輪行体験コース
先日のアメリカからのお客様。
実は古くからのお客様で、2台目のグランボアのご注文です。そして、3台目は奥様用にご注文いただきましたが、ちょうど同伴された11歳になる息子さんが同じサイズ。我々とのスケジュールも合い、初めて尽くしの親子ツーリングが実現できる運びとなりました。
The debut of the youngest GrandBois user.
初めてのランドナーに跨るデイビット君。お母様用に誂えたものとはいえ、最年少のグランボアユーザーデビューです。
さぁ、今日のコースはこちら。
アイズバイシクルスタートで嵐山方面へ向かい、保津峡、六丁峠、神明峠、ゆずの里水尾をぬけて越畑でおそば、帰りは紅葉峠からJR山陰線の八木駅へ下りてくるコースです。もちろん周回コースも採れますが、あえて輪行で京都に戻る「輪行体験コース」となっています。
On the bridge in front of the Hozukyo tram train station.
保津峡駅前の橋の上で。タイミングが合えばトロッコ列車や保津川下りの船などと出会えます。この日はたまたま来日して京都に滞在していたヤンも一緒に楽しみました。ただし彼はアイズバイシクルスタートではありませんよ。約50キロ離れた美山からアイズバイシクルまで自転車でやって来て、それから合流しています。
Rokucho pass, short but steep.
六丁峠。短いですが結構急な上り坂があります。
Let’s go down!
デイビット君。 初めてのダブルレバーもお父さんに教わりながら早くもマスターしてしまいました。若いって良いな。
In the forest of Cypres. We prefer to ride this course especially in Summer because can ride in the shadow of tall trees.
私たちはこのコースは夏の盛りに好んで使います。だって、大きな木立の中を走るので日陰の割合が多いのです。
We can walk when the road is too steep!
急な上り坂も皆で押せば怖くはありません。ヤンもとても楽しそうです。
Jinmyo pass
神明峠。
Even in the rain, it was so fun. because it was not cold and the sunshine was there!
終日どんよりとしたお天気で時々雨にも降られてしまいましたが、ちょうどお昼時だったり、雨具の用意もあったのでむしろ楽しい思い出のひとつとなりました。
SOBA lunch at Koshihata.
たくさんの照る照る坊主も今日はむなしく。。。でもおそばは美味しかったし、デザートのプリンも。。!ん!? チョコ君、フロントバックのゴム、変だね。
The cross point to the Momiji pass.
紅葉峠への曲がり角。桜ももう終盤です。
The view point area at the Momiji pass.
紅葉峠
GrandBois a la carte
たくさんのグランボアが集まりましたので少し寄ってみました。(^^)
RINKO lecture at the Yagi station
八木駅前で輪行実践講習!
ピーターさんのグランボアは610ミリと大きなフレームですのでフォーク抜き輪行。デイビット君のは510ミリですのでより簡単なER輪行で。
RINKO touring completed!
距離的には30キロほどですので短いツーリングコースですが、二人にとっては”初めて”の事がたくさんあったことと思います。特にデイビット君にとっては。。
でも、本来、お母様用の自転車でしたが、嬉しいことにデイビット君がこのまま乗り続けることになったそうです。ようするに気に入ってくれたってこと!実際に乗れる期間は数年かもしれませんが、彼にとっての最初のランドナーがグランボアに決まってとても光栄です。
*****
この話の続きでとてもタイムリーなムック本が発売されましたのでお知らせします。
ついにグランボアが表紙を飾りましたよ!
お店の紹介だけでなく、ER輪行の手順も紹介してもらっています。中の広告にも注目してね!
お急ぎの方はこちらで。アイズでも近日、ショッピングサイトでお買い求めできるようにします。
春一番、瀬戸内ゆめしまツアー
2月さいごの定休日、アイズバイシクルのスタッフ5人で春一番のサイクリングに出かけました。
旅先は瀬戸内海しまなみ海道の因島。
去年の秋に結婚した私の大学時代のサイクリングサークルの仲間が因島に住んでいて、春になったら会いにいきたいなぁとぼんやり考えていました。
「どこか走りにいきませんか?」という誘いに、「寒いとこ嫌やし、行くならしまなみ海道かな」ということで話はまとまり、因島の友人を訪ねる小旅行が決まりました。
自転車持って行くよというと、友人がこんな地図を事前に作って送ってくれました。
学生時代にもしまなみ海道を自転車で走ったことがありました。
そのときは尾道から今治まで、約70キロの道のりを、風をきって一生懸命にペダルを漕いだ記憶があります。(しかも四国に大寒波がきている最中!)
青い海と空のなか、島から島へと大きな白い橋のうえを走っていく。それはとても爽やかで気持ちのいいものでしたが、なかなか体力のいる行程でもあったな、、と思い返しました。
でも今回のサイクリングは、いままで私が経験したことのないサイクリングのやり方でした。
大人ツアーのはじまりです。
今回の旅は、因島を拠点に、フェリーや橋をを使って周辺の島々をゆったり走るなんとものんびりとしたツーリング。
出発日当日、店長の運転するハイエースに自転車を5台乗せ、朝9時に京都アイズバイシクルを出発。
尾道に着いて、そのまましまなみ海道を車で渡り、14時ごろ因島に到着。
一日目も二日目もお昼ご飯を食べてから3~4時間のゆったりまったりサイクリング。
店長は「フェリーで上陸する」ことが好きなようで、ちょっとはしゃいでいます。
いちいち止まって写真を撮ったり、浜辺で話し込んだり、本当にめいっぱいの「ゆっくり」さ加減。
それでも5つの島を渡り、瀬戸内ならではの柑橘や広島焼きも食べました。
(因島にはたくさん粉もんのお店がありました!友人に連れて行ってもらったお店美味しかった!)
海と空が夕日で染まっていくのを、のんびり眺められるほどの時間の余裕もありました。
「自転車で走る」と聞くと、爽やかで気持ちよさそう!というイメージと、疲れるなぁ・ちょっとたいそうだなぁというイメージがあると思います。
もちろん、一日中、一生懸命に走って汗をかく、それもめちゃくちゃ気持ちいいものですが、
今回のこの旅のように、
自転車に乗って走っているときも、わたしの休憩タイムなんだなぁ、
そんなふうに感じるサイクリングのやり方を初めて知ったような気がしました。
京都で寒がって丸まっていたわたしを、どっか行きませんかと連れ出してくれた店長とアルバイトスタッフのみんな、休みを取って因島で待っていてくれた友人たちに感謝します。
やっぱり、外に出られるときは出て遊びに行くに限りますね!
このあたりはコースもいろいろなバリエーションで作りやすそうで、サイクリングを楽しむにはもってこいの場所。
ちなみに私たちのサイクリングコースはこちらです。
【1日目】
【2日目】
3月末までならサイクリストに嬉しいこんな割引サービスも!
春休みの小旅行にぜひいかがですか。いい春が来ています!
Pettit RENDEZ-VOUS Alex SINGER
12月23日が近づいてまいりました。
今年もいつもの場所に集まっていつもと同じコースを走りたいと思っています。サンジェをお持ちの方はぜひサンジェでお集まりください。
晩秋好日
11月24(月・祝)はアイズラリーでした。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
▲おおい道の駅にてご参加の皆様と。
お昼ごはん(250円のごはんセット+売店で調達したお刺身)のあと、ここの芝生でゆっくり休憩しました。
▲集合/解散場所は名田庄道の駅でした。
車に自転車を積み込むのが皆様とてもスムーズで、これぞ大人のランなんだ!とびっくりしていました。
ラリーのコースは、こちらをご覧ください。
9月の景色と見比べると、同じコースでも趣が違って面白いですね。
私にとって初めてのアイズラリーで、
出発したときには緊張しながら走りはじめたのですが、みなさま気さくに話してくださり、とても嬉しく感じました。
自転車について、走り方について、ご自身が学生のころのお話、今どんなふうに自転車を楽しんでいらっしゃるか。。
サイクリングの楽しさを思い出した一日でもありました。
あたたかな、いい一日だったねと店長と話しながら京都へ帰りました。
本当にありがとうございます。
11月も残すところあと2日。
あっという間に年末を迎えそうです。
が、日々是好日。穏やかな晩秋の日差しを思い出しながら、気持ちよく過ごしていきたいです。
Go Slow!
今回のイタリアツーリングに際して親方が事前に用意したものは5万分の1の地図だけでなく、ある一冊の書籍でした。
- 「スローシティ」世界の均質化と闘うイタリアの小さな町 (光文社新書)
スローフードという言葉は知っていてもスローシティって言葉はこの本ではじめて知りました。少しかいつまむと1950-70年代にかけて過疎に悩んでいたイタリアの小さな村々がどうやって誰もが魅力を感じる村々の集まりに変わったのか。。。生活の質を守るために何を大事にしたのか。町の景観を守るために何を大切にしたのか。なんてことが書かれているのです。
エロイカの会場となっているキャンティ地方のガイオーレという町も人口3000人ほどの小さな町で地域としてはそのスローシティと呼ばれる地域の代表格、トスカーナに位置しています。スローライド、スロービジネス(???)をモットーとするアイズにピッタリ!
というわけで折角だからトスカーナを満喫しようと親方が選んだ宿泊先はガイオーレから80キロほど離れたピエンツァのアグリツーリズモと呼ばれる農家民宿でした。こういった宿も先日ご紹介したブッキングドットコムで予約ができるので助かります。
オーナーが生活する母屋と隣接するゲストルームは貸し別荘といってもいいほどプライベートが確保されていました。しかも4泊しましたが室内清掃やアメニティの補充などもきちんとしてくださり、とても気持ちよくすごす事ができました。おまけにちゃんとWiFiもとてもスムーズに使えたのですよ。
しかも、目の前はこの風景です。
写真には納まりきらない広大な風景が広がっています。朝に夕にここに佇んでは何枚も写真を撮りました。
お世話になった奥様。触らせてもらえませんでしたがここにも猫が3匹もいて和みました。そして贅沢なことに帰りにお土産に自家製オリーブオイルを分けていただきましたよ!また、ぜひ泊まりたい宿です。
*****
さて、そんな宿を拠点に我々が走ったコースのひとつがこれ。
午後は再びエロイカの市を見物をする予定でしたのでガイオーレの北西5キロほどに位置するラッダまで車で移動して 30キロほどの周回を取りました。
Radda in Chanti
ただし、走行距離30キロに対して標高差600メートル以上。プロフィールマップでも勾配のきついところが結構あるのがお分かりいただけると思います。
イタリアの村々はご覧のとおりほとんどが丘の上。自転車でめぐるのはなかなか大変なのですよ。
そして、憧れていたこの白い道。
狙ったとおりの道の展開に親方は大喜び。往時に思いをはせながら走り抜けるのはとても楽しかった。エロイカというヴィンテージバイクのお祭りが何年も続いていることに納得です。でも、私は「30Cで来てよかった。」とつくづく思いましたけどね。パンクもせずよく振動を吸収してくれました。
昼食をとったPanzano in Chanti
お昼を食べたらまた下ってまた上らなくては。。平らなところがほとんど無いのです。
オリーブとシプレ(糸杉)の並木。どれもが印象深い風景です。
イタリアツーリングの話はあとひとつ。気長にもう少しお付き合いくださいませ。