますので車やバイクで訪れる人も結構おられました。自転車だとアップダウンがそこそこあるのと、貝殻を敷き詰めたダート道という事でロードバイクやママチャリではちょっと厳しい。まさしくランドナーが得意とする道ですね。自転車できていたのは私たちだけでした。
ツーリングに来てここを走らずに通り過ぎるなんてかなりもったいないかも。
11泊したお宿の中でホームページから一番イメージが掴みづらかったのはこのお宿でした。
宗谷湾に面する立地でロケーションは最高。でも、洋風なの? 和風なの? 宿の名前が意味することは? ペンションだけど大衆食堂もやってるの? と謎がいっぱいでした。でも、実際に行ってみると居心地の良い、とても良心的な宿、兼レストランでした。おそらくこのお宿の名前の意味が謎を解くカギだったのかな。この地で平和を願う花として植えられてきたアルメリアが由来となっています。私たちはスペインの都市名と勘違いしていましたからさらに混乱しました。
宿泊だけでなく、お昼は食堂もされているのでとてもありがたい。私たちは稚内から走り出して途中お昼をここでいただき、荷物も置かせていただきました。で、走り終えて戻ってきたら喫茶でコーヒーをいただいてくつろげました。(本当はレストランの時間は14時までだったようですが気持ちよく対応してくれました。)
で、全部の旅程を無事に走り終えて感慨に浸っている私たちのところに女将が話しかけてきたんです。
女将 「五右衛門風呂いかがですか?」
親方+専務 「・・・??」
女将 「今日はお湯も入れ替えたし是非どうぞ。」
親方+専務 「いやいやいやいや。」
お宿の湾側に確かに五右衛門風呂があるのはお昼ご飯の時にも目にしていました。ようするに宿の食堂の大きな窓から海原が見渡せるのですが、その浜の一角というか、一番いい場所にそのお風呂はありました。
女将 「大人3人くらいだと余裕で入れますよ。お二人でどうぞ。」
親方+専務 「いやいやいやいや!! 」
女将 「皆さん、そう言いつつも入るととても喜ばれるんです。水着も無料でお貸しします。」
専務 「いやいやいやいやいやいやいやいや!! とんでもない!!!」
親方 「・・・。」
女将 「大丈夫です。皆さん、慣れたら何度も入りたくなるんです。女性用もありますよ。」
専務 「いやいやいやいやいやいやいや。。。」
というやり取りを10分くらいして親方が五右衛門風呂をいただくことになったのでした。
寒くなく、暑くなく、確かに露天風呂日和。海も利尻山も湯船から独り占めです。
しかも、夕暮が近づくにつれ太陽の周りに「ハロ」が現れました。
近づいてきている台風の影響で北海道のお天気もこの日を境に下り坂。そんな旅の最終日にこんな貴重な体験をさせていただいたのでした。
ペンション亜留芽利亜さん、サービス満点! おススメです。
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9月16日 ペンション亜留芽利亜~稚内空港
ANA羽田経由伊丹行きは13:15発。
空港には11時30分に着けば、輪行したとしても余裕です。空港の近所の北の桜守パークに立ち寄る予定にしてあったので前の晩に「北の桜守」の映画を見ておきましたが、あえて立寄る必要は無かったかな。映画は良い映画でしたよ。
それより、メグマ沼に向かう道が良かった。例によって親方が地図を眺めていて決めたルートですが、牧場内を突っ切る農道(ダート)です。
いきなり牛の朝の横断に出会いました。すべての牛が牧場に出るまで10分くらいかな。
そして、その出てきた牛たちが興味津々で私の近くに集まってきました。
丈のある草と小さな溝で隔てられているとはいえちょっとソワソワします。。しかも、私が走り出すと彼らも一緒にドッドッドッと後を追って一緒に走り出したんです。親方、後ろで見ていて大喜び。牛も自転車が珍しかったんですね。
牧場らしい景色が広がります。
牧場の管理者さんが右下に写ってますよ。(^^)
このダートはたぶん2-3kmほど。楽しい道でした。
【メグマ沼自然公園】
メグマ沼は海跡湖で、海だったところが地形の変動によって切り離されてできた湖。その湖の周りには日本最北の湿原が広がっています。木道が整備されていて、湖畔を歩くことができるようになっていたので自転車を置いてお散歩してきました。
我ながらとても楽しそうです。後ろは宗谷岬が写っています。
そして、これがこの旅で撮影した最後の利尻山。
お天気は今一つでしたがしっかりその姿を見せてくれていました。
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実は、親方には見たい利尻山の姿がもうひとつありました。
それは飛行機から見る利尻山。
その日、台風が近づいていたものの山に雲はかかっておらずチャンスでした。
飛行機に乗るまでウキウキ、ワクワク。
でも、なんと、座ったシートは機体の左側!!!
座席の予約の時に左右を間違えてしまいせっかくのチャンスを逃してしまったのです。。。
チーン。。
それまでウキウキしていた親方は見れないと分かったとたん意気消沈したのでした。(笑)
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いよいよ日本も行動制限が解除され、自由に旅ができるようになりつつありますね。
ほんと、嬉しいです。
振り返れば3年もの間、世界中で人の往来が制限されてしまい、世の中が大きく変わりました。ネットの発達によって簡単に情報は得られるし、会わなくても人と人がつながることができる時代です。ですが、でもね、やっぱり、ちゃんと現地に立ち、人と会うことが大切だとしみじみ感じます。会うだけで、その場に立つだけで、言葉だけでは伝えられない、伝わらないことが、一瞬にして理解できることがたくさんあります。自分の足で立ち、自分の目で見、自分の心で感じることがやっぱり大切です。
旅に出ましょう。
そして、旅の相棒にはランドナーがぴったりです。今回、礼文島で泊まった花れぶんの女将が私たちの旅姿を見て「なんてシンプルな旅」と絶賛してくれました。ずっとランドナーに乗ってこられた方にとっては当たり前のことですが、自転車にスマートに荷物を負わせ、自分たちは身軽に旅ができるランドナーは誰が見ても機能美に溢れているのです。
京都にお越しの際はアイズバイシクルにもお立ち寄りください。
イベントもいろいろ予定しています。
10月22日 京王閣フリーマーケット
10月30日 岐阜羽島サイクルフリーマーケット
11月3日 コンセントラリー「おにゅう峠」(アイズバイシクル主催)
11月23日 タンデム学会(アイズバイシクル主催)
皆様に直接お会いできるのをスタッフ一同楽しみにしています。